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首都突入

昨日は地元のマラソンに出場。三キロジョギングですけど。そして抽選会がありスポーツバックが当たりました。欲しかったからラッキーです。

一日で変わり果てた帝国の首都に久遠達は絶句した。首都の住人が逃げ出してから一日でここまで変わるものなのかと思った。


だが、久遠達が今見ている光景は現実であり、変えようもない真実である。


魔族は魔族と戦い、人間は人間と戦い殺しあっていた。


「何としても生き残り王にこの命を捧げる!!」

「貴様に出来るかな?王に仕えるのは貴様ではなくこの俺だ!」


など、色々なことを言いながら武器を使い、魔法を放ち戦っていた。


こうなってしまった以上、止めるには元凶を絶つしかない。いくら規格外である久遠達でも精神を操られた者を元に戻すことは出来ない。元凶・・・あの残念勇者を殺すしかない。


ただ、問題も出てくる。それは、帝国は誰が治めるのかである。それに、生き残った者がどの様に記憶が残るかもわからない。手を出さずにいればいずれ他の国にも刃を剥くだろう。そうなればこの世界は・・・崩壊してしまう。


久遠がどこまで考えているかは分からないが、まずはこの無駄な争いを止めるために動くことを決意した。


「さて、この中を行くんだが・・・本当にいいんだな?」


今一度久遠は華音、亜里沙、カルディナ、楠葉に確認をする。


「もちろんだよ。こんなの日本で仕事をしているときによくあったから問題ないよ。」

「いや、そういう意味じゃないんだが?」

「私は、久遠君が行くとこに付いていくだけだ。それが戦場であれ、ベッドの上であれ変わらないよ?」

「姉さん、流石に後者は違うと思いますが?」

「そうだぞ、華音殿。ベッドの上は皆の場所だ。」

「楠葉さんも場違いな発言はしないでください。兎も角、私も兄さんの行くとこについていきます。」

「私とて主殿の向かうところについていく。それが妻としての役目だ。」

「私は、お父様の娘でありメイドですから何処までもお供致します。」


久遠は、華音達を見ながら自分には勿体無いと思った。ここまで慕ってくれる存在(ひと)がいるのだと改めて嬉しく思った。


「ありがとう。なら、さっさと終わらせるか。」

「「「「はい!!」」」」



久遠達は残念勇者がいるであろう城への最短ルートを選択した。そのため、一番の激戦区を通ることになった。


久遠達に気付いた人間は久遠達に襲いかかってきた。だが、ここで今まで同族しか相手にしなかった魔族も久遠達に襲いかかってきたのである。


「まさか、私達が来たら襲うように操られているのでは?」


ちなみに、全員の武器は近接戦闘用を使用している。ただ、亜里沙だけは右手に剣、左手に魔銃を持っている。


「案外、そうかも知れないね?どう思う、久遠君?」

「有り得るな。まぁ、直接本人に聞けばいいだけだ。」


喋りながらではあるが、次々に襲い来る者達を切り伏せていく久遠達。斬られた者は次々に生き絶えていく。今回に限り久遠達は容赦はしない。如何に操られていたとしても・・・。


「主殿、流石にこれでは埒があかない。ここは、私とカルディナ殿で受け持つ。だから、先に行かれよ。」

「不本意ですが仕方ありませんね。お父様、お母様、アリサ様。ここはお任せください。」


そう言うと楠葉とカルディナは久遠達の前に出て城までの道を切り開こうとした。


「浄破○焼闇!!」


楠葉が道を作り、


「メテ○スウォ○ム!!」


カルディナは、道の脇にいる者を排除した。こうして、城までの道はできた。


「後は任せた。絶対に生き残れよ!」

「二人とも無理しちゃ駄目だからね?」

「終わったら宴会でもしましょう。」


久遠、華音、亜里沙は城を目指し走った。残った楠葉、カルディナは三人を見送ると改めて周りを見渡した。


「カルディナ殿、数が増えていないか?」

「増えてますね。クズハ様があんな奥義を使うからですよ?」

「何を言うか!カルディナ殿だってテイ○ズの奥義を使ったであろう?しかも、建物まで巻き込んで!」

「では、次は違う奥義(ネタ)でいきますか?」

「そうだな、流石に同じものばかりではつまらんしな。」


何故か奥義(ネタ)の出しあいに発展した。


「では、次は私からですね。魔竜○火咆!!」


カルディナは右手から魔法を繰り出す。


「ス○イヤーズ?しかも、魔○王ガ○ヴ?」

「あら、いけませんか?同じ種族ですよ?」

「くっ、なら私も負けていられないな。」


そう言うと楠葉は両手を前に出した。


「ギガ・ス○イブ!!」


楠葉が使った魔法は金○の魔王の力を借りた魔法。普通は使えないはずなのだが・・・。


「クズハ様こそ、どこぞの美少女天才魔導師ですか?明らかにおかしいですよね?」

「うん?それはお約束だから気にしないぞ?」


なんやかんや言いながら倒していく楠葉とカルディナ。この後も近接戦闘での奥義(ネタ)魔法(ネタ)が続いた。




楠葉とカルディナが戦闘を再開した頃、久遠達はようやく城に辿り着いた。

言い訳はしません。ですが、これだけは言わせてください。テ○ルズが好きです。そしてスレ○ヤーズも好きです。

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