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三度目の異世界で夫婦は何をする?  作者: 小鳥遊詩音
神霊国アゼディア編
31/133

訓練の終わり

ブクマ、評価などしていただけるとありがたいです

久遠達による騎士団、魔法師団の地獄の訓練が開始されてから早二ヶ月が経った。


両団共に脱落者は無く鍛え上げられた。


騎士団は、この二ヶ月で強化魔法を用いて一対多数での模擬戦まで出来るようになり力をつけた。


「この二ヶ月、良く頑張ったね。お疲れ様。」

「「イエス、マム!!」」

「さて、残りの時間だけど魔法師団との連携に時間を当てるからそのつもりでね。午前中は、今までと変わらないけど午後から連携の練習をするから。」

「「イエス、マム!!」」


と、今後の予定を華音が騎士団に話をしていると訓練場に亜里沙率いる魔法師団が姿を現す。


「姉さん、今後の予定を話されましたか?」

「ちょうど今話したとこだよ。」

「そうでしたか。では、私も魔法師団に話をしますね。」


と、言い亜里沙は魔法師団の方へと向き直る。


「二ヶ月間お疲れ様でした。今後の予定をお話ししますね。」

「「イエス、マム!!」」

「明日からは、騎士団との連携の訓練をします。午前中は今までと変わりませんが、午後から連携訓練に変わります。ですので、今日はこれで終わりとします。」

「「イエス、マム!!」」


亜里沙が言うと、魔法師団は各々帰路についた。


「騎士団も今日は解散でいいよ。明日のために鋭気を養ってね。」

「「イエス、マム!!」」


騎士団も魔法師団に続き帰路についた。


華音と亜里沙も家に帰るため準備をしていると久遠とミルフィ、フェンが戻ってきた。


「なんだ、華音と亜里沙だけか?」

「お疲れ様、久遠君。両団共、明日のために帰らしたよ。」

「お疲れ様です、兄さん。明日からの連携訓練のために早めに帰らせました。」

「そっか。取り敢えず、二人とも今日までお疲れ様。」


と、久遠は言いながら二人の頭を撫でた。久し振りに久遠に頭を撫でられたため、二人の顔は真っ赤になっていた。


その様子を見ていたミルフィとフェンは、何故か顔を膨らませていた。


「お兄様、私も今日まで頑張りました!私にもご褒美をください!」


と、何故か久遠をお兄様と呼ぶミルフィが叫んだ。


「うん?ミルフィも頭を撫でてほしいのか?」

「はい!!」


と、元気良く答えたミルフィの頭を撫でる久遠。直後、途方もない殺気を感じた久遠は振り替えるとそこには真っ赤なオーラを出した華音と亜里沙が立っていた。


「久遠君、なんでミルフィがお兄様と呼んでいるのかな?」

「兄さん、もちろんちゃんと説明していただけますよね?」

「ちょ、二人とも何でそんなオーラが出てるんだ?何時から紅◯の皇女になったんだよ?」

「「今、覚醒したよ(しました)。」」

「いや、有り得ないから!」


と、言いながらヤバイと感じた久遠は一歩下がろうとするが下がれなかった。


「さて、ミルフィにフェン。これから、三人で話し合いをするから二人は明日のために休んでね?」

「そうですね。お二人はお疲れでしょうからゆっくり休んでください。」


と、二人に言われ大きく首を縦に振りすぐさま走り去っていった。


「さて、久遠君。話し合いをしようか?」

「兄さん、説明をよろしくお願いします。」


その数時間後、久遠はグッタリとした様子で部屋へと戻っていった。どうやら色々されたようである。


次の日、華音と亜里沙の顔が妙にスベスベしていたとかいなかったとか・・・。



そして、連携訓練も滞りなく終わりクロウ王国が進軍してくるであろう時期になった。

次回からクロウ王国が侵略してくる話になる予定です。


読んで頂きありがとうございます。

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