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魔族とは

二週間ぶりです。仕事が忙しくそして疲れが抜けずダラダラしていました。すいません。


出来る限り週一で更新したいと思っていますのでよろしくお願いします。


あとPVが40万を越えました。ありがとうございます。

久遠達に合流した亜里沙と楠葉。だが、亜里沙は久遠の言葉に疑問を抱いた。そして、その疑問を口にした。


「兄さん、返事をして今更なのですが私達にしか出来ないこととは何でしょうか?」


亜里沙の疑問は楠葉も抱いており頷いた。


「うん?俺達にしか出来ないことは・・・。敵となりうる魔族を叩きのめすことだな。」

「敵となりうる魔族ですか?」

「あぁ、そうだ。一番分かりやすいのは俺達と一緒に召喚されたクズ勇者だな。まぁ、それ以外にも居るとは思うがな。」


久遠がクズ勇者と言うと全員が「あぁ、居ましたね」と相槌をした。


「だから、魔物や下級魔族はこの世界の人達に任せる。そして、上級魔族は俺達が相手をする。」

「久遠殿、ある程度の戦力があれば上級魔族にも勝てるのでは?」


楠葉が久遠の話に異を唱えた。しかし、久遠は首を振り答えた。


「上級魔族は、俺達のような転移者がこの世界で死んだ者達だ。」

「ど、どういう意味ですか?兄さん。」

「欲望に飲まれた姿だな。身近なところではあのクズ勇者がそうだな。」


ここでようやく亜里沙と楠葉が気付いた。


「先程から兄さんはクズ勇者と言っていますが死んだのではなないのですか?」

「確かにそうだな。」

「いや、魔族として生き返っていたぞ?まぁ、頭は相変わらず弱かったがな。」


久遠の言葉に驚く亜里沙と楠葉。だが、そんな二人に優しく話しかける華音。


「生き返ったとはいえ、それほど脅威でもないですよ。一番近接戦闘が苦手な優真ですら余裕で勝てるぐらいですから。」


この言葉に安堵をするが久遠は気を引き締める言葉を放った。


「だが、それ以上も居ると考えた方がいい。もしかしたら転生者も居るかもしれないからな。」


何故、久遠が魔族に関してここまで知っているかと言うと女神であるアゼリアに聞いていたのである。正確には精霊王達を介してではあるが。


ちょうど話が終わると街の方から準備を整ったようで騎士団と魔法師団が進軍を開始し始めた。



「さて、俺達も旧クロウ王国に向かうか。」

「そうですね、あなた。」

「分かりました、兄さん。」

「了解した、久遠殿。」

「パパ、早く行こうよ。」

「紗良、はしゃがないの。」

「無理だよ、遥香お姉ちゃん。紗良お姉ちゃんは暴れたいんだから。」

「皆様、緊張感が全くありませんね。」

「それがこの家族なのだろうよ。」


最後はカルディナとサリアの会話である。


この一家に緊張感を求めるのが無理な相談である。



そして、久遠達は旧クロウ王国に向けて飛び立った。

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