表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
二次元冥界殺人鬼J  作者: 現実逃避Y
1/2

殺人鬼は眼を覚ます

【The shock kill survivalー0ー】

この一つのゲームが…僕の人生(全て)となった………



人は必ず誰もが快楽という物に溺れる、歌や絵、音楽、携帯………そして''ゲーム,,

人は現実逃避をしたがる生き物だ、敗北という現実から逃げたがる、死という現実から逃げたがる…このように人は必ず現実逃避をする。

しかしこれも当然だ、もしも人間が現実を素直に受けとめれば争いや戦争なんてものもなかったはずだ。

全ては人間が現実逃避をする末に作り出した、『空想』にしか過ぎない。

そうだ…全ては現実から逃げたい、ただそれだけ、それだけなのだ……………

「………勝てない………」

東城 快 23歳 無職 ニート DT ゲーマー

なんともだらしない自分のプロフィール…だらしないのはそれだけ………にして欲しかった。

「勝てねぇ……無理だろ………なんなんだよ、HP7000000攻撃力40900て…………無理だわ、無理ゲーだわ。」

【The shock kill survivalー0ー】

舞台は世界各国の首都、全126のステージがあり、自分は人を大量に殺す殺人鬼で、決められた数の人間を殺す【ゲージモード】大量の人の中に隠れた目標を殺す【エネミーモード】ライフがある限り自由にできる【サヴァイヴァルモード】そして特別なミッションだけが出る【クレイジーモード】の4つのモードのどれかを選択してプレイするゲームだ。また【オンラインモード】が存在しステージはランダムで選択される世界中のプレイヤーと対戦できるというシステムもある。


俺はオフラインステージ、【クレイジーモード】のラスボスにレベルMAXで挑んだ、が撃沈された。

「クソォ…………」

ゲーマーとしてのプライドか、負けず嫌いなのか解らないが俺は心底悔しかった、あのラスボスを何が何でも倒したかった。しかし勝てない。

〔The shock kill survivalー0ー クレイジーモード攻略〕 [検索]

クリアしたい俺はネットに頼った。………しかし


『無理だろ、クリアとかww』

『これは確実に無理、なんつークソゲーだよ返品するか』

『本屋とかアマゾンで攻略本ggったけどなかった』

『↑mjかよ、じゃあ無理じゃん』

『クリア法とかそもそもあんのかyo』

『ないな』

『ないわ』

『ない』

『(´Д` )クソゲーか……ハァー…金の無駄だなぁ』


と、クリアという夢をことごとく破壊された。

「クリア………できねぇのかな…………」

親の脛をかじって生きるダメ人間はどんな世界でもダメな人間になる…と84歳で他界したお婆ちゃんが俺に教えてくれたことだった。

「もう………ダメだよなぁ………」

ベッドに横になり手を天井にかざして呟く

(これを機にゲーマーをやめて…………働くか……?………)

[死を狩る死神 J]

それが俺のもう一つの名前………ゲームの中だけの俺…現実の俺が夢見るもの………

「………はぁ………………」

疲れによるものか…悩みによるものか………ため息が出る………

そして段々と陶酔感に包まれてきた俺はゆっくりと…ゆっくりと…目を閉じた………。

目を閉じる寸前にゲーム画面が明るく光っていたのを見た気がした………………………………。




「…………!!」

(誰だ………?五月蝿いな………今眠いんだよ………)




「やぁ!おはよう」

「………っ…………」

「?」

「ウワァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」

「ワァッ!?」

目を覚ました俺の視界に入ってきたのは薄い赤髪をした色男だった。

「おっ!!お前………誰だ!!?」

「おーおー……いかにも''新人,,て感じだね」

「………へ?」

瞬間、俺の眼に入ったのは………見たこともないどこかのビルや建物が並ぶ夜の都市だった。






「どこ……ここ………?」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ