3人目の巫女
遅くなってすいません
どうかみてくださいーーー
ジェニファー・ツンデレが転校してきたのは夏休みの前だった。親の急な転勤で急遽留学という形でアメリカから日本に引越ししてきた。といってもジェニファーの祖父母は日本人で父がアメリカ人のいわばハーフであるから日本語は話せた。
そして日本が好きだった。オーラがあったからあまりアメリカでは避けられていた。だからあまり友達ができなかった。
黄色いオーラだった。まるで霊力のような力だった。
「コンニチハ、ワタシハジェニファー・ツンデレデス。ベツニツンデレジャナインダカラネ」
この反応で先生も少し引いてしまった。漫画で読んだとおりにやってしまったらしい。
だから最初は留学生みたいなことであったから最初こそいろいろ人が話しかけてきたが、飽きると話さないようになってきた。メアドも交換したが、1日に1通くればいいようなものだった。
そんな中体育で、2人組みで組んでくださいと先生からの指示があった。
そんな中一人の女の子がぶつぶつっと小さく聞こえた言葉があった。
「友達がいない私にとって最大に凶器のような言葉」
その子は前まで友達が1人いたが殺されて、存在自体も彼女しかないと悲しい現実をもつ宮本佳奈だった。
「オー、アノコトクミマショウ」
なんとか佳奈を誘った。体育はクラスで合同なんだとか。
佳奈は喜んだ。だが何か考えているようだった。
「ワタシハテンコウセイのジェニファー・ツンデレデス」
「あー、私は宮本佳奈、よろしくね」
ジェニファーは友達ができたような感覚だった。だが
ジェニファーは長期にわたる風邪を引いてしまった。
そして完全に治って、次の日学校という休日
ジェニファーは町で何かを探している佳奈を発見した。
そして声をかけた。だが彼女は覚えていなかった。
そしてちょこっと話をした。
「ナントカオボエテホシイネ」
そしてジェニファーは帰りに走る大道を見た。
「アノヒトカッコイイネ」
変態にほめ言葉を言った。大道はにやけていた。
「いかんいかん、金髪巨乳にかっこいいと言われて喜んでいる場合ではない」
ジェニファーは数日後柱からオーラをはなって佳奈と杏を見ていた。
「ワタシモトモダチネ」
そう言ってその場から去っていった。
そして
「”斬フレイム”フルバーストオオオオオオオオオオオオオオ」
「”キング チェーンソー”チェック 燃料チャージ フルバースト」
2人で闇族退治である。しかもこの数は今までにない数だった。
そう最近よく魚群という感じで戦闘員の出現が頻繁というわけではないが多くなった。
この前までなかなかでなかったのに、かなり何かあるに違いない。
(ギャハハハハ。吹き飛べドガーンだぜええ)
クロマガはノリノリでがんばっていた。
「あとはあそこだけだわ。いきなさい佳奈」
と佳奈に指示した。
「わかった、”斬フレイム”フルバーストオオオオオオオオオ」
となんとか無数の敵と倒すことができた。
「ったくなんだって、こんな数がでてくるんだ?」
大道は真面目に考えていた。
「知らないわ。あの子狐ちゃんに聞いてみようかしらね」
3人と2つはあの子狐の名前を知っている。だから情報をくれるのだ。
(結構疲れました~、では寝ますね)
「あはは、アカマガ寝たんだ」
誤解が解けたらしい。まあクラスは一緒になっていろいろ仲が深まっていったからだ。
そんな杏が転校してきた話だ。
杏は緊張していた。
「佳奈のいるクラスでよかったけど、なんだか緊張するわね」
足ががくがくしていた。
(ギャハハハ、おめえさんも学校復帰だな。いや~おれっちも学校なんて久々だったぜえ)
としていると「黒目さーん、入りなさい」と先生からの指示があった。
「あ、はーい」
クラスのみんなからじっと見られていた。
男子からは「やべえ、かわいくねえ?」、「ああ、でもあれはビッチだろ」とか
女子からは「あの子日本人形みたい」、「本当だ、髪黒いね~」とか
「じゃあ挨拶しなさい」
「は、はい」
と杏は周りを見渡した。するとニコニコしていた佳奈がいた。そして佳奈は拳をグッとしてがんばれと口ぱくで言っていた。
杏はこくんと頷いて、黒板に「黒目杏」と書き
「黒目杏です。よろしくお願いします」とクラスからの拍手があり、1日は質問やらなんやらで手間取っていた。いわゆる転校生が珍しさである。まあこの前隣のクラスに留学生が来ているから、こっちは転校生という感じだから対抗心である。
まあそんな感じで放課後
「黒目さんは部活入らないの?」
「ええ、私はその、家の手伝いがあるから」
そうやって闇族退治のことを隠した。それを見た佳奈は
「別に部活入ってもいいんだよ、闇族は私だけでも大丈夫だしさ」
だが杏はこう言った。
「あなただけでは倒せない相手だっている。それに部活は帰宅部が一番だわ。今までそうしてきたの」
それを聞いて
「もしかして今まで友達とか・・・」
「いないわ、だからあの時佳奈に友達になろうと言われた時本当に嬉しかった」
杏は自分が暗いからだとか5年前の事件の前の自分も友達がいなかったという、作り方を知らなかったからと、彼女はネットにはまっていたからだ。いわゆるリアルは充実できなかった。非リア充である。
「さっさと大道のところに行きましょう」
「うん、じゃあ行こうか」
その様子をあの留学生、ジェニファー・ツンデレが見ていた。そして携帯でその映像も撮っていた。
「アヤシイカンケイデース」
そんなことを言って去っていった。
そして大道のとこへ行った途端に魚群がやってきたというわけだ。その後1週間魚群が頻繁に出て来ることが多くなった。そのせいで休み時間など2人で学校を抜けだすことが多くなっていた。
「杏、早く、見つからないうちに行くよ」
「ええ、ちょっとスカートが・・・、パンツが見えちゃうわ」
佳奈だけしか見てないのに杏はかあっとなっていった。なんてかわいいのだろうか。
別に杏は百合ではない。
だがそのときをこっそり見ていたものがいた。
「ヤッパリ、アヤシイカンケイデス。ソレニオパンツガゾウゲットデ~ス」
パンツ画像ゲットしたジェニファーだった。その顔はにやけ顔だった。
「マチウケニシトキマス」
どうやらさっきのパンツ画像を待ちうけにするようだった。
「オーイドウスルヨウデス」
今日は付いていくようだ。こっそりと後ろから追いかけるジェニファー。
と佳奈と杏が走っているとき、杏が後ろを振り向いた。とっさにジェニファーは近くにあった。ごみ箱に隠れた。
「杏、どうしたの?」
「いえ、後ろに何かいたような気がしたの」
(ぎゃははは、てめー幽霊でも見たんじゃねーの)
杏はクロマガをデコピンして「そんなことないわよ」と言ってまた走っていった。
「アブナカッタデス」
っとふうと安心しながらまた後ろから付いて行く。
2人は大道からの連絡場所に着いた。
人気のない。だが何かいる予感である。
(来ます!)
っと一斉に闇族が上のビルから降りてきた。どうやらまた雑魚集団らしい。ここらへんを通る人間を食う集団だ。
「じゃあいくよ」
「ええ」
大道は後ろに隠れた。
「「”チェンジミデアム”」」
その変身をジェニファーは見ていた。
「キャーーー」
だがジェニファーが闇族に見つかってしまった。
「なんでジェニファーがここに」
「外国人?」
だが今はそんなことを考えている暇はない。
「イヤーーーー」
と格闘技をジェニファーは使って闇族はダウンしてしまった。これにも大道は
「すげえ、JKとは思えねえ」
感心していた。それにジェニファーは胸も大きかったからか。
「さっきの格闘技もすげえけど、胸もダイナマイトだな」
やらしいことを大道は言っていた。
そんなことで大道は佳奈に殴られた。
「とっとと、隠れる。ジェニファーの周りは私がやっつけるから、杏あっちお願い」
「ええ、わかったわ”キング チェーンソー”チェック 燃料チャージ フルバースト」
っと雑魚集団を一斉に攻撃した。
(バッハッハ、吹き飛びやがれええええ)
「ミイヤーーーーーー」と言いながらジェニファーは格闘技で闇族と戦っていた。素手で。
「やっぱりすげえな」と大道はある一点をロックオンしていた。言うまでもないだろう。
そんなエロい目だったので佳奈はにらめつけていた。
(佳奈危ないです)
っと敵の攻撃に油断した。
「痛っ」
ちょっと当たってしまった。だが大道は見ておらず
「チョットコナイデー」
ジェニファーが危険なので
「佳奈、彼女が危険だ、早く言ってやれバカ」
そんなことを言ったので
「はいはい、じゃあ”全力バズーカ””斬フレイム フルバースト”」
っと大道のまわり目掛けて攻撃した。
「おいおい、俺はあっちって」
「ごめ~ん、ちょっと間違っちゃった」
「しっかりしてくれよ、バカ」と大道は文句言って「あっちだ、あっち、バカじゃねえか」とバカバカ連発していった。
っふん、と言いながらジェニファーを助けていった。だが佳奈のそんな心情を見たのか
(嫉妬ですね。可愛い限りです。ふふふ)
そんな中、戦闘していって。なんとか危機は解消されて。なんとか敵を一掃することができた。
すぐに大道は駆け寄って
「君すげえよ」
っとジェニファーの手を握って
「イケメンネー、コレハアイサツネ」
と大道にキスをした。
「えっ」
「ワタシナカマニナリタイデス」
全員「えっ」と言って。大道はポカーンとしたままだった。
そんな大道を見て、佳奈は膨れていた。
(まあまあ、乙女心は可愛いものですね)
杏は
「まあ、あのくらいの格闘技できるわね」
(ぎゃははは、ただの人間じゃねえ)
そんな冗談を言っていた。
大道は我に返って
「ああ、もちろんさ」
っと大道は一点をじっと見ていた。
ジェニファーはにこっと笑っていた。
放課後
佳奈と杏とジェニファーはこっそりと授業に参加したあと、放課後となった。
「ワタシモダイドウノトコイクネ」
アカマガは佳奈をにやりとみて
(どうするんですか?大道取られますよ)
だが佳奈は無視して、それを見た杏は
「今日は大道のところへは行かないわ」
(ぎゃははは、嘘もいいところだぜ、毎日いくだろうが)
(クロマガは黙っててちょうだい)
だが、そんな会話を見かねた佳奈は
「ううん、行くよ。一緒にいこ」
「オーイエス、モチロンデス。ツレテッテクダサーイ」
少し走るだけでボインボインと行くおっぱいは2人を驚愕させた。
でかい・・・なんて大きさなんだろう。っと佳奈はじっと自分の胸を見てため息、だがそんな中ひとつの名言を思い出していた。
『貧乳はステータスだ!希少価値だ!』
そのおかげで惨めではなくなった。
っで大道家へと到着した。
「おお、いらっしゃいおっぱ・・・じゃなくてジェニファーだったな」
今大道はおっぱいとでも言いたかったのだろうか。
「じゃあ上がって」
やっぱり一点を見ていた。どんだけ巨乳好きなんだろうか。
っと大道の部屋で率先してお茶やら何やらいろいろ持ってきた。もちろん私時にはなかった扱いだった。
「コレハナンデスカ?」
「ああ、ドラ焼きだよ」
「ヘ~」と珍しそうにドラ焼きをジェニファーは食べていた。そして大道はこんなことを語り始めた。 「ジェニファーって格闘技とかでもやってた?」
「オー、ヤッテマシタ。3サイカラ」
それであの時あんな技が出せたのか。と言うか仲間になるっていってたが巫女にはなれないだろうっと思っていたとき大道が何やら箱を持ってきた。そこには
「あ、黄色い勾玉だわ」と杏がじっと見ていた。
「ああ、昨日からなんだか光っているんだ。そしてこの子に反応してるってわけさ」
ああだから大道はジェニファーを快く受け入れたんだな。と思った。
「ちょっとおっぱい見せてくれる?」
豪快に私と杏で大道の腹を殴った。っともだえ苦しんでいた。
「なにすんだよ!」
「オー、オッパイデスカ。イイデスヨ。ホイ」
ぽろりと服からは抱けた下着を脱いで、一気に上半身が丸見えとなった。
その大きさといったら、服の上からと生だと全然違う。確実に大きすぎといった感じだった。というか大道はいきなり脱ぎだしたので。
後ろを向いていた。
(彼女の半裸を見て勃起したのでしょう)
アカマガってストレートに言うよね~、と今感じた。
あせあせして、杏が「服を着なさい、あまりこの変態に胸を露出するのはよくないわ」
どうやら杏も大道が変態だと認識されていたようだった。
「お、俺は変態じゃない」
「じゃあなんで、おっぱい見せてっていったのかしら?」
「あれは・・・」っと言葉が迫ったらしい。
杏は真剣に大道を見ていた。
「確かめたかったんだ」
「大きさを?」
「違う、俺は本当にこの黄色の勾玉”キイマガ”のパートナーか、あたらしい巫女”イエローミデアム”であるのか確認したかっただけだ」
ああそういえば私のときも念じて契約みたいなことさせて私の全裸見たっけね。そのときのこと思い出してくると殴りたくなるな。
「じゃあ、私達がやるわ、だから大道は出て行きなさい」
ちょっと厳しく言った。まあ女の子、誰でも全裸見られるのは嫌だしね。
だがジェニファーは
「エエ、ベツニデテイカナクテモイイヨ」
「だって全裸になるのよ」
「カマイマセン、タトエコノダイドウニミラレテモ」
どうやら大道はいてもいなくてもどうでもいいらしい。
そして大道が説明して契約された。
もちろん大道は外へ行かせた。
そしてどうやら
(ええ、大道が言ったようにこの子は黄色い巫女らしいです)
アカマガの言うとおりこの子は”イエローミデアム”だった。
ちなみにクロマガも男だったので外へ出ている。
勾玉はペンタンドであるから付けはずし可能と言うことを言っていなかった。
感知できるのはアカマガのみだった。
「オー、ワタシモミコデス」
新しい巫女の誕生だった。
その夜
「新しい巫女か・・・」
佳奈は考えていた。いままで大道と2人でやってきた闇族退治、だが最近杏も加わってそしてジェニファーときたもんだ。
これからどうやって接していけばいいのだろうか。まあ杏は誤解も解けていいけど。ジェニファーはやけに大道になつくし大道は大道でジェニファーに胸しかみてないからむかつくな~。
だがアカマガはそんな考えていたことお構いなしに
(恋する乙女はきれいになるものですよ!)
ハアハアと息を切らしながら言っていた。アカマガさん、それドラマの見すぎだよ。
「ジェニファーはどんな巫女になるのかな?」
まあなんとなくあの格闘技だとすると・・・
「ハーイ、ミコニナリマシタ。ケド。”キイマガ”ガワタシハタイジュツガアッテルソウデス」
そう考え通りに体術だった。
「おー、体術ね~」
やっぱり大道はジェニファーの胸しか見ない。変態が!
そんな大道がジェニファーも胸しか見てないのきがついたのか」
「オー、ダイドウミタイデスカ?」
「な、何言ってんだ」
慌てていた。すっごく慌てていた。どんだけ見たいんだよ。まあ杏も
「変態ね」
(ぎゃははは、いやらしいね~)
アカマガなんかまだ、恋ドラの見すぎか、まだその世界から返ってこれていない。
「まあ闇族が出てきたら見せてくれよ」
「オッケーデス。オッパイデスネ」
「胸じゃなくて、体術だよ」と後でフォローしていたが、絶対胸が見たいに決まっている。
その前に変身がしてみたいらしい
「ソウイエバ、キイマガはアマリシャベルタイプデハナイヨウデス」
それは初耳だ、というか前々から話さなかったのはそれだったんだ。
(はい、彼女はまったく話しませんよ)
(セロハンテープ・・・)
(話すと言うと変な言葉ばかりです、でもそんな彼女は私は好きです)
なんなんだろう。勾玉ってろくなのがいないのかな
「トリアエズ、”チェンジ ミデアム”」
っと黄色い巫女に包んだジェニファーがいた。どうやら体術になれるため格好は結構体術向きである。
「おお、いいんじゃねえか?」
何で疑問形なんだろう
「ええ、いい露出ね」
まあその巨乳を見せ付けているようだった。
(ぎゃははは、勝負にならねえなー)
(ええ)
「かわいいじゃん」
「オー、ミナサンアリガトウデス」
とりあえず、その日は何事もなく解散となった。
翌日、学校で3人で屋上で食べることとなった。
私と杏は友達いないからそれでジェニファーも入ることとなった。
っで私の弁当はコンビニで買ったパンとコーヒー牛乳
杏は手作りのお母さんが作ってくれたらしい、おいしそうな弁当、どうやたうまくやってるらしい。
そしてジャニファーは
「なにその弁当・・・」
(ぎゃははは、こりゃあすげえ)
そう私たちが驚いたのは
その弁当はアメリカン風ハンバーガーがぎっしり詰まっていた。
「じゃあいただきましょう」
とはいえそれぞれ3人でばらばらに会話もなく食べていた。
(まあ、なんという空気なんでしょう。これはこの後の戦闘に・・・)
だがその後のことは黙らせた。
っで何も会話がなく放課後がすぎていった。
っでなんで3人とも話さなかったのかというと、食事中は話さないことにしている私と杏、その空気でかジェニファーも黙っていたということである。
アカマガは不安がって、まあ本当は違うんだけど。間違った考えをしたってことかな。
それで放課後
「杏、じゃあ行こうか」
「ええ、ああ後ろにジェニファーがいるわ」
「ソロッテマスネー、ジャアダイドウノトコイキマスカ」
3人の巫女は大道の所、まあいつものたまり場へ行くのである。
(今日は闇族でますかね)
最近魚群もでないし、まあジェニファーのこともあったからいいんだけど。これ以上変なことが起こらなければ平和なんでけど、と思っていたが。
「あら、情報屋の子狐ちゃんだわ」
(まだここらへんにいたんだな、笑えるぜえ、ぎゃははははは~)
そういつぞやの情報屋の子狐、名前は・・・、だめだ忘れた。
「そうだ、最近の闇族の情報もらわない?」
「それはだめよ。彼女はもうそろそろ動く、それに名前を言わないと情報くれないでしょ」
ああ、そういえばそうだったね。
「カンタンデス、カノジョノナマエハ?」
「忘れた」
「私も忘れたわ」
(ぎゃはは~俺もだぜえ)
(私も忘れてしまいました)
(・・・はかないパンツ)
最後のキイマガの発言はいいとして、誰もあの子狐の名前を覚えていなかった。それが聞こえたのか
「ぎゃあ、巫女よ、なんで我名前覚えておらんのかぁー」
接近してきた。すばやさだけはすごいのは覚えている。
「だって、たまにしかあわないからよ」
うんうんその通りだね
「ぬあー、じゃあよい、さっきなんだか最近の闇族の動き教えて欲しいとか言っておったが、それでは情報はやらんのじゃ」
「それではさらばじゃ」と言葉を残してすばやく去っていった。
「イッテシマイマシター」
ジェニファーは残念な顔でこちらを見ていた。
しょうがないじゃん、あいつの名前印象的じゃないから
「じゃあ行きましょう、あんなのに情報もらっても仕方がないわ、探知機のほうが優秀よ」
まあ大道が作ったらしいあれは、闇族探しにはうってつけだ。
そしてそのとき、私の携帯がなった。
「あ、ごめん。って大道?」
携帯を見たら大道だった。
「もしもし?なに?今から行くとこだけど」
『お前ら今どこにいるんだ?』
もしかして早く来てほしいのかな
「えっと近くの公園なんだけど」
『そこから離れるなよ。近くに闇族がいるぞ』
へ~、じゃあそれなら今ここに来ればいいのに、まあ今気が付いたに違いない。
2人も聞こえていたらしい。
「オー、ジッセンデスネ」
(・・・千本ノック)
「いくわよクロマガ」
(ぎゃっははははは了解)
「じゃあどこから来るのかな」
(さあ知りません。あ、今起きました。)
今お目覚めだというアカマガはのんきだな
3人は尻を固めて周囲を見渡す。
「その欲、俺がもらっておこう」
「きゃああああ」
見えた!人ごと食ってやがる。なんてやつなんだろう。気色悪い緑しやがってさ
「じゃあいくよ」
「ええ」
「オッケイデス」
「「「”チェンジミデアム”」」」
「”斬フレイム”フルバーストオオオオオオオ」
不意打ちを突いたがよけられた。
「だめね。あれはかなりすばやい型だわ、これには体術があってる」
「ワタシデスカ?」
とよそ見していたから
「なんだてめーらはあああ」
「きゃあああああ」
「くっ」
「ナンナンデスカーーー」
やつが一斉に爆発技を仕掛けてきた。
「あれじゃうかつに近づけないわね。誰かがおとりとしている隙にジャニファーが攻撃するのが先手ね」
おとりだったら
「大道ね」
「大道だね」
「なんで俺なんだよ!」
と大道が駆けつけてきた。
「足速いし、それに何度も闇族から逃げ切れた経験があるからね」
「おいおい、あの全国先生のときみたいになると大変だぞ」
「そうならないために全力で逃げることね」
(ぎゃははは、それじゃああんちゃんに決定だな)
(そうですね)
というわけでおとりは大道で決まった。
「ふはははは、来い闇族!おしりぺんぺん」
完全キャラがあってると思ったときだった。
「人間風情が、調子こいてんじゃねーぞ」
「おおっとあぶねえ」
そういえば大道はちょっとした力も使えるんだったっけ
「ならこれで木っ端微塵だ」
と爆弾を投下してきた。
「ははははははははは、効かないぜ」
限界ぎりぎりでよけていた。
「”斬フレイム フルバースト”」
っとよけられた。
「これが狙いか、だが俺にはお見通しだ」
だよね。他、の術じゃ大道が危険だし
「じゃあジェニファー、行きなさい」
「オッケーネ、デビューセンデス」
とジャニファーは煌き始めた。
「”カソク 1” チェスットオオオオオ」
「なに!?」
あいての闇族は一気に吹き飛んでいった。
「おおーー」
何をしたかというと、”カソク 1”ですばやく動き、そしておなじみジャニファーの格闘技かなんだか知らないけど、とにかく押したのだ。
「ふざけんなよおおおおお」
「やっべえ暴走するぞ」
「第2形態ってやつね」
「くるよ」
(ここは危険です。私の力でここから場所を変えますね)
アカマガは空間移動ができる力だと今わかった。
移動した場所は森林だった。
「また特撮かよ」
大道は知っていたらしい場所だった。
「じゃあ第2回戦開幕かしらね」と杏は言った。
その通りだ。これからが戦いだ。
「”カソク 1”」
ジャニファーの拳があたるが
「あんまり効いてないって事か、こりゃあ3人の力合わせた連携技が!」
「黙れ、変態」
あえて私はそう言っておいた。軽く大道はショックだったらしいが、まあいいか。
「連携技ねえ」
確かに今までのやつより強いかもしれない。
杏も考え込んでいるようだし
「そうだわ、”朱雀炎フレイムガトリング”と私の”バーストキャノン”で同時攻撃、ジャニファーをバリアーで佳奈は守って」
「わかった」
「っで俺はどうしたらいい?」と大道は聞いてきたがみんな無視していた。
(ギャハハハ、完全なる虐めだな)
(そうですね、でもたまにはいいでしょう)
「ジャア、イクよ。”カソク 1”」
っとジャニファーは高速で第2形態の闇族に向かっていった。
「ダメネ~」
やはりパワーが強すぎたらしい。
だが
「コレハ、バリアー。トイウコトハ」
「そう、全力でいこうね杏」
「ええ、そうね佳奈」
っと2人は、武器を構えた。
「”朱雀炎フレイムガトリング”」
「”バーストキャノン”チェック、燃料チャージ、フルバースト」
の同時攻撃で
「やったみたい」
「どうにかなったみたい」
っとどこかに吹き飛ばされていた大道がきた
「どういうことだ?」
「つまりはね、こいつ。ひとつに攻撃のときはバリアー貼れるけど、ふたつは防げない難点があったんだよね」
まあどういうことだ。
「まあなんとなく一件落着ってことだな」
「そういうこと」
という笑顔が消えたのは数秒だった。
いきなり上から攻撃が来たのだ。
「ったくなんだんだよこれは」
「知らないわよ」
っと逃げ回っていた。
「いったいどこから攻撃を、防ぐだけで上が見えない」
(ギャハハハ、これじゃあ敵の位置もわかんねえな)
「ダッタラドウスルノ?」
だが、このとき
「これは・・・」
「私のバリアー、ちょっと無理があるけど」
そう結構相手の力が強すぎて守るのも結構大変なんである。
「っく、だめ。」
(このままでは、やはり無茶が)
「あきらめんな、がんばれ」
「大道・・・」
と大道が佳奈の肩を触ったとたん力が上がった。
「え、これって」
「そうかこれが大道家の力か」
おかげで上が見えるようになった。
そこにあったのは
「あれは・・・」
4人が見たのは
一人の少女だった。
「あ、」とその少女は消えた。
「闇の力を感じたわ」
「あれはいったいなんだったんだ?」
一瞬であったがその姿が見えた。それは白い羽をまとって、龍と一緒にいた女の子だった。
だが天使ではなく悪魔に見えた。
私達は元の場所に戻った。
一応いろいろ怪我の手当てを大道の家で。
そんであの攻撃は謎のまま。その日は終わっていった。
大道も調べておくとか言った。
私も疲れたし、さっさと寝たかった。
「”チェンジミデアム”」と汚く言う少女がいた。
「いいぞ、ブルーミデアム、青い巫女」と大道が言った。
「まさか巫女が見つかるとは思ってなかったが」
「グヘヘ~、なんですか?大道さん、動かないでくださいね、もうすぐで迫院先輩とのカップリング的にいい展開なんですよ」とマンガタッチの絵を描いていた。
「ああ、てか巫女の力をそんなのに使うな」
彼女の力は絵に描いたものを実体化できるのだ。
だが欠点があった。
「できました!どうですか?いいですよね、あ、鼻血でてきちゃいました~」
彼女は腐女子だったのだ。
「こんなのが巫女でいいのか?」と思う大道であった。
こんどの投稿は結構期間が3ヶ月かそれ以上あると思いますが
ご了承ください
まあ他の小説書いてるから遅いんですけどね