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新たなる巫女、黒い巫女

へたくそですがみていってください


登場キャラクターは

宮本佳奈16歳 高校2年

大道賢吾 25歳 ニート

黒い巫女 16歳 

アカマガ

クロマガ

外国人

情報屋の子狐

 私の五年前

 そう私黒目杏(くろめあんず)の5年前、私は家族の記憶から一部が消されていた。その記憶は巫女である私には残った。今でも、っであの事件を解決したやつは知っていた。5年前に当時10歳くらいの少女がこの世界を救ったという。教えてくれたのは勾玉だった。


 「私は、あの子より、強い」

 私は黒目杏(くろめあんず)、”ブラックミデアム”の黒い巫女、”レッドミデアム”である宮本佳奈(みやもとかな)を暗殺しにきた。


 「っでなんで大道はこんなことしてんの?」

 そう大道がしていたのは、

 「何って学校で待ってたのさ。いや~なつかしいぜ」

 学校で待っていたのである。正直言ってストーカーではないかと思う。先生呼んでもいいレベルだね。これ。

 そう大道が来たにはわけがあった。学校からおよそ10分くらいにある。人気のない場所。で

 「やっと見つけたぜ闇族」

 「人間んちゃがなんかようかの?」

 まるで子狐みたいな格好でいたのは闇族。

 「(わらわ)は、そう闇族ってやつじゃ、お主ら死にたいのか?魂ぬいたるで」

 どうやら魂がぬけることができるやつらしい。全国先生の殺し方とは違う

 「やつはヌケヌケってやつだ」

 どうやらそのまんまの名前らしい。

 「じゃあ一気に倒しちゃうよアカマガ!」

 (ええ、ではいきますよ)

 「じゃあ3・2・1で変身!巫女キターでいこうぜ!」

 大道にはちょっと黙ってて欲しい。さっきも学校では本当は来てほしくなかった。同級生もいるのに明日からかれるじゃん。まあ今は友達いないからそこらへん安心かな

 「なんじゃお主ら、また”巫女(ミデアム)”かの」

 「またって?」

 「さっきも(わらわ)を狙ってきた黒いやつじゃ、ったく(わらわ)はもう帰る!」

 「あ、ちょっと・・・」

 っと本当に子狐みたいに消えた。逃げ足だけは速いのかな。見た目は本当に普通に女の子だった。ちょっと幼女だった。大道はロリコンじゃないみたいだった。

 でもひとつだけ気になる言葉があった。”黒いやつ”である。

 「まさか。新しい巫女?」

 ふと隣を見た。大道は考えているようにしていた。

 「大道、あんた私以外にも巫女いないって言ってなかったっけ」

 「ああでも黒い巫女なんて家にはない、あるのはお前の赤、他に青、緑、黄色とかだな」

 でもそれだけじゃない。色って結構いるんだし、たぶん私以外の巫女もいっぱいいるに違いないと今感じられた。

 たぶんあの闇族がここらへんにいたということはこの近辺にいるに違いないけど。

 「一応、黒いやつのことは置いといて、さっきの闇族逃がしちゃったからさ。また明日ね大道」

 「おお、俺も一応調べとくわ、じゃあまた明日な」

 普通女の子は送っていくよね。まあ大道だからいいけどさ。また明日も会うとか疲れる。


 一応アカマガは一緒にいる。いつ闇族がでてもいいようにだそうだ。

 携帯のアドも交換している。

 メールは最初はなんか盛り上がったけど、あとは

 『今帰ったよ』

 『ああ』

 それだけである。

 

 最近家族からも

 「あんたさ~本当に彼氏できたんじゃない?」

 とお母さんが食事中恋愛ドラマみながら言った。パリからの一時帰国である。

 「ないない、それは絶対ないよ」

 「だって最近あんた帰り遅いじゃない、友達もいないし。あんた見てくれは私に似て可愛いじゃない!最近猫耳とか着けなくなったしさ」

 それはお母さんが勝手に買ってきて楽しんで私に着けただけだった。

 「とりあえず彼氏はないよ。最近ゲーセンにいいのが入っただ~け」

 「そう、つまんないの~」

 とドラマに集中した。


 

 「私の使命は宮本佳奈(みやもとかな)の暗殺、それだけよ」

 (っか~、何年それ言うかね~、言っただろ、この町にいりゃ~会えるって)

 (クロマガはやさしいね。でも私はドSよ)

 (こりゃいいぜ、しごいてもらおうぜ、っとその前に戦闘開始だな)

 (そのようね)

 と黒い少女はある言葉を言って闇族は消滅した。

 「なにさっきのきもい男は、消えればいいのに」

 と微笑んだ。

 「血祭りって最高ね」

 (ギャハハハ、それは今言うことじゃねーだろ)

 「そろそろ移動しましょう。こんな人気のないところずっといることないわ」

 (まあそうだな。それも黒いけど、ここの雰囲気はもっと黒いぜ)

 黒い髪の少女は黒い場所から光のあるところへ移動した。手をかざして光を遮断したようなことをした。

 「今日も太陽がまぶしすぎるわ」

 (それは当たり前じゃねえか)

 とぼとぼと歩いている少女はまるで誰かを探しているような目で歩いていた。

 彼女は暗殺者。ある人物を殺すためにいる存在。

 なぜ彼女は宮本佳奈(みやもとかな)を暗殺しなくてはならないのか。それは5年前の話だ。


 5年前

 世界は闇族に支配されていた。

 そう世界全国に闇族が攻めてきたのである。

 そのころ佳奈と大道は運命的は出会いを果たしていた。そして黒目杏(くろめあんず)は・・・

 

 闇族が攻めてくる前

 (あんず)は、部屋で寝ていた。昨日徹夜で一生懸命にやっていたことがあった。

 「もう大丈夫だからねクロマガ」

 (おおすまねえな。おれっちもこればっかりはお前に頼むしかねえ)

 クロマガの看病である。どうやら風邪を引いたらしい。

 代々黒目家では巫女を受け継いでいた。そして(あんず)もまた受け継ぐこととなっていた。彼女はクロマガと出会ったのは幼少期。クロマガの口調に(あんず)はワンワン泣いていた。そりゃ幼女にその口はないだろう。でもそのあと

 (悪かったな。でも俺はこうなんだ。俺さ、お前はいい巫女になると思うぜ)

 当時の(あんず)には理解できなかったが

 「クロマガ、今ではあの言葉理解できると思うよ」

 (ああ?なんのことだ?)

 「じゃあもう治ったなら寝るね」

 だがそのときである。

 サイレンみたいな音が鳴った。

 「なに?なんか火事かな?」

 ((あんず)!大変だ!闇だ。闇族がきやがった。まさかこんなことってあるのかよ)

 「うそ、本当に?」

 (ああ、マジだマジ、急いで外に出ろ)

 と(あんず)は部屋を出て外へ出たときだった。

 「キャー」

 「ママ?どうしたの?」

 「杏ちゃん早くよ。この家に妨害システムしたんだけど、その前に一匹いたみたい。はやく~」

 階段降りたら、そこには闇族とフライパンで戦っていた。何故フライパンかというとそこらへんに散らばっているのはクレープに薄い生地。もちろんおやつである。

 「まってママ、クロマガ初戦闘だけどいくよ」

 (おう、任せろ!いっくぜ~)

 「”チェンジ!ミデアム”」

 と(あんず)は黒い巫女衣装に身を包んだ。

 「考えていた台詞言うね」

 (ああやっと言えるな~)

 「闇をなすもの。私の前では効かないの、さあ力のみなぎるこの力、たんと見て消えなさい」

 そっと瞬間移動して闇族に蹴りを一発。

 「きさま~巫女か?ってことはそうか。この家には相当価値がありそうだな。潰す価値があるな」

 「無駄よ」

 「ママ!」

 そうここに闇族は入ってこれない。妨害システムは最強だから。

 「じゃあいくわ」

 (おうこれだな)

 「”バーストキャノン”チェック!、燃料チャージ。フルバースト!」

 すさまじいビームが闇族を襲った。

 「こんな俺がこんな小娘に負けるなんてな、さらばだ」

 と闇族は消えていった。だがそのときだった。そう佳奈(かな)の”オールデリート”が始まったのである。

 「なにこれ、消えていく。やめて、やめてこのままじゃこの家は、この家は」

 気がつくと、(あんず)は真っ白い空間にいた。クロマガと、そしてすべてこの事件の発端は

 「宮本佳奈(みやもとかな)・・・」

 だと勘違いした。そう自分だけ違う世界の住人みたいになってしまった。

 それが嫌で、家出もしてしまった。苦しい毎日をすごした。そんなある日

 「そうか宮本佳奈(みやもとかな)って言うのが悪いんだ」

 そう思い始めていた。そしてそれが今にいたるということだ。

 単なる勘違いからである。

 本当の5年前の事件は違う人物だったと知らずに・・・。


 「私は必ず殺す。それがここまで私が生きてきた希望だからね」

 (ああ俺は応援してるぜ)

 彼女は今でも探しているのである。佳奈(かな)を。


 そんな佳奈(かな)はというと。

 「やっぱり出ないね。あの幼女」

 「おいおい幼女言うなよ。言っておくが俺はロリコンじゃないぜ!」

 私はあの時そう感じたよ。なに?あんたお姉さんキャラとかが好きなの?

 「俺は巨乳なら何でもいいぜ、あと美人な」

 ああそういうことか。ふと自分の胸を見た。やっぱり小さかった。

 「っでそんなことはどうでもいいけどさ~、やっぱり反応ないよね~」

 「ああ今のとこ遠くの地点でしかないな、出動してもすぐ消えちまうからな」

 この人お金持ちなんだからヘリとか使えばいいのに。こういうとこで発揮しようよ。

 っで今日も何もないということで

 「じゃあまたね」

 「おうまた明日な」

 ここのところ毎日通ってる。なんだかもう習慣化してきてるのかな。今はそれはわからないけど

 とそのとき門のところに黒い髪の女の子が立っていた。

 私はお客さんかな?とでも思っていた。そうお客さんである。悪い意味で

 「あの~なんか用ですか?」

 「ええ、あなたにね!」

 と「”チェンジ!ミデアム”」と言ってあの幼女子狐が言っていた黒い巫女であった。

 「私は黒目杏(くろめあんず)、5年前の事件の首謀者であるあなたを殺しに来たものよ」

 と少女は微笑んだ。


 そのころ大道賢吾(だいどうけんご)

 「さあて、なんもでねえし、これ見とくのも目が疲れてきたし飯だな、飯!飯!、メイドさーん、なんか作ってくれない?」

 とメイドさんがすっと、来た。どんだけの速さかと言うと、言うと10秒以内で来てくれる。と言うのはうそでたまたま近くにいただけである。

 「はい、麺類でよろしいでしょうか?」

 「ああそうね。今はずるずるって感じがいいかな。じゃあとんこつでお願い」

 「承知しました」

 ある影響でこのメイドさんは承知しましたにはまっている。何の影響かはいえないけど・・・

 「さて」と言いながらごろっと横になり。

 「もし、巫女同士が協力するならいいけど敵同士になったりしたら大変だな」

 そんなことを言っているときに戦いは繰り広げられていた。


 「”全力バズーカ”!!」

 あの剣のパワーをましての攻撃

 「っふ、私にそんな攻撃、なめてるの?初心者ね」

 二人は敵対していた。そんなわけもさっき


 「あなたはいったいなに?」

 「言ったでしょう、私はあなたを殺したいの。五年前の復讐に、私ができなかった復讐へ」

 佳奈(かな)もアカマガも5年前という言葉で真剣な顔となった。

 (どういうことでしょう、確かに巫女には影響あったりしました。ですがまさか5年前、巫女がいたなんて大道も知りませんでしたよ。それにあの黒い勾玉なんて聞いたこともありません)

 「あんたが幼女の子狐が言ってた巫女ってわけだね」

 「ああ、あの速い狐ちゃんね。でもあれは殺してはならないの。別にあれは人の魂を奪うだけ。肉体は残るわ、でも心は残ってないけど存在がないよりましでしょ。それにあれは情報屋よ」

 訳がわからないことばっかり言ってる。大道でもこんなこと知らない情報である。理解できるわけがないし、それに相手は巫女だから味方のはずの巫女なのに敵だという。アカマガも混乱している。だからもうやることはひとつしかないってことである。

 「あら、戦う気になったかしら。では私も”チェンジ ミデアム”」

 黒目杏(くろめあんず)はクロマガのおかげで巫女(ミデアム)に変身した。そう黒い巫女”ブラックミデアム”である。

 「黒い!」

 (黒いですね)

 (ぎゃははは、そりゃそうだろアカマガさんよお!)

 (誰ですかこのチャラ男は)

 「あ、アカマガ?」

 「そうしたの?あなたは変身しないのね。だったら簡単よ。簡単に殺せるから」

 ちょっとなめられていた。だからかな。ちょっとかちーんときてしまった。だから

 「戦うよ。正々堂々”チェンジ ミデアム”!」

 「戦闘開始かしらね、じゃあ”キング チェーンソー”」

 黒目杏(くろめあんず)は金ぴかなチェンソーを持っていた。

 うわ~物騒だな~

 (アカマガどうすればいい?)

 (・・・)

 (アカマガ?)

 (チャラ男の相手は疲れました。どうぞ戦ってください)

 もう投げ捨てた。いったい何があったのだろうか。それはどうでもいい

 「わかったよ」

 「よけないでね」

 っと鋭い手先でそのチェンソーをぶんぶん器用に攻撃し続けた。

 アブなっ

 「”全力バズーカ”!!」

 あの剣のパワーをましての攻撃

 「っふ、私のそんな攻撃、なめてるの?初心者ね」

 全然効いてなかったというか当たってなかった。相手はかなりのパワーを感じた。このままではやられてしまうんじゃないかと感じたが、

 「私は負けない。なんで私は殺されなくちゃならないか。知りたい」

 「とぼけてんじゃねえ!!!」

 っとそんなさっきまであんな声だったのにびっくりしてしまった。それで距離をとった。

 「あなたは5年前したことでしょう、なんでなんでそんなことが言えるの」

 私は固まってしまった。だって相手が泣いていたからである。これにはどうしようもない。

 (おい!泣いてたら隙ができるぞ。せっかく目標の相手がいるっていうのにてめーは、しかたねえ、仕切りなおしだ。出直すぞ)

 「ええクロマガごめんね。じゃあ私はここでひくわね。命拾(いのちびろ)いしたわね」

 っと飛んで一瞬にして消えていた。さてさて結構なことが起こってしまった。新しい巫女が宿敵になtってしまった。

 っで今は困っていることに

 「ここどこだろ」

 完全道に迷っていた。そう戦っていて完全にどこにいるのかわからなくなってしまった。だから携帯で大道に連絡して連れてきてもらった。

 「お前何やってんだよ。まったく俺がここらへん知ってたからいいものの」

 「あはは、ごめんごめん」

 「それだけじゃねえ、勝手に戦いやがって、死んでたらどうするんだよ」

 「あ…、ごめん…」

 ととぼとぼと二人で歩いていた。大道の家までだ。そうそのわけは

 「見つけたぜ、あの黒い巫女のことがさ。黒目家といって代々巫女を受け継いできた一族でさ、俺の家にも知らされてなくて、まあ古い書籍にでてきたんだけどさ。昔はあれだ。一緒に戦ってきて一番強い霊力をもっていたという説もある。まあ5年前に怨みもつのも当然だな」

 大道の最後に一言でさっきの黒目杏(くろめあんず)の言ったこと、それを聞きたかった。

 「ねえ何で5年前に起こった出来事って私も知らないことってあるの?」

 「ああ?まあな。お前の”オールデリート”はすべてのことをなかったことにする術だ。だから闇族も俺達一族で徐々に封印をとかせているんだけどな。でもお前たち巫女には記憶は残っているんだ。だから俺もお前も記憶が残っている。俺は一族だし”オールデリート”見てたからな。でも黒目家は訳が違うだろ」

 「なんで?わかんないんだけど」

 「ああ、えっとだな~。黒目家は代々巫女を受け継いでるのは言ったよな」

 「うん」

 (ていうか今起きました)

 (アカマガ今大事な話してるから)

 (告白ですか。これは失礼しました)

 (いや違うって)

 と知らん振りみたいな態度をとっていたから

 「おい、お前聞いてんの?」

 「ああごめんアカマガが」

 「はいよ、だったら続き行くぜ、その黒目家も全員記憶が残るはずだったんだが、おそらく防御システムかなんか貼ってたんだろ。それと”オールデリート”が重なって闇族が攻めてきたとかいろいろな記憶がなくなって、おそらく彼女だけが取り残された存在になって家族と上手くいかなくなった。もしかしたらその5年前起こってしまった封印を解いたのがお前って疑ってんだろ」

 単なる勘違いかもしれない。だとするとそれは誤解を解けばいいってことだとわかった。だがそれで上手く収まるかは今の私にはわからなかった。だって恨みって言うのは一生残っていくかもしれないいし。ここまで生きてきたのは私への復讐だし。どうしればいいのかわからなかった。それに本当の5年前の事件の首謀者が気になった。おそらく大道も知らないだろう。

 「じゃあこれだけだ。まあ何か考えてる顔だから。家で考えとけ。また明日な」

 「うん、じゃあまた明日」

 これから今考えなくてはならないのは私にとってもあの黒目家の巫女にとっても重要なことだと思うから真剣にじっくり考えなくてはいけない。それは重々わかった。

 家に帰ってもそればっかり考えていた。お母さんもパリへ帰ってしまってまたパソコンでも会話となってしまった。

 「あらあら~そんな真剣な顔して~彼氏とでもけんかした?」

 「だからお母さん、私彼氏なんていないって言ってるじゃん」

 と暗い感じで言ってしまった。

 「そんな暗いと24時間お父さんがストーカーやっちゃうぞ」

 「はあ~、今日はじゃあね。また明日」

 「待ちなさい佳奈」

 と真剣な顔でお母さんは言った。

 「あんたが何で悩んでいるのかはわかんないけどさ、でもこれだけは言えるよ。それを決めるのは佳奈だけだよ。決断も何もかも決めるのは佳奈。それだけは言えるよ。じゃあがんばってね」

 なんとも何か知っているような言い方をしていた。とお父さんがお風呂から上がってきた。

 「ぶわ~佳奈~上がったから入りなさい。パパのあとでごめんな。この前まで一緒に入って・・・ごふっ」

 と余計な一言を言ったので腹についパンチをしてしまった。

 「ああお父さんごめん」

 「あっはっは、これも愛の無知だね。でも結構いいパンチだったよ」

 にっこりとして倒れる振りをいして

 「パパはもうだめだ。パパがいなくても一人で生きているんだよ。バタリ」

 ほっといてお風呂に入りにいった。その後お父さんは1時間その状態でじっとしていた。

 そしてつらくなったのか、自然とベットに戻ったらしい。

 お風呂の中でも考えはまとまらなかった。

 私が彼女にできること、言えることは何なんだろうか。そればっかり考えていたせいで、全然寝れなかった。正直現在眠い。


 っと大道の家に行った。

 「おいおい、お前目の舌にくまできてるぞ。なんだ?寝不足か?」

 「そういう大道だって眠そうじゃない?」

 お互い昨日の出来事で眠れなかったのだ。そして

 「おお!闇族反応だ。この近くだ。眠いけど行くぞ」

 「ああ眠い。授業中ほぼ全部寝ちゃったよ」

 これで授業態度は悪悪だね。絶対。

 そして走ってその闇族のところまで急いだ。

 (アカマガどこらへん?)

 (そうですね~。あああそこです)

 アカマガがさしていた先には

 「おお、あの幼女子狐か」

 「なんじゃ?また御主らかの?」

 そうあの幼女子狐、速くて魂奪って、そんでもって情報屋

 ちょうどいいかな。と思っていた。

 「ねえちょっと教えてほしいことがあるんだけどさ。あんた情報屋でしょ」

 「ああ、そうじゃが。なんじゃ?今すぐ殺さぬというのであれば、その情報答えてやってもよいぞ」

 まあ妥当な意見だ。速いからまあ倒すこととか無理だと思うから。これを言うだけでも、聞いてもらえるだけでもいいから。言った。

 「5年前の首謀者を教えてよ。あの事件のさ」

 「あああれか、悪いがそれはお主自身で見つけろ、わてはここからは言えません。でも男でグラサンで結構身長高いのが目印だ。」

 ある意味重要な回答だった。

 これで首謀者探さないといけないなと思ったときだった。

 「ああ、逃げちまったな、でもあいつはいいんだな。倒さなくても」

 「一応、情報屋だし」

 (私もあれはまだ殺さない方がよろしい方がいいと思いますよ。今は様子を見ましょう。黒目家の方も殺さない方向でしたし)

 そんな感じで、あの情報屋子狐ちゃんはまだ利用できる。そうだと思った。っで、5年前のあの事件が余計いろいろ知らなくてはいけないことがわかった。

 「じゃあ、帰るか」

 「そうだね」

 また明日。それっていい言葉だと思ったのがあとの話である。


 黒目杏(くろめあんず)が住んでいるマンション

 「きっと、きっと今度こそ彼女を倒して見せるわ」

 (ぎゃははは、それはいいんだが、そのあとおめえはどうするんだ?)

 「知らないわ、私は復讐のためだけに生まれたのよ。それあとはそうねえ。死ぬのもこっけいでいいわね」

 (そうか、じゃあこの話は終わりだ。お前は感情を出しすぎて時々ピンチになっちまう)

 「ええ気をつけるわ」

 と杏は微笑んでいた。だがその中には悲しそうで寂しそうな顔があった。それは何か忘れていて、自分の生きている意味を忘れているかのような笑顔だった。彼女はまだ、わかってはいなかった。自分があるべき姿を、知るべき真実を、そうクロマガですらわからないことだった。

 「私はね。それだけで充分よ。欲を言えばそうね。もう一度家族になりたかったわね。元の・・・」

 遠くを窓から見つめている様子は本当に寂しそうな表情だった。それを見ていたクロマガはもう何も言うことはなかった。

 彼女の夜は更けていった。


 そして大道と佳奈達はというと、

 「っで、お前はあの少女の勘違いをどうやってわからせるんだ?」

 「うん、ちょっと考えてたんだけどね」

 どう見てもちょっと考えたどころではなく、結構悩んでいた顔だった。

 それを見た大道は

 「それでお前の答えは?」

 その答えを聞いていた。顔は真剣で冗談はなし、という空気だ。

 「私の答えは・・・、とにかく当たってみる。心で感じて真実を知ってもらいたい」

 「そうか、なら俺はそれに協力するしかないな」

 えっ、という顔で佳奈は大道の顔をじっと見た。

 「だって俺は大道家だぜ、それくらいは当たり前だ」

 だよね~、ていうかそうに違いないしね

 そう思いながら笑っていた。久々笑ったかもしれない。彼女のことを考えて、5年前の真実を考えて、頭の悪い私には悩んだ。そしてずっと考えてた。っで今答えが出た。

 黒目杏(くろめあんず)とは心で当たって、5年前のことはきっと探してみせると首謀者を。

 だから佳奈の顔は、成長した顔になっていた。

 (いい顔ですよ。佳奈)

 (ええ~、ありがとね)

 照れながらアカマガに言った。


5年前の事件、それは誰にとっても重要な事件、それを無視することはできない。

 だからこそ

 「とにかくあの子に会ってみる。今できることはそれだけだからさ」

 「おう、じゃあ俺はPCで連絡だな、絶対お前の気持ち、伝えろよ”レッドミデアム”」

 大道はとっととPC室へと向かっていった。そして佳奈は黒い巫女”ブラックミデアム”黒目杏(くろめあんず)の元へと走っていった。もう迷うことはない。決めたことを今一生懸命やる。それがいまやるべきことだ。


 そして杏は

 「私は、きっと殺せるわ、今度は迷うことはない。首謀者の彼女を始末するのが私の人生よ」

 (おいおい杏よ~、その台詞何回目だ?俺はもう聞き飽きたぜ。お前、本当は何考えてんだ?)

 「私は・・・、そうね、第2の人生かしらね」

 そんなふとした嘘の笑顔を見せた。だがクロマガにはそれが作り笑顔だとすぐに気が付いた。だから何も言えなかった。杏がかわいそうに見えたからだ。

 そして夜は更けていった。


 翌日、大道と佳奈は行動を開始した。まずは杏はいそうな場所を聞くために、

 「っち、この前はすぐ見つかったのに、あの子狐はどこかいねえか」

 そうPC上であの情報屋子狐を探していたのだ。

 そして佳奈は

 「ったく、携帯にも連絡ないってことはまだ見つかってないってことか・・・」

 町で大道からの連絡を待っていた。

 情報屋なら杏の居場所とか知っているかもしれないとまずはそれを考察した。

 佳奈はその日は休日、というか高校2年の夏休みである。

 「ああ高校2年の夏で何やってんだろう」

 (もちろん黒い巫女を探しているんですよ)

 それはその通りである。

 (アカマガは気配とか感じる?)

 (いえいえ、私より大道のレーダーが正確ですよ)

 それは勾玉としてどうなんだという話だ。というかさっきからなぜか見られていた。外国人に。

 「えっと、なんですか?」

 まさかアカマガとの会話で変な人とか思われた?

 「オー、ゴメンナサイネ、ジロジロ、ミテ。ソノマガタマキレイデスネ」

 どうやら勾玉がきれいだったから見ていただけらしい。

 「ああそうなの、えっと・・・、観光客ですか?」

 というかなんだか見たことあるような気がする。

 (きれいですか・・・、うれしいですーーーーー)

 アカマガはきれいと言われてかなり興奮していた。ほめられると興奮するタイプか。

 「イイエ、チガイマスヨ。ワタシ、アナタトオナジガッコウデス」

 そういわれた時、最近隣のクラスに転校生が留学してきたと噂にはなっていた。まあそのときは全国先生のこともあったし、その入れ違いかなんかで黒い巫女の黒目杏が登場で忘れていたのだった。

 「ごめんね。でも何で私の子と知ってるの?」

 いくらなんでも隣のクラスの子は知らないだろう。

 「オボエテマセンカ?タイイクデクンダデハナイデスカ。ソシテジコショウカイシマシタ」

 ああ、あの時はいろいろ考えていて、まあこの子が自己紹介してきたから、学校ぐらいは友達ほしかったし。いろいろ愛想がいいようにしてるんだった。でも覚えてないのは考え事をしていたから。

 彼女の名前はたしか、

 「ジャア、マタジコショウカイデス。ジェニファー・ツンデレ、デス。ベツニツンデレジャナインダカラネ」

 私はそのジョークで笑うことができた。そのとき

 「おい、あの情報屋、見つけたぞ。すぐ近くだぞ」

 大道からの連絡だった。

 (きれい。ふふふ)

 アカマガはまだ興奮が冷めていなかった。

 「わかった」

 と携帯を切った。

 「ごめん。行かなきゃ」

 「イイデスヨ。イッテクダサイ。マタガッコウデアイマショウ」

 「うんまたね」

 なんだか友達ができたみたいだ。美希しか友達いなかったから。なんだか嬉しい。

 だがジェニファーがまさか親睦が深まる事件が起こるとはそのときは知る由もなかった。

 「アレハ、ナニカトタタカウメデスネ」


 そして情報屋の子狐はいた。

 「お願い。教えてよ黒目杏(くろめあんず)がいそうなとこ」

 「なんじゃい、われに聞くんかの」

 尻尾を掴んで強引に聞いていた。

 「おいおい、ずいぶん、逃げたがるな」

 そして大道もすぐきた。汗からして走って来たに違いなかった。

 アカマガは

 (きれい。きれい。ううきれい)

 まだ興奮していた。

 「ぬー、われも詳しいことと詳しくないこと、言っていいことと厳密なことはあるわい」

 でもこの前口が軽そうだった。首謀者の特徴言ってたし。

 「でも、知らんことはないのじゃい」

 それを聞いてぱっと嬉しくなった。

 大道も同じだったらしい

 「なら教えてくれ。黒い巫女はどこにいるんだ」

 大道はアカマガみたいな興奮して言った。

 「男よ、鼻息が荒いわ。まあまて、教えてやるには条件がいる」

 大道は鼻を押さえた。というか条件ってなに?魂よこせとか?

 「われの名前を答えろ」

 ・・・。そういえば名前知らなかった。杏も情報屋としか言ってないし。子狐とかしか言ったことがないから、名前知らなかった。

 「ほれ答えろ。どうじゃ、教えておらぬからな。答えぬと情報はやらんぞい」

 むかつくけど。ロリ声だからまったく怖くはないし、むかつきはしなかった。巨乳お姉さん好きは大道は、考えている表情をしていた。さっきの鼻息はもう大丈夫らしい。

 (きれい。ってここはどこですか?)

 今の今まで興奮からさめたらしい。それほどジェニファーから言われたことが嬉しいらしい。

 ってまさか、

 「わかったジェニファーでしょ」

 「おぬしはふざけておるのか?はい解答権あと4つじゃ」

 どうやら解答権が5回儲けてあるらしい。

 「解答権って一人5つ?」

 「そうじゃよ。まあ頭の悪いお主じゃ、5回あっても答えることは不可能じゃろう」

 バカにされている。むかつくはずだが、ロリ声がなぜかむかつきはしなかった。ロリ声は卑怯だわ。

 っと大道は隣で立ちながら寝ていた。

 「ちょっと大道、寝てないで、答えないと情報くれないって」

 「おお、あ~あ~、まああまり寝てないからな」

 大きなあくびでそう言った。徹夜ってことですか。

 「でもそのおかげでいろいろな専門用語とかいろいろな名前覚えられたぜ」

 これはかなりの武器となる。さあさっさと答えて、情報もらおうかな。

 「なぬ、情報屋じゃぞ、ふふふんお主に答えられることはできまい。昔の名などもう解明したわ」

 なんだって。というか闇族って昔の人なの?それまだ大道から聞いてない。今度聞こう。

 「なんだって・・・、それじゃ小股ちゃんじゃないのか」

 オマタちゃん?プッと吹いた。

 (プッ)とアカマガも

 「なんじゃその昔の名前は!!今の時代でその名を使うなど恥ずかしくて死ぬわ!」

 そりゃそうだ。どうやら時代に合わせたらしい。さてどうするか。

 私達は適当に3回ずつ、山田花子だの黒目杏だの芦屋真菜だの、あかりちゃんやつかさ、子狐ちゃんと言う答えを言っていた。まあ全部不正解だったけど。

 「どうじゃ、あと1回ずつじゃぞ」

 もう後がなかった。さてもうこの子狐の名前がわかんない。

 「あっはっは、われの名マドマギなどわからんじゃろ」

 ・・・。答え言ってるじゃん。この前見たく口は軽かったらしい。

 そして

 「マドマギでしょ」

 「なんでわかったんじゃ」

 あんたさっき言ったじゃん。天然なのマドマギちゃんは。

 「しょうがないの、約束どおり情報を言おう」

 私達は情報をもらった。居場所を

 「ありがとね。マドマギ」

 「じゃあな。また会おうぜ」

 「うぬ、また頼ってくても構わんからのう」

 っとロリ声で叫んでいた。


 そして人気のいないくらい場所

 マドマギが言っていた場所。まあ「あっちいってこっちいったところじゃ」という案内だったけどね。

 「って本当に出るのか?」

 「マドマギを信じようよ。来るよきっと」

 そうしている中1時間ほど

 2人は寝ていた。

 「あ、寝てた」

 (はい。寝ちゃってました)

 大道は徹夜みたいだから寝かしておこう

 「まあ、寝ている人を殺すのは卑怯だし、私も復讐って感じがしないわ」 

 (ギャハハア、まさかここにくるとは思ってもなかったぜ)

 と2人の声が聞こえた。

 それは

 「黒目杏(くろめあんず)

 (クロマガですね)

 そう黒い巫女が変身状態で登場した。上のビルから。見下した顔で今上からゆっくり降りてきた。

 「こっちは好都合よ。さてと決着といきましょう」

 「うん、でも私は殺しあいに来たんじゃない。誤解を解きに来たの」

 「誤解ですって?」

 そう5年前の誤解

 「だから私はあなたを倒す」

 「なら私はあなたを倒す

 「”チェンジ ミデアム”」

 伝えなくちゃならないこと、あの事件の首謀者。私は世界を救うためにやったこと。全部

 私が体で。全部彼女にぶつける。

 「いっくよ~、”全力バズーカ”」

 「ふふ、そうでなくては私も本気よ。クロマガに言われた私の弱点、もう感情的にはならないわ”バースト キャノン”チェック、燃料チャージ、フルバースト」

 っと閃光が走った。

 (あれはとても危険です。当たってたらどうなっていたか) 

 さっきの攻撃を何とかかわした。

 「”斬フレイム” フルバースト」

 全国先生に使った最大の火炎を撃ちかました。それは竜のような炎を撒き散らした。

 「いいわ。でもまだまだよ”キング チェーンソー” チェック、”貫く月”」

 白い閃光が今にも切られそうなソニックビームが直撃してしまった。

 「当たったわ。さてもう一発”貫く月””貫く月”あははは、死ぬがいいわ。死ね死ね死ね。死になさい宮本佳奈(みやもとかな)!」

 何発も何発もの攻撃でさすがにうるさかったのか大道が起きた。

 「なんだってんだよ。ってどうなってるんだこりゃあ。おい!佳奈ああああああああ」

 大道が見た佳奈の姿は血まみれで死んでいるかのような姿だった 

 「佳奈!佳奈!死ぬな。伝えることがあるんだろ。おい、しっかりしろよ」

 必死に大道は叫んでいた。だが佳奈へは届かなかった。

 「もうその子は手遅れだわ。このくらいの実力で私に挑むなんて。笑えるわね。何か伝えたかったみたいだけど。もう手遅れね。死ぬがいいわ、どきなさい人間。死ぬわよ。とどめだから」

 っと大道はどかなかった。必死に佳奈を守っていた。

 「どきなさい。死にたいの?もう私に何か伝えることなんて不可能よ」

 「っく、でも俺はどかねえ。最後までこいつの思いは無駄にしねえ」

 (ぎゃははは、いい面だぜ。そういう男嫌いじゃねえ)

 と大道は目を瞑っていた。

 「私伝えたいことがあるの、あなたは誤解してる。私は首謀者じゃない。それに私、あなたと友達になりたい。それくらいわかるでしょ。私を殺しても意味がないことぐらい。あの情報屋から聞いてるでしょ」

 どこからか佳奈の声が聞こえた。

 大道が抱きついている佳奈(・・)は口を動かしてはいない。

 「ふふ、幽霊になっても伝えたいことなんて滑稽だわね」

 だが幽霊ではなかった。

 「”朱雀炎フレイムガトリング”フルバースト」

 ガトリングの銃弾が空から降ってきた。大道にはバリアーみたいなのが張ってあった。

 「バリアー”完全なる防御”」

 「なっ」

 杏が驚いてみた姿は。血も付いていない佳奈の姿だった。

 「あなた幽霊ではないようね。どうやって、まさか」

 そう佳奈がやったこと。それは

 ”身代わり分身私”という術だった。

 「いつの間にこんなに多くの技を」

 大道は笑っていた。

 「さっきの言葉。確かのあの小股の情報屋からは聞いたわ。だけど。私は信じない。信じてたまるものですか」 

 っとすかさず”キング チェーンソー”を打ち続けた。

 「今度は殺すわ。今度は本気で・・・」

 彼女からは涙が出ていた。

 「なんで、もう感情的にはならないって」

 (もういいんじゃねえか?お前ももうわかってんだろ、彼女が首謀者ではねえことくらい。)

 (クロマガのくせに私に意見するの?私は彼女を・・・)

 (いい加減にしやがれ!お前、生きている価値がねえだの、いろいろ前から言ってきやがって、この娘が何も悪いしてないってわかってんだろ。ただお前はなにかにぶつけたかったんだろ。復讐だのなんだかんだ言って。おめえ、ただ現実から逃げたかったんだろうがあ。)

 (私は別に現実はわかって・・・)

 (おめえは全然向き合ってないんだよ。ただ逃げているだけだ。家族ともう一度家族になりたい?おめえは理想ばっかり追い求めて行動は一切しねえじゃねえか。それに本当の首謀者には敵わないからただあの娘にぶつけている。わがまま娘にしか俺には見えないね)

 っとクロマガは杏の変身を解いた。

 「あ、変身が、」

 「佳奈、お前もな」

 「ああうん」

 杏は泣いた。現実を今ある。自分の現実と向き合った。

 そして佳奈が杏のもとへ近寄ってきた。

 「あ、ごめんなさい。ごめんなさい。私、あなたは何も悪くないのに」

 杏は泣きながら頭を下げた。だが佳奈は

 「ううん、わかってくれればそれでいいの。それに私あなたの言いたいことがあるの」

 「なに?」

 佳奈はふうと息を呑んで言った言葉が

 「友達になってくれないかな」

 こうしてこの事件は終わった。

 佳奈と杏は見事友達となったらしい。

 実はこの近くに杏の実家があった。実は杏は学校へは行ってなかった。だから佳奈の学校に編入した。

 そして杏も実家に帰った。ちゃんと家族と向き合った。

 佳奈は相変わらず大道の家に

 「あなたたちって付き合ってなかったの!」

 杏は大道の家に初めて?行って驚いた。てっきり大道と佳奈は恋人関係だと思っていたらしい。

 「なんで私がこんな変態と付き合わなくちゃならないの?」

 「それはこっちの台詞だ」

 杏は笑っていた。もう悲しみの顔はクロマガいわくしなくなったという。


 「ただいまママ」

 杏は本当の笑顔で家に帰ることができた。

 (ぎゃははは、ただいま)

 杏の思い描いた。家族へ戻るのはまだ時間がかかるようだが・・・


 「佳奈、私ね。学校へ行くわ」

 「うん」

 だがその背後には柱にはジェニファーが見ていた。

 「ワタシモトモダチネ」

 オーラを放ちながら言った。


 


最後まで見てくれた人はマジでありがとう


次はいつからはわからないけど

おたのしみに

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