いつもの日常5年前の出来事とはじまりと
あまり上手ではないのでご承知ください
彼は今どうしているのだろうか。5年前にある男とであった。私は当時11歳だった。当時そこに何があるのかはわからなかったけれど、危険なものであり、ここにいてはいけないとわかった。そして私にはそのあと記憶が抜かれていた。覚えていることは5年前にあった彼のことともう1つの世界。そしてもう1人の私だ。
そんなことも忘れて私は16歳となっていた。現在高校2年生の女の子です。取り立てて個性というのはないと思う。今までに何かに打ち込めるといった機会がなかったから私には将来のことなんて考えていない。まだ先と思っていたが、周りはもう大学だとか就職だとか夢や希望を持ってそれぞれ生きているって感じかな。
「私って何のために生まれてきたんだろ」
「難しいこというね、でもうちはそうだな、生まれてきたのは佳奈と会うためだと思うよ」
彼女の名前は相沢美希ちゃん。ちなみに私の名前は宮本佳奈です。
っで現在彼女と町をぶらぶら~とまわっていたということなのですが、さすがに私も彼女もやることがなくて近くのファーストフードに入ったわけだけど、本当にまだ帰りたくないな。
私の家は父が1人母は現在ローマだったかな。音楽家なのである。その3人家族である。
「暇だね~、ってあれ健二君じゃない?」
「ああ塾の帰りかなんかかな、大変だね~」
塾ね~うちはお金ないからそういうの無理だな。まあ別に面倒だからの言い訳に過ぎないんだけどね。
「じゃあ帰ろうか」
「うわあ、もうこんな時間じゃん。やばいって、うちの家には今ダイゴロウが庭に穴掘って埋めなきゃならんの忘れてたよ。じゃあね」
「うん、がんばってね」
まさかそれが彼女との最後の会話だとはこのとき思わなかった。
と一人とぼとぼ歩いていたら私はいつの間にかベンチで寝ていた。
「え、なんで?私なんでこんなとこにいるの」
「よお、ようやく起きたな」
聞き覚えのあるようなないような声が聞こえた。てか男性の声かな。なになに私、なんかされちゃったわけ?というよりも突っ込みたいことはひとつあった。
「ここどこーーー」
「おいおい、そんなに騒ぐなよ。やつらに気づかれるって」
「あなた誰ですか?」と聞いてみたら
「あれ?覚えてない?俺だよ、ったく最近の若者は忘れっぽいんだな。俺は5年前のあの事件でお前に会ったはずなんだか」
ああまた5年前のことか、忘れられた時間だなそれは。
「仕方ないな、痛くも怖くもねえからちょっと待ってろ」
と彼は私のおでこに人差し指を突き出した。
「今から全部思い出してやるよ」
っと私の頭にはあるものが見えてきた。
5年前当時私が11歳
まだ私の背中には赤いランドセルが似合っていたときだった
「帰ったら~♪手を洗って~うがいごっくん!!のもと~」
といいながら歩いていたら。なにやら何かを感じたような気配に陥った。そして…
ウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウー
とばかでかい警報機がなった。一体何があったのか当時の私にはさっぱりわからなかった。
そして空の色は一気に暗くなった。そう世界の破滅が始まったのだ。人間には打つ出がないようだ。
「たすけてくれええええええ」
「死にたくねえええええ」
「きゃああああああああああああ」
私は怖くて怖く寝泣き叫びしかなかった。そう何が起こったかというと、世界は悪魔みたいな種族。
古代からの破壊者、闇族の侵略が始まったのである。
ある男の回想
「ちっくしょお、始まっちまったか」
そう2012年俺達の世界は崩壊するということは本当だった。そしてその予言は俺は知っていた。
『世界は闇に包まれて滅び去る』ということが昔からの言い伝えだった。
「俺には何かできることはないのか。俺に力があれば、くっそおお」
仕方がないさ、俺はまだ20歳、年は関係ないのだが、闇族を倒せるのは、巫女しかもそれも特別な女子 が必要だということだ。俺はこの10年間探し続けたが、見つけることはできなかった。
「火があっちまで広がってる。これが俺の町だって言われても信じられねえ」
なんとかしないとな、いったん家に戻ってなんとかするしかねえ。護身用ではあるけれど、何とかこいつら倒せ そうな武器はある。今戻れば何とかなるかもしれない。けれど、
「今戻るには、あの地獄を通らなくいちゃならんのか」
そこは闇族が広がっていて、地獄のようだった。
「なんとかして帰らないと死んじまうな、行くしかねえな」
俺は火の間をくぐっていった。
私の回想
「うええええ、お父さん、お母さん。助けてよ」
私には何が起こったのかさっぱりわからなかった。このときまでには私の記憶があった。
「ここどこ?、いやあああああああ、こっちこないでよおおお」
そこのへんてこな化け物が私に迫ってきた
「こないで、こないでよおおおおおお」
そのとき化け物は警戒したかのように去っていった。
ある男の回想
「くそお、こっちまでいやがるぜ、くせえな、ったく町は全滅だな」
まるで生き地獄だぜ。参ったな。こりゃ巫女までもが死んじまってるかもしれないか。俺に後できることといっ たら、滅び去っていく世界を見るだけしかないか…、はかない人生だったけれど、楽しかったかな。巫女探しで 精一杯だったけど。俺は満足だな。もう終わった。でもそれでも最後までやることやってから、死ぬ。それが俺 の家のルールだ。
「あぶねえ、ええええええ」
危なかった。もう少しで建物の下敷きになるところだったぜ。俺は冷や汗をかきまくっていた。
そして俺は運命的な出会いにあったのだ。
そう10歳くらいの女の子とだった。そうその女の子とは、最悪な出会いだった。なぜなら女の子は闇族に襲わ れそうになっていた。
「くそお、俺に力があれば」
「こないでよおおおおおお」
「ごめんね」
でも不思議な事が起こった。
「闇族が去ってる。なんでだ?まさか」
私の回想
私は何かが去ってほっとしておいた。だけどあっちから何かがこっちにやってきていた。
「またあ、いあっややあややっやああああああ、もうこないでよ。もういやだよ」
本当に泣きまくっていた。女の子なのになんて無様な顔だったのだろうと思っている。今となっては恥ずかし い。それがからとの出会いだったからだ。
「君、大丈夫だった?けがないかな」
ある男の人が歩み寄ってきてくれた。
「だいじょぶれす」
泣き声で言ったので、彼は少し笑った。
「じゃあ、ここは危ない。あっち行こうか」
「あっはい、えっと」
「俺のことはそうだな、イケメンお兄さんでいいよ」
彼はバカじゃないのかと思った。こんな状況でボケている場合ではないのに、彼は今笑っていた。たぶん20歳 くらいだと思う。なぜか今私はほっとしている。
「じゃあ変態さんで」
と子供が最近覚えたよ、といた言葉で言った。
「すまんそれは完全に落ち込むわ」
そうやって私は笑ってられた。安心があったからだ。
「俺も少しは力を使えるんだけどな」
「力?」
「超能力みたいなもんだな、まあ君とは違うけどな」
私は彼がいっている言葉はわからなかったけれど、うんうんと笑顔でいられた。
と走っていると、急に立ち止まった。
「なんですか?ここはどこですか?」
「やっとついたよ。ここは俺の家だ。さあ早くして!」
「ふえ?」
意味がわからず、なんか1つの部屋に入った。中央にはなんか勾玉みたいなものがあった。なんだろうかなって 思った。いろいろあり、赤に青、黄色と白まであった。
「きれい」
「おまたせ、早くこれに着替えて、早くいいからさ」
「え、わかりました」
と、よく神社にいる巫女さんだったかな、そんな衣装だった。
「おっと、その前にどれが君の勾玉、いやパートナーか、確かめないとね」
彼が言ってることは独り言なんだろうか?
「お、どうやら赤だね、赤の巫女か」
「赤ですか」私黄色がよかったな。きれいだし。好きだし。
「うん、じゃあこの赤いやつに着替えて、急がないと被害が出る。ここならまだ被害は受けないけど、いそがな いと大変なことになってしまう、だからさ早く」
私はあることに気がついた。
「どうしたの?早く着替えて」
「あの、そこにいられたら、着替えられないんですけど」
「あ、ごめん」
… … …
「着替え終わりました」
「おお、じゃあいこうか、えっと赤の巫女”レッドミデアム”かな、確か赤い巫女はそう呼ばれていたはずだ」
それは名前的に私はいやだ。小学生の私が抱いたものだった。
「普通に名前でお願いします」
「そういえば名前なんだっけ、聞いてなかったよ」
「私は宮本佳奈です」
そういって私はこの男に家からでて、再びあの地獄へと出陣していった。何のためなのかわからなかった。だって普通に考えたら、あのような危ない場所で、しかもこんなコスプレでどうしようというのだ。華麗に死にたいのならわかるけれど、これはなんでも意味が不明だった。
「あの、なんでこんな衣装に着替えなくてはならなかったのでしょうか?」
「ああ、戦闘服だよ!」なら意味ないじゃないですかーーー!!
まあそんなことはどうでもいいとして、なぜ私はこの人にしかも走って、あの地獄げと行っているのかわからない。助けるなら、あの家でかくまってくれればよかったのに。小学生の頭では考えられなかった。
「着いたよ。疲れたでしょう、はいお水ね」
飲みかけではなかった。いつ買ったのだろう。自販機はどこもほぼ全滅で、しかも生きてても飲めそうではなかった。後で聞いたら家から持ってきたらしい。私が着替えているときに準備した時に取ったらしい。
「それにしても、この衣装最初はサイズ合わないと思いましたけれど、今ではぴったりですね」
「ああ、服自体に霊気みたいなものがあって、まあ意思があるってって言った方がいいかな。まあ生きてるってことだよ。そいつが君に合わせてサイズを合わせてくれるんだよ。まあ成長に合わせて徐々に変わっていくから死ぬまでは着れるね」と最後は満面の笑みで言った。
「まあ一番成長しなくちゃならないのは…」とこの男は私の胸に目がロックオン!していた。
「どこ見てるんですか!変態!!!」
いったい何やってんだろうな私は、いろいろ知らなくてならなかったと思う。家族のこととか友達のことだ。どうやっているのか知らなくてはならないだろうけど、今私は変なことをしていた。そう、私は
「んっと、勾玉になんで念じなくてはならないんですか?」
勾玉に必死に念じていた。なんだかよくわからない。
「まあ、まだ初見だからな。まずは力を入れなきゃ稼動せんだろうからな」
自販機ですかこれは、
「もういいと思うけど、あんまり時間もないしね。さあて術を唱えてもらおうか」
「術?」
「そう、巫女は術を唱えて攻撃するんだ。まあ赤い巫女のレッドミデアムは主に火とかそういったのが多いかな。君結構見た感じではまだ力は未熟だと思うんだ。あと5年くらいだとかなり強い力が使えるけどね。でも君の力は強いよ。でもコントロールはできないから俺も一緒に安定させてやるよ。最大の一発でする術があるんだけどね。でも少し危険なんだよな」
少々この人の独り言聞いていた。ちょっと疲れた。まあ大体わかったけれど、大幅理解不能だった。
「危険なんですか?」
「うんまあ、あれだ。すこーし記憶が飛ぶかな。うっすらとは残るんだけど」
「記憶ですか、どこら辺くらいまで?」
「どうかな、結構衝撃高いから、その術はね、あったことをなかったことにするんだ。年に1回しか出せないけどね(笑)」
う~ん、まあいいかな。こんな地獄なんて記憶消したかったし、この男の記憶も
「そういえば、名前なんですか?」
「俺?ああそういえば言ってなかったな、俺の名前はう~ん、イケメンさんで」
変態さんと憶えて起きましょう。
「さあいくぜ、もう力は充電完了だからな」
「はい、って術ってどうやって唱えるんですか?」
「えっとね。この勾玉に言葉、いや心で唱えるんだ。巫女の力の源は心だから、その術の名前は”オールデリート”そんままだな」
まったくそのままだけれど、彼はこう言った。
「消したいものを心に思うんだ。記憶でもなんで、まあやつら、闇族とか死んだ人が死んだこと自体消えることもできるからな」それは巫女にしかできないことんだよ。と言っていた。
さあて、やろうかと準備は万端っていうことで体制をとっていた。
「じゃあいくよ、早く唱えて!」
周りのぞろぞろと闇族が増えてきた。彼が言うのも無理はない。でもひとつ唱えられなかった原因があった。
「少し唱えるのが怖いんですけど」
そりゃ小学生にこんなこと怖すぎでないだろうか。今から何が起こるかわからないのに、
「大丈夫だ。俺がいるから怖くないだろ、あと心配すんな。そこまで不安な術じゃないからさ、力をこめるんだ!」
「はい!」なんとなくホッとした。
「じゃあ唱えますね」
「いつでもどうぞ」勾玉が光っていた。もう出せるっていう合図だろう。なんかこの勾玉が生きているって言っていたことが本当だった。生きているぬくもりが感じられていた。
「”オールデリート”」
この術を唱えて、私がいたのは病院だった。っで近くに家族、お父さんお母さんにお兄ちゃんと妹がいた。
「私はいったい何が」とさっきの出来事が頭によぎった。そうだ私はこの世界を救ったんだ。じゃあ彼はどこにいったんだろうか。っとちょっと記憶が薄れていた。
そして5年後の16歳である。
「どうだ?思い出したろ」
っとさっきの続きである。
「あああのときの変態さんか」
そこが一番思い出せた。そういえば今でもこの人の本名知らないことになる。
「ひどいな~久々の対面なのにさ。まあいいや。それにしても佳奈も大きくなったな、俺が希望していた胸は大きくなってないけど」とこの変態をおもいっきり殴った。
「いって~女はおっかないな」と笑って言った。ふざけてんのかこの変態は
「っで今頃なんで私の前に現れたの?」
そこが一番聞きたかったことで、そしてまたあんなことが怒らないかという不安で聞いた。
「まあ、俺はまだ戦ってるのさ、やつらと、っで君に力になってもらいたいんだけどさ、いいかな?」
まだこのバカは戦っていたのだ。しかも力がないくせに、でも私はこう言った。
「いやだ、今頃現れてその台詞?大体あんたのこともよく知らないし。それに私高校生だから忙しいんだから!!」最後は嘘である。めっちゃ暇です。
まあ目の前にいる変態さんも結構この言葉には重かったようだ、しょんぼりした顔でずっとそこに立ち止まっていた。そして何か言いたそうであった。
「いいたいことがあれば言えば?」
「ん、ああ」もったいぶって、溜めた感じでいた。そして少しイライラしてきた。この人いつもはっきり言うからかな。まあ全然初対面くらいな関係だから知らないけど。
「まあ、その気がないならいいさ、他の巫女探すよ」
「まだ探してるの?」
「ああ、まあお前しか見つかってないけどな。じゃあなレッドミデアム」
懐かしい名前で言われたからかな。このとき黙ってこの変態の背中を眺めていればよかったのかもしれない、だけど今、じっとはしていられなかった。
「よかったら手伝おうか、闇族倒しと巫女探し」
「本当!嘘じゃないよね!!」
ぱっと明るい顔で顔を近づいてきた、正直きもい。
「本当だってば、その代わり本名教えてよ」
「ああいいぜ、いや~うれしいな、俺は大道賢吾だ、よろしくな佳奈」
こうして私の変な関係と戦いが始まったのだ。
見てくれてありがとうございました