8.妹がお父様を嫌っている原因
不定期更新を読んでくださり
ありがとうございます!!!
………………ん?
「えっとー?」
「目が覚めましたか?」
クリルさんがそっと私の顔を覗き込みました。
「何があったの?」
「気絶しておりました。ご気分はどうですか、耳が聞こえづらい、気持ちが悪い等の何らかの症状がありましたらお教えください」
「すぐに〜、対処しますよぉ」
言うと同時に『スパンッ!』とすごい音がしました。なんの音かと音の方を見ると、サポリアさんが自分の手のひらに拳をぶつけていました。
対処って…伯爵をぶん殴るつもりでしょうか、問題を起こした相手の対処ではなく、私の症状の対処をお願いしたいものです
「あんのやろぉ〜…お嬢様のプニほっぺをぉ、ツーンツンしてぇー、起こそうとしやがりましたからねぇ」
「早急に追い出しました。それで、お嬢様、特になにもないのであれば夕食のお時間なのですが、どうされますか?」
「どうとは?」
アレかな、食堂か自室選べるのかな?
「食堂でぇー伯爵を吊るし上げるかぁ、自室でぇー伯爵を吊るし上げるかですぅ」
どの道サポリアさんは伯爵を吊るし上げるんですね?
「その後、お嬢様が鞭を振るうことも可能です」
はい?
「ひたすらぁ〜、尊厳や威厳をぉ、削ぎ落としてぇ差し上げてくださ〜〜い」
「とても大柄なので、少しは細くなられてよろしいかと」
「吊るす必要ありませんよ…ケバブじゃあるまいし」
吊る(柱に固定)して鞭を振るう(削ぎ落とす)訳にはいかないでしょうに、そんなことになったら反省(完売)し終わったらしょぼくれますよ多分?
「「?」」
「いえ、なんでもないです。それで夕食は食堂へ行きます」
「では」
「準備しまーす」
ん?
今の格好じゃだめなんですか?
素早く着替えさせられて食堂に到着、中に入ると既にお父様(?)とお母様とナルティアーノちゃんが座っていたが
『プルプルプルプル』
妹ちゃん震えているけど大丈夫かな?
席も出口に近いこちら側だし、ここまでは怖がるとは…お父様なにかやらかしてませんか?
「遅くなりました」
一度頭を下げておく
「ああ、気にすることはない!さぁ席について食事に使用ではないか!」
『ビクッ!』
だから声が大きいんだって、横にいるお母様よく平然としていられますね、妹ちゃんは今にも泣きそうですよ?
うーん、座る場所は妹ちゃんの隣にしよう、親を取ったと思われたくないし仲良くしたいしね
「隣に座るね」
「あ……うん……」
………かわいい
着席して、どーーーーしても1つ確認したいことがある
「もし、聞いては駄目なことならば無言で構いませんが1つ、聞いていいいですか?」
「何かしら?」
「なんだ?」
「?」
いえ、あなた達にとっては…違いますね。この家にとってはですね
この家にとっては普通なことかもしれませんが、外部から来た私にとっては、とても違和感のある変な家族での食事風景です。だって…
「なぜ、お父様だけモザイクガラスの仕切りがあるんです?」
正確には目隠し(?)…いえ、私から見たままに言うならば
前世のテレビで貴重な証言をしてくれるけれど匿名の人を守る為に顔を見えなくするモザイクに透けたあれです。あれがわざわざ置かれているのです、しっかりとお父様の肩から上がモザイクガラスで顔がわかりません
…これで声も変声器で変わっていたら、私は笑ってしまいそうですね
「それはねー……………」
「これはだな…………」
「娘の為よ!」
「娘の為だ!」
『ビクッ!』
待って待って、出来てない、出来ないよ?
むしろ、より得体のしれない何かになってる気がする
「意味ねぇ〜」
同感ですサポリアさん
「こう、声の大きさを調整する魔導具の方が必要そうでしょうね」
そだね、本人に言ってそこを改善してもらわないと
って来たばかりの私が思っているんだから、既に他の人が言ったよね?
そう思ってチラッとメイドを見ると
「のぉーかいぜーん」
NO改善かなサポリアさん
「無意味でした」
クリルさん、無意味って聞く耳を持たないのでしょうか、あんなに娘大好きなのに?
「お初にお目にかかります。アルティアーノお嬢様」
「初っす。アルお嬢」
……なんか気安いのがいますね、もしかして真面目さんとセットになるよういるの?
「さて、先ほどぶりになるけれど私は貴方のことをなんて呼んでいいかな?」
「………ナノ」
ん?
ナルティアーノの最初と最後の部分だけで、間は含まない呼び方ですか…それでいいの?
いや、本人がいいと言っているからいいかな
「じゃあ、ナノちゃん今後あなたの姉として一緒に暮らすからよろしくね」
「お姉ちゃん、よろしく」
お姉ちゃんときましたかそれでいいかな?
貴族ならお姉様とか姉様だと思うのは、私の知識の偏りかな?
「うん、よろしくね」
一部、変な状態のお父様いるけれど、それでも食事は何事もなく普通に終わった。
ナノちゃんは先に部屋に帰った。だが私は聞きたいことがあるのでそのまま両親と話をすることに
「それで…なんでお父様はあそこまでナノちゃんに嫌われているんですか?」
「………最初は、泣くだけだったのよ?」
…………お父様に集中していたせいで、一瞬だけお父様が言ったようにおもえた。モザイクと高い声の組み合わせはダメだね、なんか笑いそうだったよ
「だが、ハイハイ出るようになると逃げ出し始めて」
ハイハイの段階で逃げますか…よっぽど怖かったんだね
「私は、次第にどうしていいかわからなくなってしまった」
「そうなのよー、相談してくれなかったのよこの人」
「相談は大事ですよ、なんでお母様を頼らなかったんですか?」
父親が独断でなにかすると逆効果の可能性があります。しかもふれあい時間の皆無な父親が…というか避けられている親が独断とかもう悪夢ですよ
「そうだな…相談していればここまで嫌われることはなかったよな…」
お父様は、ハァ~と長いため息をついた。
「で、何をしたんですか?」
「この人、逃げる娘を追いかけたのよ」
…………?
「しかも、本人は遊んであげているつもりなのか『ガォ~、食べちゃぞ〜』なんて言ってね」
当時を再現、いや真似をするように両手をワキワキさせつつ顔の横まで高さを持ってきましたが…
なんで、わきわきさせてるの?
普通にガオーの手でいいのに…
「それでぇ、なんとぉーーーー、1年もぉ本館に出禁になったのですがぁ〜」
「トラウマ消えず、現在に至ります」
じゃあ、もう少し大人になるまで待つしかないのかな?
「まあ、私は娘が嫌いではないし大好きなままだ小さなことから真剣に真面目に文から始めようと思うのだ!」
まずは声のボリュームだと思います!
「そこで!!!!」
そこで!!!そこで!!そこで!そこで(エコー)
だから、声の大きさからだって!
「この手紙を届けて欲しい」
「中を確認しても?」
「うむ!」
内容は………………………『グシャ』
「なななななにをするうぅ!」
「娘に恋文とか巫山戯ているのですか!」
もうね、読むと鳥肌ものでした我慢1行、限界2行の早業です。ありえねぇ
「妻よ…慰めておくれ」
「ハイハイ、アルティちゃん部屋に戻っていいわよ〜」
「はい、戻ります」
「う〜い、撤収ぅ」
「それでは奥様、旦那様、失礼します」
妻に抱きしめられて、よしよしされている夫婦を食堂に残して部屋へ行ったら
「それでは、お嬢様、湯場へ」
「?」
部屋に帰ってきたばかりですよ?
「お風呂ですぅ」
「……」
部屋に戻る前に行けばいいものを……ふう、それでもちろん、私だけで入るのですよね?
「でわ、私は準備して後ほどまいります」
クリルさんが一礼してどこかへ行き
「私とぉお嬢様は〜、一緒に行きますよぉ〜」
サポリアさんはなぜか、不敵な笑みを浮かべます
「……」
はぁ…やはり、貴族令嬢となると避けられませんよね
「でわぁ〜湯場行き、隅々までぇキレイキレイ、しましょうねぇー」
ガシッと抱え込まれて運ばれる
何でっ!?
私、別に嫌とは言ってないよ!?
***
『カッポーン』
と鳴る音のものはありません雰囲気です
「フッフッフッ、本当にぃ、平民だったのかー、気になる肌ですねぇ」
なんでかな?なんでかな!?どうしてかな!
「そこまでではないでしょう?」
なんで!?誰か教えて!
どうして2人も裸なんですかーーーーーーー!
待って待って、洗われるのは理解しよう。貴族令嬢可能性はあった。でもね、侍女2名まで裸で一緒にお風呂とは予想できませんでしたよ!?
「なっなんで2人も裸なの?」
「そりゃぁ、洗うからですよぉ?」
「ご一緒のほうが早いですし?」
くそぅ、クリルさんにとっても当たり前ということはこの世界ではメイドとお風呂は当たり前なのか?
「それにお嬢様、護衛も兼ねています」
あっそうか、そうですか…………って納得できないよ!?
裸で護衛ができるの!?
(チラ)っと護衛の際邪魔になりそうなものを携えているサポリアさんの胸を見る
クリルさんは手のひらに収まる大きさなのでなんとか動けそうですがサポリアさんは………ゆさゆさプルンプルンで動きづらそうですから
「?………ああ〜、大丈夫ですよぉ〜、お嬢様もぉ大きくなりますってぇー、それにぃこれぇ~重いんですよぉ」
サポリアさんは、私の手を取り自身の胸の下に持ち上げさせるように胸を持たせた。って、重い(汗)
って、だから違う違うそうじゃないんだよ!!
「裸で護衛出来るんですか?」
「可能です魔法があります」
「そーうそう、私はぁ、闇の影魔法が得意でしてぇ」
「私は、光と火の合せ技が得意で熱線をよく使います」
熱線…ビームかな?
「光剣や熱集中による超高熱の線を相手に向かって放ちます」
うわぁ、この世界でビーム兵器ってわけですね、魔法はすごいですね
「洗い終わりました……サポリア、いつまでお嬢様の手に自分の胸を持たせているのですか?」
「だぁって〜楽なんですも〜ん」
それにしても、やはりおっぱいはいいものだ精神的にまだまだ男ゆえにムニムニと揉みしだきたい衝動に駆られるが我慢だ
「いいからどかしなさい」
「ええぇ〜、じゃあーお嬢様ぁ、ひともみどうぞぉ?」
「……(じゃ遠慮なく)」
『モミ』
「お願いごともぉ、しておきましょうね〜」
崇めて称えるんですねこの巨大なる乳に
深く頭を下げる
「お嬢様にもぉー、巨乳のご利益をぉー!」
「ハハー!」
「はぁ………何をやっているのですか、お嬢様、風邪ひきますので湯に浸かって下さい」
「はーい」
チャプンと肩まで入……
「お嬢様どうぞぉ〜」
後ろに引っ張られて、柔クッションが頭の後ろに来た。
「サポリア?」
「いーじゃないですかぁ、こういうふうに〜、お世話が出来るのはぁ今の時期だけですよぉ?」
「………はぁ」
あ、黙認するんですねクリルさんお疲れさまです
「お嬢様、度が過ぎるようでしたらお言いつけくださいませ、すぐに対処いたしますから」
「うへぇ、クリルのシゴキはぁ、キツイですからねぇ〜、勘弁願いたいですようぅ」
「なら、最低限の節度は持つように」
「はぁ〜〜い」
こうしてお風呂タイムは終わった
次は………いつだろう?
でわでわ、でき次第また投稿します