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4.約束してもらいます

久しぶりの投稿です。読んで下さっている方申し訳ありませんね作者名を変えての投稿作品です。その意味は優先順位が低いからです別の作者名の作品を最優先で投稿させて頂いてますのでね、ごめんね

「ねっそっくりでしょう?」


 お屋敷に着いて中にはいるやいなや、お出迎えをしようと来ていたお嬢様が驚いて言葉もないようです


 それにも関わらずご紹介もなしに言った言葉が先程の言葉、正直鏡を見たことがありませんので分かりません髪色は同じ金髪というのは分かりますけど


 それ以外は分かりません


「えっと、鏡を見たことがないのでわからないです」


 そう正直に言うと


「そっかぁ、そうよね平民は普通ないのよねうっかりしてたわ」


 言うとすぐにメイドたちに指示を出し私は綺麗に洗われ綺麗なドレスを着させられた。


 そして鏡の前へ、改めて私ことアルティを見る


 金髪のプラチナブロンドで薄い紫の瞳

 見た目から十代になっていなさそうである可能性がある


 うーん………思い出したまだ7歳なはず


「えっと本当にすみません平民の私の世話なんてさせてしまって」


「お気になさらず」

「大丈夫ですよ〜♪」


 クソ、クールなメイドさんとおっとりメイドなんで素晴らしい組み合わせだ!


「はい、今日のお嬢様とそっくりに仕上げました」


「本当にそっくりですねぇ〜」


「はい、同感です。違うのが瞳の色だけなんて…」


 そう私とお嬢様の違いそれは

 お嬢様は綺麗な青色の目

 私は先程も言った薄い紫色の目


 …………………それ以外、違いが見当たらない!?


「それでは奥様の元へ行きましょう」


「そっくりなところを〜見せましょーう!」


 ……行くしか選択肢ありませんよね


 ***


「ドヤァ」


 おっとりメイドさん?

 ドヤァって紹介方法はおかしいよ?


「まあまあ」

「……」


 夫人はそういうなり立ち上るなりこちらへ歩い来て抱きつく、自分の娘さんは放置ですか!?驚きのあまり固まってますよ?


「話を合わせてちょうだい」


「は?」


「娘に嘘ついちゃった♪」


「はあっ!?」

『パンッ!』


 驚きの声を上げた瞬間ものすごい勢いで口を塞がれた。


 痛いぃ(涙目)


「ボベデ?(それで?)」


「貴方は攫われたウチの双子の子であの子の姉ってことにしたの」


 口から手を離してくれた


「…………分かりました」


 はぁ、しばらくはこの屋敷に縛られるかでも……


「ですが、屋敷での行動は」

「大丈夫よ、よっぽどの事でなければ制限するつもりはないから」


 ならば、いい…かな?


「お母様?」


「はぁい、じゃあ紹介するわねぇ」


 私の後ろに立ち肩に手を置かれた


「さっきも言ったけれど、赤ん坊の頃に攫われた貴方の双子の姉アルティアーノよ」

「っ!?」


 ちょっとおぉ!

 何勝手に私の名前をちょっと変えてんの!?

 アルティじゃ貴族にふさわしくないの?

 それに私が姉なの!?


「でねアルティ、あなたの双子の妹」


 アルティを愛称としますか…まぁいいですけどね


「…ナルティアーノ」


 ボソッと言うと侍女かな?彼女の後ろに隠れてしまった

 えっ?名前もアルとナルの違いと私の名前の後ろにアーノという部分ががなかっただけで似ているとか


 なんというか…不思議でいっぱいです


「仲良くなるにはもうちょっと時間がかかりそうね」


「いや、あの、今日あったばかり…」


「そんなことより、お部屋を用意しなくちゃ」


「いやいや、それは外の方々任せて私は、夫人とよ〜くお話をしたいですわ…」


 口を∪の字の笑みを浮かべても目は笑っていない私に一歩下がったが即座に手を掴む、逃さないよ?


「お・は・な・し・しましょ?」


「えっええ…」



 ****



「で、何であんなことになったんですか?」


「もっもう一人娘が欲しくて」


 娘と言ったのだから娘の立場のように堂々と物申します


「はぁーーーーー」


「ごっごめんなさいね」


「もういいですよ、ただいくつか条件を提示させていただいても?」


「ええ、それはもちろんよほどの条件でなければ受け入れるわよ♪」


 笑顔になりなしたね、本当にもう一人娘が欲しかったことがわかります


「では………」


「1.私の行動を制限しないでほしいです。やりたい事がたくさんありますので」


「ええ、大丈夫よ」


「2.亡き両親のお墓をちゃんと管理されている場所に用意してほしいです」


「いいわ…えっと貴族用では駄目よね」


「ダメです」


 墓暴きにあったらどうするんですか?

 貴族用なんか、たくさんの装飾品を入れていそうというイメージがあるんですよね


「わかったわ、調べて良い場所を用意させるわね」


「お願いします」


「3」


「まだあるのね…」


 ありますよ?


「コホン、3私に使ったお金はきちんとこの家の人とは別に記録し私に報告してください」


「…それは、どうしてかしら?」


 眉間にシワを寄せて不満ありますとばかりに目もキッとする夫人


「私が望んだわけではありませんので将来的に返したいと思っておりますので、いかなる方法を使っても返済する所存です」


「それは、納得いかないわ!」


「納得しないのであれば今すぐ出ていきますが?」


「…………………」

「……………はぁ、わかったわ私が折れるわね」


「ありがとうございます」


 夫人は夫人で何やら考えているようで…小さく「それ…それ…ちは……わ」と何やら言っているので、もしかしたらこれは何らかの方法で相殺されそうだ、だてに貴族の夫人をやってないということかな?


「4」


「もうそのへんで良くないかしら?」


「まあ聞いてください」


「はーい」


 軽いなーもう


「4私は貴族と結婚はしません、婚約もやめてくださいね?」


「ちっ」


「夫人?」


 舌打ちしたよこの夫人!?

 貴族となったのだから当然、結婚して家のためになんて作戦取らせませんよ?


 私でも思いつきますので阻止させていただきます


「その作戦はバレバレですのね」


「はい」


「まあ、いいですけれど」


 …所詮凡人の私抜け道というか貴族常識を知らない分どうせ負けるでしょう、なので結婚はこれで回避させてもらいます。いずれは結婚するでしょう、子供もほしいです。


 子供を産み育てるのは遊びではないとわかっているので当然、複雑な事情の私は孕んだら先のことを考えてマタニティーブルーにならないか不安はあります。


 が、そこはなんとか乗り越えて子供を育てたいと思います。できれば娘だけでいいです。クソガキのオスはいりません


 理由は分かりませんが子供は欲しいですが女の子を希望します


 えっ、男性との行為に嫌悪感はないのかですって?

 不思議とありませんよ?

 男だったならばそこは嫌なんじゃないのか?拒否したいんじゃないか?



 全然ありません、だって男に未練ありませんから



「5、娘さん…ナルティアーノが私を『嫌いこの家から出ていけ』と言ったら一様、私が本当に出ていってほしいか聞きますがそれでも出ていけと言ったら出ていきます」


「私達、親には聞いてくれないの?」


「はい、確実に引き止めますからね」


「そうれは、そうなのだけれどねぇ」


「本当の娘さんを大事にしてください」


「わざと嫌われるのは無しよ?」


「ええそれは、分かっていますよ…以上です」


 ただ単に嫌われてもいる理由は、ないからなのですけれどね?


「それで夫人からはなにかありますか?」


「………今は、ないわ」


「では、きちんと書面にしてサインをお願いしますね」


「書面もサインも知っているのね」


 普通は知らないのかな?

 いや、子供が知っているのがおかしいのかな?


 なんにせよ、私にできる対策はこれぐらいだ、前世が凡人でこの世界ではまだ子供で無知です


 前世知識で書類とサインぐらいしか約束事はできませんし魔法的なことはあるのかないのかさっぱりです。


 ………魔法


「あの」


「何かしら?」


 執事が紙を持ってきて、サラサラと何やら書いている間メイドがお茶を出し優雅に飲んでいるとこに、私はさっき思い出した魔法についても契約できないか聞いてみることに


「魔法による契約もありますから?」


「………ないわ」


「奥様、嘘はいけませんよ?」


 メイドの突っ込みがはいる、距離感が近いからこそもの言えるのだろう優しい貴族様だ


「メイドさんあるんですか?」


「はい、お嬢様、ございますよ一般的にというよりも平民は滅多にお目にかかれませんが貴族同士や貴族と商人の間で大きな取引や約束事に使われます。貴族では信用の有る無しに関わらず結ぶことでお互いを信用すると言う暗黙の了解となっておます」


「…暗黙の了解…ね」


 ちらりと夫人を見ると『ビクッ』と肩が一瞬跳ねた


「ではそちらもお願いしますね、夫人?」


「はーい」


 バレたら仕方ないっか、みたいな軽さだねまあいいけどさて契約が終わったらお屋敷を案内してもらいますか

次話、投稿未定です本当にいつ投稿できるかわかりません許して

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