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異世界TS転生した〜あっ男に未練ないんで大丈夫です〜  作者: きよわわ
1章 自分勝手でいきたい

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20/20

20.モンスターと戦う授業があるそうです

愛しき愛しき愛しき愛しき愛しき娘よ…

学園が嫌ならいつでも帰ってきて良いぞ?

              お父様より


かわいいかわいいかわいいかわいい孫よ…

何か学園に不満があったら言うておくれ、いつでも駆けつけ問題を解決してみせよう

                ジジイより

アルティ「…………頼ったら駄目なやつだよね?」

サポリア「いーとぉ『ゴスッ』お”っすぅ〜〜」

クリル「駄目です」

アルティ「………ダメかぁ」

 それからというと……授業が開始する毎に私は復習している。恐ろしい事に普通に国語、数学、理科、体育の授業があった。


 え?何が恐ろしいって?


 普通に元の世界の授業と変わらない科目と内容があるということでした。

 聞いた瞬間は心の中で『何当然のように「では今から現代語の授業を開始します」とか言ってんの?』と思わざる得ませんでした。


 ですが中身はちゃんとこの世界仕様でホッとしました。


 国語は先に言った現代語とまさかの古代語で2つあって、理科は科学と日常科学という2つ、日常科学は天気、天体等の日常的な生活で遭遇する科学らしいです。

 例としては、雲どうやってできているのか、川の水はどこから来ているか、食事の肉や魚は元はどうなのかの知っていて当たり前としていて欲しい知識を教えてくれるらしいです。

 まあ何故か元の世界で有名なパンがなければ〜でどっちも小麦だよ!と突っ込めるようになりましょうとか、病気になって祈っても治らないよ?

 とか肉とか魚は料理で出された時の肉片や切り身で生きてないよ?


 というような常識的な知識を学ぶのが日常科学みたいですね。うん、貴族には良いかもしれませんね。


 でもね?


 あの女のせいで、ここがゲーム世界の可能性が高くなったので、制作陣が何か入れてたりするのだろうか?と思えてしまうんですよ…


 だってゲームなら授業中かテストで、何問かプレイヤーに解かせて全問正解か正解の数だけボーナス的な何かをゲットできるミニゲームとして用意できそうじゃない?


 ま、それはそれとして……なんで元の世界の現代授業を、この異世界でも受けなければいけないのだろうか?


 しかし、数学などは知っている知識が殆どなので、授業は受けつつも考え事をするにはちょうどいい……考える事それは


 第2王子についてだ


「別クラスだった事を、これ程嬉しいと思いませんでした」


 そう、この数学の後にある体育の授業で別クラスと合同なのだその別クラスに私の足を踏みまくった第2王子が居るのだ


 え?今一緒のクラスに居る第1王子のアレクセイは同い年じゃないのかって?

 もちろん同い年ですよ?


 クリルに聞いたんだけど

 腹違い、側妃様の子供が第1王子のアレクセイで、第2王子の……名前は忘れた。

 とにかく第2王子が生まれたのは第1王子の2日後に正妃様から産まれたそうだ


 普通順番があるんでないんか?

 正妃からとかさ、まあよほど妊娠しづらかったのか、何か事情があったのかだよな

 流石に同じ日に妊娠はしてなくても出産日数日違い同じ年に同じ学園

 裏で色々と権力が渦巻いてそうで怖い怖い


 ………それとだ、気づいたこととも思いますが第1王子の誕生祭、我が家は行ってないんですよね。


 サポリア曰く、正妃の子でないからと誕生祭はささやかなものになったとのこと


 この国平気ですか?

 いやあえてそうはっきり差をつける事で王位継承権を決めていたのだろうか?


 しかしそこで聖属性の女登場!

 側妃様の子がそうそうに接触!仲良くなったので王位継承権が1位となり王太子となったのかな?


 考えているうちに授業が終わり5分休憩後、次は体育の授業だ


運動場ならぬこの世界では訓練場と呼ばれる場所へ着替えて移動、到着すると私も着ている体操服と呼ばれる。運動用の服装だらけ…こういう所は本当に日本の制作陣が作ってるなぁ、と思わざる得ない


きっと立ち絵も用意されてるんだよね。


ま、私はズボンと動きやすい上着と膝ぐらいの長さのマントを装備です。

 うん、疑問だよね………これが体操服?と

 異世界の体操服は戦うこと前提の服みたいですね。まあ、運動するのにスカートのままでなくてズボンを履けるのはうれしいですね。

 動きやすい上着についてはノースリーブ、半袖、長袖、と選べる仕様になっています。私はノースリーブを選択しております。


「よう!」


 はぁ〜〜〜〜来たよ、人が現実逃避で体操服?に思考を割いていたのになぁ

 何で別クラスの第2王子が登場かというと合同授業です………やめて別々でいいじゃん!

 何で合同なんか………はい、そこはゲーム出会いの場を作り主人公の出会いのためですね。


「元気してたか?」


 第2王子めぇ


「俺だ第2王子であるドルクスだ」


 そんな名前だったけ?

 もう忘れていましたよ、お前なんぞの名前なんか記憶容量使いたくもない


「なあ…あの声を聞かせてくれよ、もしくはお前の苦悶の表情でもいいが、見せるか聞かせてくれないか」


 ?…………????

 コイツ今……何を言った?


 私が無視から絶句に変わってもコイツ…ゴホンッ第2王子の今の言葉は?本気で言ってるの?


「俺はな、あの時のからお前の苦悶の表情と声が忘れられないんだ」


「…………」


 こ、こいつ…ヤバい奴だ…

 Sだ性格的にSだ…えぇ、私こんな奴に目をつけられたの?というか王族にまともなやつは居ないの?


 人の話を聞かない監禁や独占欲の塊の第1王子に、人の苦痛を訴える表情に喜びを感じている変態なサディスト第2王子って


 国をどちらの王子が王位継承をしても長くないんじゃ…


「そこで…お前、俺の妃にならないか?」

「断る『ゴホンッ』辞退させていただきます」


 いかんあまりにも嫌だから、普通に断ってしまい慌てて丁寧に断った

 いや、だってね。私が平和ボケして、頭がお花畑ならば即『はい!お受けいたしますわ♪』なんて言っていたと思う。

 だけど普通に考えてだ…普通に考えて身分相応の振る舞いという面倒事をしなければならない


 バカでなければ王子に選ばれる


 婚約しそこから始まる。

 王妃教育←これ絶対面倒くさい

 そこから馬鹿みたいな勉強の始まり


 そこ誰が嬉しいの?と思う。物語(フィクション)では都合よく


『どうか君とともに歩みたいんだ僕と婚約してくれないか…』

『うん、嬉しい!私頑張るからね』


 とか受け入れてダイジェストで頑張ってる過程が描かれて、1山2山の盛り上がり部分があってハッピーエンドの流れで()()()結婚し王妃になりました。


 なんて展開もあるし、王子が王妃もしくは側后に嫌われていて倒すラスボス的存在がいつつ、お前もその立場になりたいのかな?

 なんて読者ほったらかしでラスボスを正攻法かバトルで倒して結ばれるなんて不思議展開もある。


 結構女性の本の不思議で、敵役は酷い人でそれ相応の権力や暗殺者を使えてその苦難を乗り越える。まあそうでないと盛り上がらないからね。けどね?それがババアになっても自分は、一生命狙われる立場や、国の顔の行動を強要される立場を受け入れるってどうよ?


 好きな人のために頑張る!


 そう思えたとしても現実はちゃうねん。

 私、多言語覚える気ないし、他国のアレコレ記憶するとか嫌だし、ストレスを溜め込んで夫になる人以外に吐き出せる場所がないとか勘弁願いたいし、審美眼?ってのも持ち合わせたくないし

 その他いろいろ…


 何故、物語では王族にそこまでなりたいのだろうか?伯爵程度の貴族では満足できないのだろうか?男に未練はないとは言え前世でそういったものを読んだ時、王族との婚約から逃げるヒロイン等には共感できたが、物語上王子にキュン負けして結婚することになり私は


 馬鹿じゃないの?というヒロインへの落胆と、そこまでしてヒロインに苦行を強いる王子への狂気を感じた。


 王子のどうしても君じゃないと嫌なんだ的な事は一見すると一途な愛に見える。でもね?私は意地でもお前も同じ苦行に日々を送れという愛ではない道連れ的思考を感じてしまうし、何よりもヒロインは言わないんだよ


『王族に連なる者になるための、ありとあらゆる勉強の強要と、王子の婚約者やその後の一生を命を狙われ常に失敗は許されない辛く苦しい人生を私に求めるんですか?』


 というセリフを見たことも聞いたこともない


 きっと恋する乙女は無敵にしたいのでしょうね。

 まあ私は絶対に嫌だし、キュン負けなんてしないよ?こんな性格がおかしい奴と添い遂げるなんて絶対に有り得ない


 と思考をよそにしても耳に雑音が入ってこないので第2王子を見ると


「断る?俺の誘いを断るだと?」


 俯き小声で理解できないと言わんばかりに疑問の声をつぶやき、私の拒絶にショックを受けていた。


「…………」


 しばらく見ていると


「ふふふ、ははははは」


 笑い出した、壊れたかな?

 そう思ってたのも束の間、顔を上げて私を真っ直ぐ見つめ声を発した


「いいね、いいよ、そうこなくては…簡単に手に入るのはつまらない、君を絶対に俺のものにする」


 は?とフリーズしていたのが悪かった。

 手を取られ手の甲にキスをされた


「ではな!」


 第2王子は笑顔で去っていった。

 お前、授業は……


 しかし……………キッショ、手洗い場どこ?

 とキョロキョロするも無い、当然と言えば当然か、今から校舎に戻るのも時間が…


 仕方が無い諦めておこう。

 そう決めたのに足をツンツンされるので見てみると私の影から手が生えていた


「……サポリア?」


『グッ!ニュル………ニュッ!』


 拳が親指を立てたと思ったら引っ込み、再び出てきたらハンカチを差し出してきたので取ると少し湿り気を感じる。ありがたい!

 ササッと手の甲を拭って返す。


 気分は高揚!出来るメイドがいるとこうも頼もしいのか!


 サポリアの素敵なサポートに心を高揚させていると、フィーナ様がやってきて私を皆が集まっている所まで引っ張っていった。


 おおう、いつの間に集まってたの?


「よし!三人一組になったな?」


 3人?


【トスッ】

 おっ!?びっくりした!妹ちゃんかというかそりゃそうか、私と妹ちゃんはセットだなこんな姿を消す子に『組もうよ』と、声をかける人の有無以前に見つからないもんな…


「では今回はみんなにゴブリンを1人1匹倒してもらう」


 ……は?いきなり実戦するの?この学園ヤバくない?


「では先ずは先生がお手本を見せるぞ!」


 まさか!チュートリアルのつもりか!?

 た、確かにさ!ゲームとかだとチュートリアルでいきなり戦闘とかあるけどさ!それを現実でやるのはどうなの!?


 私が頭の中で驚いている間に簀巻きゴブリンが他の人により持ってこられた。


「みんなこれがゴブリンだ!比較的に弱い、だが数がそろえば厄介なモンスターだ」


 スライムと違って弱モンスター設定は、ゴブリンには当てはまるんだ…


「まず、ゴブリンと出会う」

 簀巻きゴブリンが解放された。


「それ自体は…まあ、お互いに問題はない」


 ……なんでだよ

 実際にゴブリンは澄んだ瞳で辺りを見渡すだけで何もしない……せめて逃げ出そうよ、なんでその場に留まる?


「だが、繁殖期のゴブリンは別だ襲いかかってくるぞ!」


 期間限定なの!?


「あと、目の前で剣抜いても襲いかかってくるからな!」


 実際に教員が抜くとゴブリンは警戒体制に入る


 アレかな?ゲームでいう、シンボルエンカウントかな?


「では次に」

 教員は剣を構えるとゴブリンも臨戦態勢を取った。


「まずは何をするかを考えるんだ」


 ………まって?

 シンボルエンカウントで接触後に、コマンド入力システムと言わんばかりの説明はやめて!

 い、いくらなんでも違うよね!?

 先生…何か違う意味で言ってるんだよね?

 深い意味が…

「このまま武器で攻撃もよし、魔法が使えるものは魔法でもよし、効果的に使えるアイテムがあれば使用したり、戦うのをやめたければ逃げるんだ!」


 深い意味はなく教えられる事は本当にゲームコマンド…


「何故こんな当たり前の事を言うか分かる奴はいるか?」


 お?期待していいのかな?


「それはな、敵と遭遇したら恐怖で身をすくめる者や、怯え逃げ出す者がいるからだ…だから慣れるの事と、何よりも考える事をやめない練習をしてもらいたい!」


 ……まあ、確かに?考えるのをやめたらだめだよな


「いいか、思考停止や恐怖により逃げるのは駄目だ!モンスターにはあえて逃がし甚振ったり遊んだり、住処を探すといったことをするモンスターも存在する。なので、逃げるにしても考えて逃げなければならない」


良かった。ちゃんと意味のある事だった。


しかしその後、数十分にわたり丁寧な攻撃と魔法やアイテムの使用タイミング等のチュートリアル説明が目の前で繰り広げられた。


ゲーム設定よろしく前衛後衛の説明だけで後衛を守る為の人員等や遭遇しているモンスター以外の新たな増援やその隙を狙った盗賊等、勝利後の警戒についての話が無いのはもう…疑問に思うのはやめた。


教員の説明がゲーム説明として私は知識で入れておき常識的とは別区分で分けておこう。


何故かって?テストに出るかもしれないからだよ、ゲームなんだもんいっそテストなくしてほしいけど、きっとテストあるゲームだもん。


あと何より、最大の疑問は森でのあるある危険の説明がないんだもん!


森では火魔法はダメとか方向を見失わないための対策とか!何でないんだよ!?

1回目の授業だからか?

……きっとそうなんだろう。

きっとそうであってほしい


「では!みな森へお行きなさい、授業終了は鐘を鳴らしながら教員が徘徊するそれで気が付かない奴は……しらん」


おい!


ツッコみたいが授業だとっとと済まそう


「それでは行きますわよ?」

「うん」

【サッ】『オーケー♪』


というわけでレッツゴー!

………………

…………

……


1列になって行動することに数分

前からフィーナ様、私、妹ちゃん

何だけどね?


後ろを見ると、妹ちゃんの姿は見えないんだよ


『チラッ』

シーン


『ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ』

『ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ』

『カサカサ…カサカサ…カサカサ』


歩行の音に突っ込んでくれるなよ?


妹ちゃんの行動音がおかしいんだ、この辺りで隠れれる場所は茂みや木の陰、妹ちゃんは未だ隠れて移動なのだよ


「っ!いましたわ、ゴブリンですの!のっ!?」


フィーナ様驚きの声なぜかと言うとゴブリンは1匹ではなかったのだ3匹いた


「マズイですわね…逃げましょうか?」


フィーナ様が私を見るが私は首を横に振り逃げる選択を拒否


「何とかなるでしょう」


フィーナ様と私は腰に携えた剣を抜く


「では戦いますわよ!」

「うん!」

【……】

「妹ちゃんも!」


私が声を上げると、ガサガサと茂みから出てきて、私の横の出現し手持ち看板を構える。


やっぱり武器それかい!


では、初めての戦闘……ではないかスライム以来の戦闘開始!


****** ****** ******

【サッ】『お久しぶりです』

【クルン】『何やらとんでもない王子達でした』

【ササッ】『まあ頭がお花畑じゃない限り』

【クルン】『普通は王妃なんてとんでもなく』

【ササッ】『面倒くさい座につこうとは思わない』

【クルン】『ですよね?』

【ササッ】『そう思うのは私だけかな?』

【クルン、ブンブン】『じゃあまたね』


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