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第九話「大掃除の始まり」

よく鎌を持たされて雑草刈りをやっていた。


後書きにアンケートがありますので、気楽にお答えください。

答えられるものだけでも結構です。




 教室に入って少し経ってから朝のホームルームが始まった。

「お前らおはよう」

 担任の塩谷先生が独特な挨拶をする。朝一番で生徒にお前らと言う先生は結構珍しいんじゃないか?

「今日は大掃除の日となってるから各自割り振られた掃除場所をしっかりと掃除するように。一番掃除を頑張ったチームには理事長から褒美が貰えるぞ。二位のチームには校長からだそうだ。ただし、ビリのチームには厳しい罰ゲームがあるから気をつけろよ。じゃあ頑張れ」

 塩谷先生は用件を言い終ると教室を出て行った。

 この学校では一学期中に二度大掃除が行われる。先生はクラスを何チームかに分けてそれぞれの指定された掃除場所を割り振る。全て先生がくじやらダーツやらで決めるのでかなりバラバラなチームが出来上がることが多い。一日全部掃除に使う一大イベントとしてこの学校の隠れ名物となっている。


 私のチーム

 場所 四号館三階空き教室

 メンバー 私

      ヤブ医者

      ハルク(欠席)

      紳士っぽい男子生徒

      ヤンキー


 どう考えても何かの陰謀があるであろうチーム構成になっている。

「これからよろしくね」

 ヤブ医者が楽しげに言ってくるが、ハルクが欠席していることでその笑顔が怖い。こいつ、もしかして先生に賄賂でも渡したか?

 ハルクが戻ってこないのを不安に思っていると、紳士っぽい男子生徒がこちらに向かってきた。誰だっけこいつ。そろそろクラスメイトの名前ぐらい覚えておかないとな。

「君が噂の……。僕は手塚って言うんだ。これからよろしく」

 噂の何だ!?

 まあ、そんなことはいちいちツッコンでいてもしかたがない。

「さぁ気合入れて掃除すんぞ!」

 それにしても、ヤンキーが一番気合が入っているのはどうしてだろうか。

 この怪しげなメンバーで掃除場所へと向かうことになった。他のチームを見てみてもちょっと変わってるが、まだましのように見える。



 どうやらもう大掃除は始まっているようで何人かがすでに廊下掃除を始めていた。邪魔しないようにと慎重に廊下を歩いていると、何やら視線を感じる。

「もしかして私たち目だってないか?」

「気のせいでしょ。視線なんか気にしていたら社会でやっていけないよ」

もしかしてそれはギャグで言っているのか?周りの視線の先にあるのは、お前の着ている血痕のついた白衣なんだが。



 目的地に近づくにつれ人気がなくなっているような気がする。

 大掃除は一日中やるので一チームに割り振られた掃除場所はかなり広い。だが、この三階に上がってから人の姿がまったく見当たらないのは不自然だ。

「ここはやばいな」

 ボソッと手塚がつぶやく。

「何がやばいんだ?」

「聞いてないか?四号館三階のとある一角には絶対に入ってはいけない話」

「聞いたことないな」

「何でも、入ったら一生出てこれない部屋らしくてさ、今じゃ鎖やら何やらで硬く閉ざされているらしいよ。まあ、かなり間違って伝わっているらしいから気にしなくてもいいだろうね」

「へー、そうなんだ」

 そんな話をしている内に掃除場所までやってきた。来る途中に鎖で閉ざされた部屋なんてなかった。

「なんだ、ただのデマか」

 私は入学式の時のこともあり少し安心した。

「さあ掃除だ!」

 箒を持ったヤンキーが騒いでいる。何なんだこいつは。


アンケート☆

Q1 主人公の性別はどれか。

1男の子 2女の子 3男の娘 4謎( ゜Д゜)


Q2 挿絵は必要か。白黒でもいいか。どのキャラがいいか。


Q3 好きなキャラは何か。(随時受け付け)

1ヤブ 2主人公 3ハルク 4ゆっくり 5その他


Q4 字の大きさはちょうどいいか


何かありましたら気楽にご質問ください。

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