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第二話「ゆっくりしていってね!」

バトルが書きたい

いままでのあらすじ

ホラーになっていた。



 誰しも一回は何故この学校に入ったんだろう、と後悔することはあるはずだ。私だってある。入学式のあの事件が起きる前にだってそう考えたことはあった。

 だが思う。それで転校まで考える人はほとんどいないだろう。

 入学式当日から壮大な恐怖体験をさせられてこのままこの学校で三年間過ごすなんて正気の沙汰じゃない。私は入学式が終わったあとすぐ家に帰り、このことを親に言おうとしたが「ただいま旅行中です」とテーブルにメモが張ってあった。親が育児放棄した瞬間を私は目のあたりにした。



 というわけで転校できずにこのまま学校に残ることになった私に待ち構えていたのは平和な日々だった。

 仲良くなるのに時間のかかった斉藤、ナンパに誘ってくれる谷口、熱血だが生徒思いの塩川先生、ヤンキーの風貌なのに心優しい松田。みんな良いやつばかりのこの学校を私は最悪な学校だと勘違いしていた。

 入学式にたまたま悪いことがあっただけで判断してしまう自分を私はとても恥ずかしく思えた。

 よしっこの学校で素敵な学園生活を送るぞ!



 という夢を見たんだ。

 夢はあれほど素敵だったのに現実はとても厳しい。

 教室に入る前からいやな予感がする。

 何でドアにお札が貼ってあるの?誰もいない廊下から人の足音やら何やらが聞こえてくるのはどうして?

 昨日の事件で学校に行く気が乗らず、少し遅刻してやってきた私に待ち構えていたのは怪奇現象のオンパレードだった。階段が一段どころか一階増えていたり、トイレから青白い手が伸びていたりして、この学校の印象が全てオカルトになってしまいそうだった。いや、すでになっているが、これはあまりにも奇怪すぎる。

 私は頭を抱えて教室の前でたたずんでいた。

「やっぱり行くしかないよね……」

 ようやく決心した私はドアの冷たい取っ手に手をかけた。そして教室へと世界が広がっていく。


「ゆっくりしていってね!」

 ドアを開けた目の前にぽっちゃりとした可愛らしい生首がいた。




 おまけ

私「この学校には何故幽霊がいるの?」

先生「……理由が多すぎる」

私「……ああ、そうですか」


 

 

何か質問がありましたら遠慮なく言って下さい。

自分で自分に質問したいくらいです。


今回の一言

何故先が見えない!

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