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第7話

4月下旬。


高校生活にも慣れてきた。

楠本くん、瀬野くんの3人で話をしている。


「そういえば、中間試験がゴールデンウィーク明けにあったよな」

楠本くんは呟く。


「生真面目な生徒としての地位を確立するために俺はしっかり準備してるぜ。」

力強く応える瀬野くん。


自信持ってる感じだけど、その地位ってメリットあるの?


「吉川って、中学校の頃から英語が苦手だったよな」

今回は大丈夫か?と僕に話を振る。


「もちろん。勉強してないフリしてテストで高い点数を取る人にはなりたくないし」

ちゃんと勉強してるよ、と応えた。


「じゃあ、英語力をチェックしてみるか」


瀬野くんは英語の教科書をパラパラとめくり始める。


「範囲はどこまでがいいとか」

そういうのあったら教えてくれ、と瀬野くん。


「いやないね」

アイ アム ア スーパー イングリッシュ ボーイ、と応える。


「なんか不安を感じさせる英語だけど」

こいつ本当に大丈夫かよ、とボソっと呟いた。


楠本くんの言葉を聞き流し、瀬野くんから出される問題に答える。


「じゃあ『気まずい』の英単語」


「ア ツリー テイスツ バッド (A tree tastes bad.)」

「そっちの木じゃねぇよ。Awkwardが答えだな」

英単語って言ってただろ、と付け加える。


「『鼻が詰まる』の英語」


「フラワーズ アー クロッジト (Flowers are clogged.)」

「花は詰まらねぇよ。答えはA stuffy noseだな」


お前もアレだな、つまらないな、と楠本くん。


はっきり言うじゃん。


「頭が切れる」


「ザ ヘッド イズ カット (The head is cut.)」

「Sharp-mindedだぞ」


吉川、お前本当に英語大丈夫?と心配そうな表情の楠本くん。


「楠本くんって意外と優しいんだね」

「なんだ意外と、って」

俺は優しいんだよ、と呟いた。


そして僕は最後の問題に答える。


「じゃあ最後。『気味が悪い』」


「ユー アー バッド! (You are bad !)」

「馬鹿にしてんのか?」

楠本くんは溜め息を吐いた。



・・・中間テストの英語、大丈夫そうだね!


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