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第4話

「あれ、前にいるのって同じクラスの瀬野くんじゃない?」


僕の目の前には同じクラスの瀬野くんと、中学生らしき男子中学生が何やら話をしている。


瀬野くんは同じクラスの男子生徒で、顔がとても怖い。

本当に同い年なのか疑わしい。


「ここは無視したほうがいいな」

さっさと通るぞ、といって楠本くんは足早に通り過ぎようとする。


「なんで、無視したほうがいいの?同じクラスじゃん、一応。」

「一応、っていうところに何か含みがありそうだね」

寺田くんが応える。


まあ、ほら・・・


「瀬野くんって顔が怖いじゃん」

「うん」

「なんかしてるのを見たってなると、こっちに被害が来ると困るし」

君子危うきに近寄らず、って言うじゃん、と吉川くんは付け加える。


瀬野くん=「危うき」なのね。


「俺は、顔が怖すぎる奴と顔が良すぎる奴とはなるべく会話しないっていう信条があるからな。早く行こうぜ」


よくわからないことをのたまう楠本くんを尻目に、思い切って瀬野くんに話しかける。


「やあ瀬野くん。今何しているの?」


ギロリと瀬野くんの目が僕をとらえた。


しばらくの沈黙の後、瀬野くんが口を開いた。


「あー、この中学生たちが新刊を買うお金がないから、俺にどうしてもお金を貸してほしいって言ってきたんだよ」


瀬野くんの方がカツアゲされた?


中学生のほうを見て、瀬野くんは続ける。

「おいお前ら、千円あれば買えるんだろ?これやるから買ってこい。金は返さなくてもいいから」


千円札を渡すとありがとうございます、といって中学生2人組はすぐにコンビニへと消えていった。


瀬野くん、いい人じゃん。



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