第95話 ドラゴン娘、アリア(大人)を意識する。③
「ふぅぅ。今日は色々とあって疲れたや。」
夕飯後、リュウカは一人お風呂に入っていた。
「メアーさんは俺と会うと本当にハイテンションになるよな、夕飯前に俺の部屋が見たいっていうから見せてあげたら、目を輝かせて喜んでたし、最終的には布団を嗅ごうとしたもんな?寸前で阻止したが、あれほど好きでいてくれるファンがいるのは嬉しいんだけど、変態チックなのはどう反応していいか困るな、あはは…でも一番のハプニングは…」
アリアの事を思い浮かべた。
「いくらアリアが妹みたいな存在だからって…大人になったらあんなに綺麗でグラマラスな美女なったら、ドキドキしないわけないじゃんか…見た目年齢的にはきっと二十歳ぐらいだと思うんだよな…アリアの十年後の姿か…」
その時、あのエルフの占い師に言われた占い結果を思い出した。
『すぐ近い将来、あなたと人生を添い遂げる人と急接近するわ。』
『人生を添い遂げる人?』
『すでに身近にいる人よ。』
「まさかアリアじゃないよな…はっ!違う!違う!アリアは今、二十歳の姿になってるだけで!元に戻ったら9歳なんだぞ!アリアを恋愛対象に見るなんて、俺はロリコンか!でもアリアは俺をどう思ってるんだろう…いかん!ブクブクブクッ!」
どうにか考えを変えようと湯船に顔をつけた。
「ブハッ!ハァハァ、アリアは血は繋がってなくとも俺を本当の姉みたいに慕ってくれてるそのはすわだ。そうだ、決して恋愛感情じゃない…勘違いするな…」
《リュウカお姉さん?》
「そっそこにいるのはアリアか、どうした?」
《やっぱり一緒にお風呂に入っちゃ駄目かな…?》
「さっさっきアンナが言ってたろ…?大人になったアリアと俺の二人でこのバス風呂に一緒に入るのは流石に狭いんじゃないかって、だから一人ずつで入ろうってことになったんじゃないか…?」
《いいもん…狭くても…リュウカお姉さんと一緒に入りたいの…》
「昨日は一緒に入ったぞ…?」
《グスンッ、グスンッ、そんなに大人の私と入るのが嫌なの…?ヨーコちゃんとは入ったじゃない…?》
「なっ泣いてるのか…?」
《だってぇ…》
「わっわかったよ…?いいよ。一緒に入ろう…?」
《本当!》
「あっああ…?」
《ありがとう!》
アリアは服を脱ぐと、すぐにお風呂場に来て、体を洗い、湯船に入ってきた。
「確かに狭いね。」
「なっ…言ったろう…?」
(目のやり場に困る!少しでも気を抜いたら鼻血が出そうだ!)
「私の方が少し大きいみたいだね?」
「なっなっ何がだ?」
「背だよ。」
「背か…」
「今だけは私の方がお姉さんなわけだ。」
「今だけはな?」
「じゃあ、いつもやってくれてるのを私がしてあげるね?」
「えっ…?」
「私の胸においで。」
「なっなっなっ!それは流石に!」
「来ないなら、私からやるもんね。」
「ふぎゅっ!」
アリアが胸に抱き寄せた!
「甘えていいんだよ?」
「あっアリア、アリ…ふわぁ…」
「あっあれ!リュウカお姉さん!リュウカお姉さん!」
リュウカは鼻血を出す間もないくらい、興奮のキャパを超えたらしく目をグルグルして逆上せてしまった!
「はっ!ここは!」
目覚めるとソファーに居て、アンナがうちわで扇いでくれていた。
「起きたみたいね?」
「お風呂から上がってる…?」
「あんた、逆上せたみたいね?」
「それでか…」
「タオルは巻いていたけど、下着はつけてないから、あとで自分でつけるのね?」
「アンナが運んでくれたのか…?」
「アリアとね?」
「アリアは?」
「まだ湯船に入ったばかりだったみたいだから、私が入り直すように言ったのよ。」
「そうか…」
「お風呂場で何があったのよ?起きるまでの間、アリアの胸が、胸がって言ってたけど?」
「あっアリアの!…ぶふっ!」
「だっ大丈夫!?」
「なぁ、アンナ…?俺って変態だと思うか…?」
「藪から棒に訳わかんない質問してくるわね?」
「どう…?」
「変態。」
「だよなぁ…」
俺は大人の姿とはいえアリアの裸に興奮してしまったことに動揺を隠せなかった。




