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TS転生してドラゴン娘になりました。  作者: ぎゅうどん
TS転生ドラゴン娘、大型船での激闘。
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第84話 ドラゴン娘、半人同盟に勧誘される。

「私が半人同盟の一員だからにゃ。」


「半人同盟…?」

(初めて聞くワードだ…?)


「にゃはは。君が知らないのも無理ないにゃ。ここ最近に出来たものだからにゃ。一から教えてあげる。まず半人同盟は半人しか参加を許さないのが掟で、世界各地の強いまたは有能な能力を持った半人達をスカウトして、人間から苦しめられる半人達を救うために動く組織にゃ。」


「人間から苦しめられる半人達を救うか、だからこの船の捕まった半人達を解放してあげたのか。」


「でもこの組織には真の目的があるにゃ。」


「真の目的?」


「強い半人達が目標の数揃ったら軍として動く。」


「軍…?」


「その軍の圧倒的力で世界中の町や村に侵攻して占拠、全ての人間達を捕虜にして奴隷にする。」


「なっ!?」


「そして今まで半人達を苦しめた報いに人間達を何倍にもして苦しめてやるのにゃ。どうにゃ素晴らしい目的でしょう。」


「そっそんなの間違ってるぞ!世界中の人間を奴隷するなんて!」 


「なら人間達は正しかったっていうのかにゃ?私達、半人はただ奴隷となり、戦争の道具か、性のおもちゃか、ボロボロになりながらも働かされる存在として扱われてもいいと?」


「そっそれは…」


「リュウカちゃんだって、一緒にこの最低な誘拐団のボスの話を聞いたはずにゃ、こいつは反省を一切しなかった、半人は奴隷にされて当然と言い張ったにゃ、世界中にはこいつみたいな考えの人間はごまんといるにゃ、それを許していいと言うのかにゃ?」


「人間はこいつらみたいな最低な奴ばかりじゃない!俺ら半人を友人、家族として見てくれる人達だっている!」


「確かに中には居るかもにゃ…」


「そうだろ!君だってあの定食屋の老夫婦と仲良くしてたじゃないか!」


「でも、それでもにゃ!そういう人達より私達、半人を奴隷にしてもいいと考える人の方が多いのが現状なのにゃ!現に私も…」


「私も何だ…?」


「この話はいいにゃ、ここまで話したんにゃ。今度は私が君に質問する。」


「質問…?」


「リュウカ・マジ。私達、半人同盟に入らないかにゃ。」


「えっ…?」


「君の実力はアズキ村の時から見させてもらって、半人同盟に入ればすぐに幹部クラスになれるぐらいの強さを持っていると判断したにゃ。」


「幹部クラス…?」


「君が入ってくれれば半人同盟はさらに最強の組織になれる。私達の仲間になってにゃ。」


「断ると言ったら…?」


「それは人間側の味方になることを意味する、今、ここで殺すにゃ。」


「俺は簡単には殺せないぞ…?」


「二人がかりだったらどうにゃ?」


「二人がかり…?」


「言っておくが、これより前に妾も半人同盟に誘われ、入ることを承諾したのじゃ。つまり返答次第では妾もきさまと戦い、殺す。」


「そんな…?」


「なーんてにゃ。」


「えっ…?」


「半人を助ける組織が半人を殺すなんて、本末転倒だからにゃ、今のはただの虚仮威しにゃ。」


「なっなんだ…」


「全くお主は。妾は本気だったのだぞ?」


「にゃはは。ごめんにゃ。今すぐ答えを出さなくてもいいにゃ。リュウカちゃん。君とはまた会える気がするから、その時にでも聞かせてにゃ。」


「はっきり言って、次に聞かれても君達が望む答えは出せないと思うぞ…?」


「そうかもしれないけど期待はしておくにゃ。」


「どうしてそこまで俺を…?」


「だって君は伝説級の魔物、ドラゴンの娘でしょう?欲しがるに決まってるにゃん?」


「おっ俺がドラゴンの娘だってわかるのか!」


「にゃはは。当たり前にゃ。半人同盟を作ったうちのボスは君と同じドラゴンの半人なんにゃよ?」


「俺と同じドラゴンの半人!?」


「あっこれ、極秘事項だったにゃ。喋ったって言ったら怒られちゃうにゃ。内緒にしてね。」


「あっああ…?」

(まさか俺と同じドラゴンの半人がいるなんて…?でもドラゴンが実在する世界ならありえるか…?)


「でもドラゴンの娘ってだけが理由じゃないにゃ。」


「えっ?」


「チュッ。」


「なっ!?」


この前みたいにリュウカはサリーから頬にキスをされた!


「君が私の好みだからにゃ。」


「こっ好み…?」


《サリー様。そろそろ、船が港に着きます。》


「はーい。それじゃあ、私達は船から出るにゃ。後の事はよろしくね。」


「あっちょっと!」


「行くよ。ルカちゃん。」


「忙しない奴じゃのう。ではな。ドラゴンの娘とやら。」


サリー達は部屋から出て行った。


「行っちゃったよ…?」


そしてサリー達は船の甲板に出た。


「ルカちゃんは空を飛べる術は知ってるかにゃ?」


「知らぬ、妾を何歳だと思っている、まだ8歳だぞ?」


「じゃあ、私が抱えて飛ぶにゃ。」


サリーはルカを抱えると飛行する術を唱えて、船から飛んだ。


「ほう、本当に飛んでおるのう。」


「ルカちゃんにもアジトに着いたら教えてあげるにゃ。君の強い魔力なら唱えられると思うし。」


「それはいいとして、よかったのか?あのドラゴンの娘を生かしておいて?次の返事も期待など出来ぬであろう?」


「いいのにゃ。もし次も断られても、また誘うもん。」


「しつこい奴よのう。それほどあの娘に惚れたのか?」


「惚れたにゃ。私にとって初めての恋、大恋愛にゃ。」


「恋愛は妾にはさっぱりわからぬ。」


「大きくなったらわかるにゃよ。」


「そんなもんかのう。」


「絶対にリュウカちゃんは私達の仲間にするにゃ ーー。」


「こらー!危ない飛び方はするなー!」


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