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TS転生してドラゴン娘になりました。  作者: ぎゅうどん
TS転生ドラゴン娘、港町に行く。
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第68話 ドラゴン娘、忍と戦う。(前編)

「レノさん、こいつらの仲間だったんですか…?」


「はい…」


「そうか、レノさんがララを連れ去ったんですね…」


「2年間も村長の家でスパイさせた意味はあったというものだ、役に立ってくれてよかったぞ、レノ?」


「いえ、鎌鼬流忍の者として当然のことです…」


レノはそう答えると、捕えているララを見て切ない表情をした。


「さぁ、お喋りはここまでだ。フタ、ナベ、イタ。戦闘態勢に入れ。」


«御意!»


小柄の忍が両手にクナイを眼鏡で長身の忍が鎖鎌を大柄の忍は角指をして、リュウカの周りを囲んだ。


「やる気みたいだな?」


「3対1なのに随分と冷静だね?」

「それも今だけですよ。」

「今に俺らの強さを知ってビビるぜ。」


「いちよう聞いておこう、降参する気はないか?」


「ない!」


「即答か、威勢だけは本当にいいな?」


「むしろ、おまえらが大人しくララを解放するんだ、そうしたら痛い目を合わずに済むぞ?」


«アハハッ。»


「これはまた大きく出ましたね。」

「そんなのでビビるわけねぇだろ。」

「本当だよ。」


「コイツら…レノさん、あなたはどうですか?」


「えっ…?」


「ララを解放してくれませんか?」


「馬鹿な質問だな、レノはスパイで我々の仲間、いわばきさまらを裏切った悪人だぞ?」


「くっ…そう…私は悪人です…」


「俺にはレノさん、あなたが悪い奴だとどうしても思えないんです。昨日、両親が居なくて寂しそうなララを抱きしめて甘えさせてあげてた。あれは演技じゃないと俺は思うんです。いや、そうだと信じたい。違いますか?」


「それは…」


「むぐぐっ…」


ララも口に縄をされて話せないが、必死にそうだと言っているようだった。


「ララちゃん…」


「おい、こっちを向け。」


「えっ…?ぎゃっ!」


「なっ!?」


忍の頭マサキはレノの頬を引っ叩いた。


「レノ、下手な気を起こすなよ?たとえきさまが私の親戚だとしても命令に背くようなら容赦なく殺すぞ、いいな?」


「わかって…います…」


「仲間にそんなことするなんて、てめえクズ野郎だな?」


「ふん、私にとっては仲間など大したものではない、フタ、ナベ、イタ、やれ。」


«御意!»


「やるんなら手加減はしないぞ、ウガアアッ!!」


«ぐっ!»


「きゃっ!」


「例のやつだな?」


リュウカの雄叫びで忍の頭以外が怯んだ!


「聞いてはいたけど、これほどとはね…?」

「ええ、全身が震えましたよ…?」


「あっあんなの虚仮威しだ、くらいやがれ、オラァッ!」


「遅いな?」


大柄な忍が殴りかかってきたが、リュウカはあっさりと躱した。


「一度、躱せたぐらいで調子に乗るんじゃねぇ!」


しかし、いくら攻撃してもリュウカには当たらない、外したパンチで木を一本折った。


「ハァハァ、あっありえねぇ!なぜ当たらないんだ!」


「もう終わりか?」


「舐めんじゃねぇ!」


「ぐふっ!」


リュウカの腹部に強烈な一撃が入った!


「ありりゃ、ボクらの出番はなさそうかな?」

「そっそのようですね?」


「油断しやがって、会心の一撃が入っただろうが!」


「こんな可愛い女の子の腹部を平気で殴りやがって?」


「効いてないのか…?」


「お返しだ!」


「ごぶっ!!」


リュウカは尻尾で大柄な忍の顔面を攻撃して地面に叩きつけた!


「だっ大丈夫か!イタ!」


「ありえ…ねぇ…ぐぇ…」


「ボクらの中で一番、タフだった、イタが…」


「リュウカさんってあんなに強かったんだ…」


「強い半人と戦ったことは何度もあるけど…この娘は別格すぎる、ボクらで倒せる相手なのか…?」


「むっ無理でしょう…?」


「だよね…?」


「フタ、ナベ、何を弱気な事を言ってるんだ!!」


「お頭!」

「マサキ様!」


「わかってるとは思うが、命令に背き、逃げるようなら、たとえおまえらでも殺すぞ!!」


«ひぃっ!»


「わかったなら戦え!!」


「やっやるしかありませんね!」


「そっそうだね!」


二人はリュウカの周りを素早く回った!


「まだやるつもりみたいだな?」

(それにしてもあの二人、すごくビビってたな?そんなにあいつ強いのか?)


「今だ!」

「ええ!」


一瞬の隙をついて、眼鏡で長身の忍と小柄な忍は鎖鎌でリュウカの両腕を縛った!


「やりましたね!」

「これなら動けないだろう!」


「どうかな?うぉぉっ!」


«どわぁぁ!!»


リュウカは走り出して、忍の二人は引きづられた!


「とっ止まれ!!」

「痛だだ!!」


「なっ、動けただろ?」


「ハァハァ、流石のボクも怒ったぞ!」

「ハァハァ、私もです!」


二人は焙烙玉に火を付けた!


「それって…?」


「このっ!」

「くらいなさい!」


「おいおい、マジかよ!」


同時に投げられた二つの焙烙玉はリュウカの前で爆発した!


「はっ!つい、感情的になってやっちゃった!」

「あの半人の娘は生きて捕らえなくてはならなかったのに!」


「そんな…リュウカさん…」


「お頭、申し訳ありません、半人の娘を殺しちゃって…?」

「どっどうか許してください…?」


「何を謝っている、奴はまだ生きているぞ?」


«えっ!?»


「その通りだ!」


黒煙が消えると、そこには服がボロボロになりがらも肉体的にはあまりダメージを受けていないリュウカの姿があった!


「ふぅ。息をためる暇もなかったから跳ね返せなくて、今回は爆弾をまともに受けちゃったが、意外にダメージってそんなにないんだな?」

(流石はドラゴンの娘だな。)


«ばっばっ化け物だぁぁ!»


「おい、逃げることは許さないと言ったぞ!!」


「でっですが!マサキ様!」

「ボクらじゃ絶対に敵いません!」


「まぁ、いいだろう、交代だ、お前達はイタを連れて、離れていろ。」


«ぎょ御意!»


「それとレノが怪しい行動をしないか見張れ、もし半人の小娘を逃がそうとしたら殺しても構わん。」


「はっはい…」

「わかりました…」


「やっと真打ちの登場ってわけか?」


「半人の小娘、私は部下のようにはいかないからな?」


「そうかい。」


「殺さないが、一切手加減はしない、すぐに倒してやる。」


「やれるもんなら、やってみやがれ。」


リュウカは破れた服を脱いで、ヨーコみたいにタンクトップ姿になった。


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