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変わる時はいつも突然に  作者: Aiへそ
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家族

漫画制作用に考えている話です


読みづらいところが多いと思いますが、ご容赦ください

僕は幸せ者だと思う。

それは僕だけじゃなく僕の家族もみんな同じで、明るく元気な3つ上のお姉ちゃんに、優しく起こると少し怖いお母さん、そんな家族が大好きなお父さん、笑顔が絶えないあたたかい家庭だと胸を張って言うことが出来た。

僕のお姉ちゃんはその明るさから家族はもちろん、まわりからもとても愛されていたと思うし、僕も大好きでいつも遊びに行くお姉ちゃんの後ろについて行っていた。

いつもぼーっとしてる僕は、学校に遅刻しないようお姉ちゃんがいつも手を引いてくれていた。

あの日以外は…


あの日の僕はいつにも増してぼーっとしていた。なかなか朝の支度を終えない僕に待ちきれなかったお姉ちゃんは、「先に学校に行く」と言い家を出ていってしまった…


そういえば「明日は日直だから早く家を出ないと」と昨日言っていたことを思い出しつつ支度を終えた僕は、お母さんに見送られながら家のドアを開けた。

いつもと違い1人で歩く通学路は静かで怖かった…

そう思いながら歩いているとドンッ!と大きな音がした。その時僕は走っていた。より怖く感じ、早く先に行くお姉ちゃんの元に行きたかったから…

少し進んだところに朝お姉ちゃんが手に持っていた体操服袋が落ちていた。お転婆が服を着たお姉ちゃんのことだから落としてしまったんだろうと思い、それを拾い角を曲がると真っ赤な線が引かれた道と車を囲む人だかりがあった。

とても嫌な予感がした…

何故かボロボロになったお姉ちゃんのランドセルや靴が赤い線の上に散らかっていたからだ…

僕はそこに立ち尽くした。足がアスファルトとくっついたような感覚と頭では進もうとしているのに体が動こうとしなかった。人だかりの隙間から微かに見えてしまったものがあまりにも酷い状態の女の子であり、あれがお姉ちゃんだということがわかってしまったからだ…

何も出来ないまま少しした頃、後ろからお姉ちゃんの名前を叫ぶ両親の声と足音がした。その時の僕はほっとした。きっとお母さん達がどうにかしてくれると…そこで僕は気を失ったらしい




気がつくと病院にいた…まず目に付いたのが涙を流し目元を真っ赤にしたお母さんの安心したような顔だった。しかし安心した顔はすぐに不安げな顔に戻ってしまった…

そんなお母さんが僕に言い聞かせるように言った。

「お姉ちゃんはね、遠いところに行っちゃって、もう…会えなくなったの。」

その時まだ9歳だった僕は、その意味を理解出来ないまま声を上げ泣いた。

小鳥遊家

僕…優斗

9歳 長男 ぼーっとした性格

お姉ちゃん …朱里

12歳 長女 明るく元気 友達が多い

お母さん…由香里

36歳 専業主婦 優しいが怒ると怖い

お父さん…湊斗

38歳 サラリーマン 家族にとても甘く怒ったお母さんをなだめるのはいつもお父さん


一軒家


周りは住宅街

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