『フランスの、カフカが昨今』・・・『詩の群れ』から
『フランスの、カフカが昨今』・・・『詩の群れ』から
㈠
俺は今日も、カフカを読んでいたことを、昨日のことの様に思い出すよ。
そうか、何とも、鮮明だったんだろうな、だろうだ。
だろう、カフカの文章は、簡易であり、深刻なんだよ。
成程な、そう思う程に、俺の今日も過ぎて行くよ。
㈡
だとしたら、お前は、フランスへ行くことになるのか、え?
ならないな、しかし、精神はフランスさ、だろうだ。
だろうだ、そうすると、昨今の。
そうだよ、まさしく、昨今、フランスに、カフカが居ることになる、だろうだ。
㈢
何だって、つまりは、フランスの、カフカが昨今ってことで、軍も根負けの、デジタル改革だろう。
だろうだろうだ、何がデジタル改革か、分からないところがまた、カフカ的フランスなんだろうだ。