運命のはじまり
短いです。今日はもう一話投稿します。
ああ、もう最悪。
土砂降りじゃん。
寒いー。
そんなことをぶつぶつと呟きながら、ルアはやっと家が見えてくるところまで帰ってきた。
そこで視界に入ってきたのは、まだ洗濯竿にかかっているびっしょびしょになった洗濯物。
……あれ、洗濯物が取り込まれてない。嘘でしょ、リアード、何してるの!?
そこまで考えて、ルアはふと気づく。
待てよ、リアードがこの雨に気づかないわけがない、と。
雨に気づいているのに洗濯物を取り込み忘れるようなドジをするようなこともありえない。
よく見ると、家の電気がついていなかった。
ルアの頭に、良くない状況が浮かんでくる。
……もしかして、またぎっくり腰とか!
うわっ、大変!!
いつの日かの記憶が蘇り、
ルアは走って家まで近づく。
「リアード、大丈夫!?」
後ろには重い籠、前に水を含んだ大量の洗濯物を抱えて我が家(ちなみに家は綺麗とは言えないかもしれないが、雨漏りもしないし大きさを丁度良いので結構住みやすかったりする)のドアを開けた。
……………え?………………誰?
ぴかっ
ゴロゴロゴロゴロっ
遠くで雷が鳴っている。
ルアは目の前にいるものに頭が真っ白になった。
え、何、え……?
雨に濡れたせいで幻覚でも見ているのだろうか。
目の前には、黒い、牙とツノを持ち、目が赤く三角につり上がった……
悪魔がいた。
ぎっくり腰かと思ってドアを開けたら悪魔がいました。
面白い、続きが気になる、と思ったら評価☆、ブックマークをよろしくお願いしますm(_ _)m