雷槌の鋼撃兵
――あらゆる抑圧が戦争を引き起こす。
人類史の歩みは常に『戦争』の二文字と共にあった。人が人である限り、その内側に抑えきれぬ衝動を抱えている限り、この世から争いは決してなくならない。
任務地へ向かう途上の微睡みに、ケイ・サーヴァー少尉は『空を飛ぶ夢』を見た。鳥となって駆ける無限の蒼穹はしかし仮初の自由でしかない。出撃間近に目覚めた彼の瞳に映し出される現実は、鈍色に支配された格納庫内の景色と、黒煙と紅炎に染め上げられた戦火の空。突如として勃発した軍事クーデターが、平和な<マグオル共和国>を一瞬にして死屍累々の地獄へと変えていたのだ。
銃声と悲鳴。瓦礫と血飛沫。砲音と崩壊。酸鼻を極める惨状の中を、心を繋いだ主従が逃げ惑う。多くを喪い傷付きながら、それでも僅かな希望を握り締めて進む二人の眼前、立ち塞がるは陰謀という名の絶望。もはやこれまでか。全ての望みが潰える寸前、鋭い雷鎚が天を揺るがして降り立つ……。
人類史の歩みは常に『戦争』の二文字と共にあった。人が人である限り、その内側に抑えきれぬ衝動を抱えている限り、この世から争いは決してなくならない。
任務地へ向かう途上の微睡みに、ケイ・サーヴァー少尉は『空を飛ぶ夢』を見た。鳥となって駆ける無限の蒼穹はしかし仮初の自由でしかない。出撃間近に目覚めた彼の瞳に映し出される現実は、鈍色に支配された格納庫内の景色と、黒煙と紅炎に染め上げられた戦火の空。突如として勃発した軍事クーデターが、平和な<マグオル共和国>を一瞬にして死屍累々の地獄へと変えていたのだ。
銃声と悲鳴。瓦礫と血飛沫。砲音と崩壊。酸鼻を極める惨状の中を、心を繋いだ主従が逃げ惑う。多くを喪い傷付きながら、それでも僅かな希望を握り締めて進む二人の眼前、立ち塞がるは陰謀という名の絶望。もはやこれまでか。全ての望みが潰える寸前、鋭い雷鎚が天を揺るがして降り立つ……。
序:空を飛ぶ夢 -Briefing-
2019/06/08 02:12
(改)
1:地獄を駆ける二人 -Battlefield-
2019/06/08 02:13
(改)
2:絶望に雷鎚は降り立つ -Engagement-
2019/06/08 02:14
(改)
3:迅雷、奔る -Conbat-
2019/06/10 19:13
(改)
4:決意と再起 -Recovery-
2020/01/23 00:11
(改)
5:未来に見る夢 -Return-
2020/01/23 02:11
終:戦火の影に -Undercover-
2020/01/23 03:19
(改)