科学しか使えない世界 8
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サキュバス喫茶。看板にはそう書かれている。何故か次元をねじ曲げられて城のように広くなった部室では100人のサキュバスが男子高生やその他謎の集団を誘惑していた。ちなみに前回も部室の次元をねじ曲げ人工的に作った夜の森でオバケ屋敷を行ったそうだ。
「サキュバスは分かるがあそこで女子高生を誘惑しているイケメン悪魔はなんだ?」
悪魔たちは乗り気で男女問わず精気を吸っていた。あそこにいるのは生徒指導の先生だろうか。
「それで、何故俺は岸田、貴様と一緒に文化祭を回らねばならないのだ?」
「まぁまぁ、こういうのは先輩と後輩でまわるものだよ。どーせタケルくんも1人なんでしょ。宣伝もかねてコスプレもしたし。」
なぜか俺はクラス展示をやらなくていいと言われたため午後にある喫茶店受付以外は暇だった。部長は喫茶店のオーナーとして陣取っており副部長もメイド長の仕事で動けなかった。中戸は喫茶店受付とクラス展の係で1日目は暇がないという。一方岸田先輩は喫茶店受付は明日でクラス展は今日の午後のため暇らしい。
「宣伝することは良い。だが岸田、貴様の格好はなんなのだ?」
「バニーガール。」
またパロ