魔法しか使えない世界 学校編4
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水魔法もしっかりと原理が存在する。水は大気中に水蒸気として多く存在する。水魔法は冷蔵庫の原理に似ている。この世界にも魔道具として冷蔵庫のような物が存在している。そして教科書には杖を使いそれを再現する方法が掲載されていた。冷蔵庫の仕組みは熱交換だ。俺は杖につけられた宝石を冷媒に変える。そして周りの空気に含まれる熱を遠くへ放出させる。それを行うために俺は体内の魔力を使った。この魔法を使えば水を手にいれられる。さらには氷すら生成できる。すでに考えられた魔法だが俺はこの教科書を書いた人間に感心をした。教科書には他にも多くの魔法が記載されている。俺が今持って居る教科書が1年生の分しかないためか高度な魔術を俺は行えない。イレーネの教科書を使うことも良いが体の仕組みが違うエルフ用教科書と人間用教科書の内容は違いすぎ俺は借りた日に教科書を彼女へ返した。しかし俺は自分自身の才能によって初級魔法は全て使えるようになっていた。俺は自室の中で笑い声を上げる。ここまで俺の才能が表れることに俺は喜びを感じる。しかし問題もある。やはりリミッターのかかった杖では魔法を使いにくい。しかし勾玉はまだ俺の力では制御できない。折角のチートである勾玉を俺は扱えない。だから俺は夕食のあとイレーネの父親のいる書斎にノックをし入室した。彼は驚くも俺を受け入れる。俺は彼に最上の杖を与えてくれるよう頼んだ。
ちょっと短いかな~