エピローグ
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ある世界線にとある四つの王国がありました。
「アゼル」「デキシル」「レティア」「アルセット」。
その四つの王国は出来たばかりなので争いこそは起きませんでしたがある日この世界線の神「アルタス」はそんな世界が退屈に思いとある案を思いつくと、四つの王国の王たちにこう告げました。「ただいまを持って四つの国で戦争をしてもらう。最後に残った王国は未来永劫安泰を約束する。ただ争うだけではつまらない、だからそれぞれの国に「13の駒」を渡す。それを使い自国を勝利に導くのだ。」
初めはどの王も戸惑いましたが自国の未来永劫安泰という大きな報酬をちらつかされて、黙っているわけにもいかずやがて戦争が起き、より大きくより残酷なものになって行くのでした。戦争が絶えない中、一つだけ平和な国がありました。美しい水の都「レティア」
この国は、国民は笑い、鳥は歌う。そんな風な国でした。
そこに1人。何の変哲もない少年が住んでおりました彼は家はなく、1人で街から離れた森に住んでいました。ある日、その少年が目覚めると一通の手紙が送られていましたそれはなんと城への招待状だったのです。少年はせっかくなので城に向かうことにしました。
そこで彼を待ち受けていたのは…………