真珠湾奇襲その1
一体何故僕が山本五十六に?しかも、「ニイタカヤマノボレ」とは、真珠湾奇襲の直前ってことじゃないか!
落ち着け…今ここで騒いだって僕が狂ったように思われるだけだ。なんとか平穏を
保たねば…!深呼吸だ、腹から呼吸するように…
よし、なんとか落ち着いたぞ。ここはプラス思考で行こうじゃないか。
僕は山本五十六として、連合艦隊旗艦にいるんだ。という事は、ここは戦艦長門か?
しかし、真珠湾奇襲に長門は護衛に付いてない筈だが…
折角山本五十六に転生したんだ。どうせなら未来の知識をフル活用して、大日本帝国をあの悲惨な敗戦から救おうじゃないか。
いつかは大和にも乗ってみたいし…何より飛んでる零戦をこの目で見れるんだ!
と、いう訳で僕は将校に案内され、艦橋まで行った。
艦橋に入ると、
「長官、現在第一次攻撃隊が発艦準備中です!攻撃目標は敵飛行場と、敵戦艦群でよろしいですね?」
と、南雲忠一が声をかけてきた。
僕は、
「いや…ここで戦艦を撃沈しても、大した損害にはならないだろう。何故なら真珠湾は、敵の根拠地だ。おそらく直ぐにサルページをして、戦線復帰をさせるだろう。
それよりも敵の飛行場と燃料タンク、湾岸施設を徹底的に攻撃するようにしてくれ」
「…?あの..敵戦艦群を攻撃するように言ったのは長官ですよね?搭乗員達は、そのために鹿児島湾で訓練をしたんですよ!」
南雲がそう言った。ああ確かに史実ではそうなってるね。しかし実際にこの攻撃で沈めた戦艦が5隻中4隻が引き上げられるんだよ。もっとも..それを言っても信じてもらえる術は無いけど…
「そのことについて、不満があるようなら後で私が直々に謝る。とにかく、敵戦艦群よりも燃料タンク、飛行場、湾岸施設を叩いてくれ。頼む。」
「..分かりました。そのように伝えます。しかし…発艦が予定より1時間ほど遅れますよ。」
ああ丁度いいよ。日本大使館の不手際で戦線布告が1時間遅れるんだ。これで、だまし討ちとも言われないだろう。
「それと、くれぐれも敵の対空砲火に注意するよう伝えてくれ。ここで戦闘機損失ならまだしも、鹵獲なんかされたら冗談にならないから。」
「了解です。」
ーーー1時間後
外から、航空機のプロペラ音が聞こえてきた。
僕は思わず、窓から外を見た。なんと艦橋の真下には飛行甲板があった。
ここは長門などでは無い。空母赤城なんだ…!
まだまだ酷い文章ですが、どうかお許しくださいm(_ _)m
少しでもレベルを上げるよう頑張ります!( ̄^ ̄)ゞ