プロローグ
処女作です。
文章も拙く、読みづらいところも多々あると思いますが温かい目で読んで頂けると嬉しいです。
少しでも多くの人に読んで頂けるよう頑張ります。
最低最弱の男。
国中の人たちからそう呼ばれている男、ライト。年齢12歳。
剣術も武術も頭の良さも平均以下。おまけに容姿も平均並、茶髪で髪もボサボサ。面倒事は大嫌い。常にやる気は感じられず、鍛錬に励まず、1日のほとんどを部屋にこもって過ごしている。魔術の才はあるが、使える魔術は支援魔術のみ。
そんな彼につけられたあだ名が、最低最弱の男である。
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「第3王子ライトをこの国から追放する」
静かな玉座の間に国王の声が響き渡る。
国王の隣に立つ宰相は続けて言葉を発した。
「第3王子ライト様には未開拓地ドルサス地へ行ってもらい、この国サラキア王国への立ち入りを禁じます」
淡々と話す宰相の言葉を聞いた後、国王が口を開いた。
「これは国王であるこの私、ダグラスが決めたことであり、如何なる異議も受け付けない。なにかあるか? ライト」
国王の正面で跪いている男は顔を一切上げることなく答えた。
「お受けいたします」
王座の間の脇に並ぶ貴族達からは微かな笑い声が聞こえてきた。
そんな貴族達の笑い声など気にすることなく、ライトは王座の間から去っていった。
誤字脱字ありましたら教えて下さい。