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詫び
新連載開始乱発のお詫び、に見せかけて
思えば、実にお気楽なものだ。
新しい連載を始めて最後まで書かなかったからと言って、
何か特段ペナルティーがある訳ではない。
もちろん楽しみに待ってくれている方がいたとしたら、
それは申し訳ないことなのだが。
詫び。
詫びだのさびだの多くの日本人はよく分からず使っている。
いや、そうではない。
読者の方にお詫びをしなければならないのではないか。
だがそれで許されるなら幸いなことである。
さて、これはもちろんネットでの趣味の投稿小説だからの話である。
プロとなったらそんなことが通用するわけがない。
セブン、仮にそう呼ばれているこの男は、
そんなこともあまり理解せず、実に無謀な道に挑戦したのだった。