表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

最強騎士、身分を隠してパーティ付きの料理人に転職したが追放される ~戻ってきて魔物と戦ってくれと言われてももう遅い。夢は料理人なので~

作者:枯井戸
最新エピソード掲載日:2021/09/28
 ヴィルヘルムにガレイトあり。
 世界最大の国家、ヴィルヘルム帝国有する騎士団〝ヴィルヘルム・ナイツ〟
 その騎士団にひとりの男がいた。
 男の名はガレイト・ヴィントナーズ。
 彼は出自こそ華やかなものではなかったが、皇帝にその才を見出され、騎士団に入団。
 団内でもその才を遺憾なく発揮し、やがて、当時の団長を破り、新たな団長となった。

 そして時は流れ――戦中。
 ガレイト・ヴィントナーズは敵国の策に嵌り、行方知れずとなってしまう。
 団長を失い、戦力を大幅に削られたヴィルヘルム帝国。
 もはや敗戦必至かと思われたが、結果は帝国側の圧勝。
 その上、行方不明だったはずのガレイトの帰還が重なり、帝国内は一気に祝勝ムードに。

 ……だが、ガレイトはひとり、浮かない表情のまま。
 彼は勝利に酔いしれる人々を尻目に、一路、王の待つ玉座へ。
 そして、誰もが耳を疑うような発言をする。

「王よ! どうか私の、この誉れある騎士団を辞する愚行をお許しいただきたい!」

 ざわざわ……!
 城内にいた騎士たちだけでなく、付き人や兵たちからもどよめきが上がる。
 そんな中、玉座にて頬杖をついていたヴィルヘルム王が、口を開いた。

「……ふぅん。ちなみに、団長辞めてなにすんの?」

「りょ、料理人に、なりたい……です……!」

 人々のどよめきがさらに大きくなる。

「へぇ、コックか。いいね、素敵だね。いいよ、なっても」

 即答。
 ここで、人々のどよめきが最高潮に達する。

「あ、ありがたき幸せ……!」

 こうしてガレイトは呆気なく、世界最強の騎士団、その団長という称号を捨てた。
 彼はここより心機一転、料理人として新しい人生を歩み始めたのである。
 帝国はこの日、ガレイトの新しい門出を祝う者。
 放心する者。
 泣き崩れる者。
 軽蔑する者。
 発狂する者たちとで、混迷を極めた。

 そして、さらに時は流れ――帝国中を巻き込んだ騒動から数年後。
 ガレイトは見知らぬ国の、見知らぬ土地。
 そこの底辺冒険者たちの付き人として、こき使われていた。

 この物語は今まで剣を握り、プレートアーマーを身に纏っていた男が、包丁を握り、エプロンに着替えて、数多の食材たちと戦う(主に悪戦苦闘する)物語である。


※この物語の登場人物は基本的に全員ふざけています。
最初へ 前へ 次へ 最後へ
エピソード 1 ~ 100 を表示中
騎士と料理人
元最強騎士と伝説の料理人
2021/05/01 00:00
元最強騎士の決意
2021/05/01 08:02
元最強騎士は捕まりました
2021/05/02 09:08
元最強騎士とデジャヴ
2021/05/03 08:42
就職試験
閑話 敬語
2021/05/10 10:44
アルバイターガレイト
閑話 味の好み
2021/05/12 10:07
閑話 小切手
2021/05/14 12:00
元最強騎士と穴
2021/05/16 10:27
元最強騎士の元部下の記憶
2021/05/31 10:05
閑話 吸血鬼の昔話
2021/06/27 17:01
元最強騎士、旅立ちの予感
2021/07/01 10:09
懐かしのヴィルヘルム
元最強騎士、漂流する
2021/07/16 11:01
元最強騎士と懐かしの赤毛
2021/07/20 11:03
最初へ 前へ 次へ 最後へ
エピソード 1 ~ 100 を表示中
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ