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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

キリサク!

夜中に数時間かけて、即興で作りました。編集はほとんどしてません!(笑)自信作です!良ければ見てください!(*´ω`*)

俺は、佐助。そこらにいる単なる男子高校生さ。頭も運動も普通。友達もいるし学校もそれなりに普通に過ごしていた。

ある日の帰り道、俺は車にひかれた。

-----------------------------

んん……。

なんだここは…。

起き上がってみると、人が沢山死んでいた。しかも家がボウボウと燃えさかっていた。ひとつの村のようだ。誰か生きていないか見に行くが、人の気配どころか、犬や猫の気配すらない。俺自身の体もかなり大きな傷があり歩くのがやっとだった。

しかし何かがおかしい。来ている服が和装だったからだ。たしか俺は、トラックに引かれたはずだ…。なのになんで和装?それにその和装もズタズタでボロボロだ。死んだ死体を見て気づいたが、おかしなことにちょんまげのような男がいるではないか。ん?もしかして俺は、タイムスリップしちゃったーーーーーーーーーーーーーー!?!?!?

-1時間後-

何とか止血はできたものの、死体はゴロゴロ転がっていて未だに家についた火も燃えている。仏さんが可哀想だと思い、全員土に埋めることにした。家の消火するにしても1人じゃ無理だと断言し、土に埋める作業が夜まで続いた。

終わったころには、辺り一面墓場。1人1人に手を合わせてはいたが、なんともいたたまれない。仕方の無いことだった。

お腹は空いているが眠気もだいぶ来た。これが夢ならいいのやら………。

次の日、目覚めてみると寝る前と風景は変わっておらず、燃えていた家は全焼し、黒焦げになっていた。近くに墓場だらけ。

ひとまず、何も無いにしても黒焦げになった家をひとつひとつ捜索した。ほとんどの家は黒焦げで何も残っていなかったが、1軒だけ地下があった。隠し部屋っぽい感じだったのか、何も荒らされていなかったが、木箱がひとつ部屋の中心に置いてあっただけだった。木箱の蓋には、必要になった時はこれを使え。と記されていた。人もいないし、どこを見ても荒らされていたり黒焦げになっていて使うものが何も無い状況、開けるしかなかった。恐る恐る開けてみると、刀が1つと文書が1つ入っていただけだった。




文書には、「この箱を開けた、貴方はこの村で何かがあったのでしょう、ここ数年、近くの町奉行から来る年貢の取り立てが厳しくて、払えない場合は村のものが毎日1人ずつ殺されることもあった。最悪の場合、ここの村が焼き払われて全ての村民が殺されるかもしれん。そのためにもここに私の文書と私が作った中で本気の一太刀をしたためておいた。使うといいだろう。私は刀鍛冶でねぇ、近くの町にもよく刀や日常で使われるような包丁などを売りに行ったものだよ。そんなことは、いいとしてひとまず、近くの町へ向かうといいだろう。」

と、記されていた。




俺はゲームでもやっているかのような気分になっていたが、ひとまず森をぬけた先にある町を目指した。


-近くの町-

人はとても賑わっており、子供もワイワイワイワイとお祭り騒ぎのように遊んでいた。お店もたくさん立ち並んでおり、さっきの村とは、えらい違いだった。

グゥ〜〜〜。そういえば何も食べてなかったなと思い、何かを買おうとしたお金が無い。刀が1つあるだけであとは何も無い。仕方ないので、もっと町を探索することにした。




………………。

何も無いし、もう町外れまで来てしまった。

お金が無いとやはり不便だった。

刀を売ろうとしたが、何かに使うだろうとずっと持っていた。しかしどこにも使うところはなかった。

そんな時、大きな御屋敷の前に張り紙があった。

「求む!剣豪を雇いたいと思っている。興味を示したものは今日の夜、この屋敷の前に集まれ。」

と書いてあった。ん?そういえば俺は刀を抜いて戦ったことも何も無いが、これって異世界転生したら最強だったとかそういうやつかも。いや、そうだとしたら空腹で倒れそうになることもない。うん。これは行くしかない。と、すごい表情で笑みを浮かべていた。



夜になった。昨日この世界に来てから何も食べてない。お腹空いたと思いながら屋敷前に行くと数名が集まっていた。見るからに筋肉質でとても強そうな感じで剣を2本も3本も持っている人もいた。俺は、ヒョロっとしてるだけで、刀も1本。何も食べてないため、水面で自分の顔を見た時、青くなっていた。

そして、時が来たのか、屋敷か悪代官のような形相の悪そうで大金持ちのような地主のような人が出てきた。

「ふむ。3名か。とりあえず中へ入れ。お前らには、ここで命が果てるまで戦ってもらう。1人だけしか残れない。その覚悟があるなら、入ってこい」。と言った。

来ていた2人はすんなりと門をくぐり、俺も恐る恐る入っていった。

とても家も大きいが、庭も大きい。ほんとにビビるくらい金ピカした家だった。農民たちに年貢の取り立てで、高い年貢払わせて自分が儲けられるようにしてるんだろうなぁって心で思った。

そんなことを思っていたら、悪代官のような人が、

「ふむ。これからそなたら3名に命が果てるまで、この庭で戦ってもらう。生き残れるのは1人だ。さぁ、戦え。」

と、言われた瞬間2人はいきなり俺に向かって素早く剣を振りかざしに来た。しかし、2人も一瞬にして吹き飛んでいった。気づいた時には、剣を振っておりもう既に、相手は事切れていた。

悪代官のような人は、

「ふむ。そなた強いな。名はなんという?良かったら我の元で働かないか?」と言われた。

名前、名前、うーん。でも、佐助だからこの時代にもいるっしょってことで、佐助と答えた。そして、「金をくれるならやるぜ!」。と答えた。

そして、悪代官のような人は「うむ。その心意気や良し。歓迎しよう。我が精鋭の暗殺部隊に」。と言った。

そして、離れのようなところに連れられて、言ってみると既に5人いた。それぞれ男や女、歳も俺より幼い子からお年寄りまでいた。

「とりあえず、そなたの今日の飯と、先程の剣さばきは、見惚れてしまった。いいものを見せてくれたお代で金をやろう」。と言われ、金を貰った。

そこまで大きな金額では無いが、数日は生きて行けそうだった。

そして、いきなり司令が全員に下された。

「早朝、隣の城下にいる私の嫌いな輩を暗殺してくれ。相手の守りは固いが倒せれば報酬をたんまりやろう」。と言っていた。

どちらにしても、やるしか無いので、御意と答えそのまま寝た。



早朝、起きてみると皆、用意をしていた。お互い口を聞くこともなかった。行く前に、悪代官のような人の使用人から1人1人に地図が配られ、全員そそくさと向かった。皆バラバラに動いており、それぞれのやり方でやるのであろう。

俺も隣の城下へ向かった。

検問やらなんやら、俺を含め皆普通に通りあっという間に隣の城下へ来た。



そして、地図の通りその輩達の住む屋敷周辺に来た。もうそろそろ日が昇る。日が昇ってしまっては計画は失敗に終わる。ささっと、全員違うところから入ったその時だった。

俺らの計画は、既にバレており俺以外の5名のうち3名はその場で殺された。残り2名と俺は、それぞれ遠いところから様子を見て輩のいるところへ言ってみたが、おかしなことに人の気配が無い。やはり気づかれていたのか。いやしかしひとつ窓のような戸が空いており金ピカの和服を着た人が寝ていた。しかし、1人の仲間が、「違うッ!!!」と反応したその隙に裏から南蛮銃で狙われており俺を含めて死んだ。




-----------------------------

んん……。

ここは、目を開けると俺は布団で寝ていた。俺はたしか隣の城下で、暗殺しようとしたところを逆に暗殺されたはず…。

「目を覚まされましたか?佐助君?」という看護師さんのような声が聞こえた。ハッと、そういえば俺はトラックに引かれたんだったんだ…。でもよく生きていられたなと思った。起き上がろうとすると体全身が痛い。しかしだいぶ治癒が進んでいたようで、傷も浅くなっている気がした。

「俺は、どれくらい寝ていた…んだ?」。と看護師さんに聞いた。

「事故から1週間経ちました。運ばれてきた時には相当怪我をしていて治るかわからなかったんですよ?」と言っていた。それは、奇跡的であり、またタイムスリップの出来事も奇跡のような出来事だった。



俺は、その後両親とも面会し、いつもの普通の生活に戻っていた。なんだか夢を見ているような、でも楽しかった。そんなことを思って今日も生きるのだった。

読んでいただきありがとうございます。(*´ω`*)連載作品もまた、近々載せていくので楽しみに待っていてくださいね!それでは!

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