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第30話 ダンジョン調査

久しぶりですね。宵野雨です。

今日から、更新再開していけると思います。これからもよろしくお願いします。

 翌日、僕らは依頼に出ようとギルドへやってきていた。

 依頼は何を受けるべきか⋯⋯。採集か討伐か⋯⋯。


「小雪は何かしたい依頼はあるか?」


「これ」


 小雪は迷宮の探索依頼の募集を差し出してきた。

 参加者の募集か。新しく発見された迷宮の調査と⋯⋯。特に、参加制限はないと。けがなどは自己責任。とりあえず最低限の参加者は、Aランク一人、もうミナしかいなくね?と、Bランクパーティーと。危険も少なそうだし受けて問題はないかな。報酬はまあ高いとは言えないか。


「じゃあ、これにしようか」


 そう言って、受付へと向かう。あれ?今日の調査を当日募集するのか?それはそれで、ちゃんと集まるのか?依頼表に再度、目を落とすと、開始日時は集まり次第と書いてある。これでいいのか?ギルドよ。


「はい。受注は完了しました。それでは、本日の10時頃に集合お願いします」


 もう、集まってるのな。現在時刻は、9時。後、一時間くらいは余裕があるみたいだな。まあ、特に準備するものもないし、待機しとくか。



 あれから、一時間が経過し、10時になった。


「さて、これで全員だな!」


 また、クラエスが現れた。


「なんであんたが仕切ってんのよ」


 モニカに突っ込まれてる。


「まあ、それはいいから、まずは挨拶かしらね。私はミナで、一応、Aランク冒険者ってことになってるわ」


「ああ、俺はクラエスだ!Bランク冒険者で、こっちのモニカとはパーティーを組んでる!」


 やっぱり、余計な!はあるんだよなぁ。


「えっと、僕はEランク冒険者で、彼らとパーティを組んでます」


 今更だけど、パーティーに名前って付けたりしてないんだな。テンプレだとつけてそうだけど。


「えっと、名前は?」


 確かに名乗ってなかったね。ミナのフォローが入る。クラエスじゃなくてよかった。お前名前は何だ!とか言って、ビビらせそう。絶対。


「あっ、ビビアです。えっと、剣士です。こっちの魔法使いがカレンで、シーフがソラで、僧侶がカナです。パーティーを組ませてもらっています」


「そんなにかしこまらなくていいよ。しゃべりにくいし。じゃあ次よろしく」


 後は、僕らか⋯⋯。


「刹那です。まだFランク冒険者です」


「小雪。同様にFランク。よろしく。刹那とはパーティー」


「ねぇ、刹那までかしこまることないでしょ」


 少し傷ついたようにミナはそう呟いた。小雪はまあ平常運転だな。パーティーのフォローはありがとう。


「まあ、とりあえず行こうか」


 そんなミナの一声で僕らはダンジョンへと向かう。今回はそこまで距離が離れているわけじゃなくて、割とデラクアのそばにあるらしい。だから、徒歩での移動になる。方向は、僕が異世界に来た時の森の方向だ。


「ビビアたちはなんで冒険者になったの?」


「えっと、僕たちは同じ村の出身で、貧しかったんですよ。だから、少しでも村の助けになればって思って⋯⋯」


「立派だねぇ」


 憧れとかじゃなくて、村のためって、さすがだなぁ。


「先輩方はなんで冒険者を選んだんですか?」


「俺は、腕には自信があったからな!お前らの理由と比べると立派な理由じゃないが単に金稼ぎだな!」


「まぁねぇ。冒険者は、身分関係なくなれるからいいのよねぇ」


「私は⋯⋯」


 ミナは少し黙った後、


「⋯⋯簡単に言うと、強くなるためかな?」


 あまり踏み込んではいけないところだと思ったのか、ビビアはすいませんと謝っている。別にいいよとミナは言っているが、まああまり、話したくはないよな。


「刹那さんはどうなんですか?」


「僕か⋯⋯」


 話をそらすためか僕に話題を振ってくる。


「身分証を得るためかな。ここに来る前の記憶がなくてさ」


 また、ビビアはすいませんと謝ってくるが、気の毒と思われてるのだろうか。だったら少し申し訳ないな。記憶はあるんだが、異世界から来ましたはちょっとなぁ。


「えっと、小雪さんは?」


 次は小雪に振られる。


「私⋯⋯奴隷。主人が冒険者だから?」


「ああ!すいません!」


 勢いよく頭を下げるビビアを見て、不憫に思えてきた。


「おっ!そろそろ、着くぞ!」


 意図してか、クラエスがそんな声を上げた。迷宮の入り口が見えてきた。


「それじゃあ、探索を開始だね」


 ミナがそう号令して、ダンジョンへと潜る。



 ダンジョン探索は、特に何事もなく進んだ。僕らが役に立ったかと言われると、ゴブリンとかは、あっさりと剣で切断されるし、少し硬い相手でも、魔法が後ろから飛んできてとどめを刺す。つまり、ナイフが武器の僕や小雪は一撃でとどめを刺せないからいらない子状態というわけだ。殲滅なら回転ナイフがあるが、まあ仲間を巻き込むだろうな。ミナと小雪くらいしか回避はできないだろう。

 ある程度相手が強くないと僕らは役に立たないと言い訳しておく。


「さて、大体マッピングは終わったんだけど、何か気になることはあった?」


 調査はほとんど終わったらしい。


「えっと、このダンジョン、ほとんど罠がなくなかったですか?」


 確かに、誰かが処理している様子は見えなかったな。


「罠がないダンジョンは、危険度が低いダンジョンの特徴だから、このダンジョンは出来立てって感じだね」


 出来立てのダンジョンは簡単なんだろう。おそらく。


「ダンジョンはだんだんと成長してくらしいからね。体感できるほどの速度で成長はしないけど」


 ゆっくりと成長していくのか。何らかの魔力がたまっていくとかなのかな?専門の人でもないからわからないけど。


「それじゃあ、ダンジョンから帰ろうと思うけど、問題はない?」


 それにみんな同意して、僕らはデラクアへと戻った。


おそらく、キャラクターの口調がところどころおかしい⋯⋯。

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