第18話 ミナ無双
やっぱり、更新ペース上げたい⋯⋯。
第?話とタイトルに追加しました。。
町人がいないか、探索していた時、
「あっ、刹那!大丈夫だった?」
と、ミナが声をかけてきた。久々に会ったな。
「あぁ、大丈夫。そっちは?」
「私も大丈夫だよ~」
「人はどれくらいいた?」
「それが、一人も見つからないんだよねぇ。どこかに纏まって避難してるっていうのが妥当かな」
そうだったらいいんだが⋯⋯。最悪の場合全滅も⋯⋯。
と考えたが、それだと死体がないのはおかしいか⋯⋯。とはいえ、ここまで人が見つからないのもおかしい。何かが起こっているのだろうか?
「さて、捜索の続きしようか。じゃあね」
「現状、何が起こっているのか分からない。別行動は避けるべきじゃないか?」
「まあ、それもそうね。分かった。一緒に行動しようか」
と、いうわけでミナと行動することになった。
「じゃあ、どこから捜索する?」
「まずは、人が無事かどうかを確認したいから、人が隠れられそうな場所かな?」
僕がそう答えると、ミナは
「一応、可能性が高いところは確認してるんだけど⋯⋯しっかりと見たわけじゃないからもう一度行ってみようか」
そう言って歩き出す。僕は、街を完全に覚えていないのでそれについていく。
その後、いろいろと場所をまわって行った。
確かに、どこにも人影はなかった。
そして今は、教会の地下に向かっている。普段は、食糧庫として使っているらしい。
地下にたどり着き、何か痕跡がないかと、捜索する。
しばらく、探索していた時、不自然な場所を見つけた。食料の詰まった袋があるのだが、その中に引っかき傷のようなものがあった。あたりには、こぼれた野菜なども転がっている。野菜はまだ、袋から出したばかりのような状態だった。これは、ここで誰かが暴れた、もしくは抵抗したと考えるのが妥当だろうか。
それをミナに伝える。
「なるほどねぇ。確かに、最近何かあったのは間違いなさそうだけど、今回の騒ぎと関係があるとは断定できないわね」
まあ、それは同意だ。ただ、町人が誘拐された可能性が高まったことに変わりない。
「とりあえず、避難していた人々は襲われたと考えて行動したほうがいいわね」
分かったと僕らは答え、この場を後にする。
さらに、しばらく捜索を続けた。今は、ただただ歩き回っているだけだが⋯⋯。手がかりがないからね、仕方ない。
今更なんだがユキを気絶させずに、情報引き出せばよかったな。戻るか。
「なぁ」
ミナにユキと戦ったことを伝える。
すると、ミナは少し考えた後に、
「ここで探しても仕方ないし、その場所に戻ってみようか。その子を放置してるっていうのもよくないし⋯⋯」
と言って、その場所に向かうことになった。放置の件は全くもってその通りだと思います。すいません⋯⋯。
そこに、向かっている途中、突然、
「今回の相手はひょろ男と女か⋯⋯。さっさと殺して次を探すか」
と、言いながら、筋肉だるまが現れた。ギルド長といい勝負。
「さて、それじゃあ行くぜ」
そう言って、男は突撃してくる。僕は臨戦態勢に移行しようとするが⋯⋯
「せっかくだし、私が対応しようか。私だって強いんだよってことで」
と言って、ミナが僕を止めた。そして、腰に掛けてある剣を抜く。細身の剣で、基本は突きでの攻撃になるだろう。レイピアっていうのかな?僕はそう言われて構えを解く。
「ほぉ、舐められたもんだなぁ。女一人で勝てると思ってんのか」
そうつぶやきながら、男はミナに接近。振るわれる大剣をミナは受け流しつつ、相手を切りつける。
男の服に若干の血が滲む。
「確かに技術はあるようだなぁ。だが、決定力がないんじゃないか?」
そう言いつつ、再度接近。それをミナは簡単そうに受け流す。実際、とんでもなく難しい。さらに、返し際に男に傷をつけているのでさらに難易度は高いだろう。
その後、数分間攻防が続いた。その結果、ミナには傷一つなく、息も整っている。対称に男は傷だらけの体で、息も絶え絶えだ。
「さて、その程度じゃ私に勝つことなんてできないよ」
「はぁ!ふざけんじゃねぇ!お前ごときに負けるかよ!」
そう言って、再度男は突撃。それをミナは受け流す。さらに、男の体に傷をつける。
「もういいから、ボスの居場所を教えてくれない?これ以上傷が増えるのは嫌でしょ」
「誰が教えるかってんだ!」
そう言って、また突撃する。学習しないな。
案の定、男の傷が増えるだけになった。
「気乗りしないけど、拷問でもしましょうか」
なんかキャラ違くない?そんな疑問を浮かべつつ、それを観戦する。
ミナは、まず足を念入りに切りつける。しばらくすると、男は立つことができなくなる。
ここからは、あまりにも残酷なので描写しないが⋯⋯
「もう、悪事もしません。情報もすべて与えます。だからもう勘弁してください」
こうなった。今のこいつはなんだって言うことを聞くだろう。顔も青白いし⋯⋯。さすがに少しだけ同情する。
とはいえ、情報は必要なので情けはかけない。
「じゃあ、ボスはどこにいるのかな?」
「はい!あの建物の中です!」
それを聞いたミナは、
「ほんとかな~?嘘だったら⋯⋯わかるよね?」
と言いながら。レイピアをチラつかせる。すると
「すいません!あの建物です!」
と言いながら、別の建物を指さす。
「今回はほんとだろうねぇ?」
まだ脅すのか⋯⋯。
「もちろんです!今回は本当です!だからそれだけはお許しを!」
「ふーん。ならいいよ」
そう言って、ミナはその男を気絶させる。さらに、厳重に縄で縛る。次は檻の中での生活が待っているわけね⋯⋯。容赦ねぇ。あの縛り方、痕残るよ、絶対。
あの白衣も尋問しとけばよかっただろうか?そんなことしてたら、冒険者のほうが壊滅してるか⋯⋯。ユキは⋯⋯女だし⋯⋯会話成立しないし⋯⋯うん。無理だね。それに、そもそも技術がない。
「さて、じゃあ黒幕のとこ行こっか」
そう言って、ミナは歩き出す。それに僕はついていくのだった。
キャラ崩壊⋯⋯(暴走)
えぐい描写はしたくねぇ⋯⋯(書けない)
ちなみに、男は無能力です。