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四課 我是〇〇公司的专务

四課 我是〇〇公司的专务


 昨日突然辞令が下り、私は専務になった。しかし専用の個室には行かず、会議室で弁護士からマンツーマンでレクチャーを受けることに。

 解放されたのは翌日の昼頃だった。それから普段乗ったこともない車の後部座席に押し込められ、弁護士と最後の詰めを行う。もう逃げられる空気ではなかった。

 私は覚悟を決めて弁護士とともに建物の中へ入っていく。中のホールにはたくさんの人が待ち構えていて、私達にスマホやカメラが向けられる。彼らに一礼して着席した私は言った。

“今天感谢大家的到来。我是〇〇公司的专务,叫山田三郎左卫门介清”

 記者会見だった。

 私は弁護士の言う通りにやったつもりだが、所詮は素人なので、百戦錬磨の記者の勢いに負けてグダグダになってしまう。

 なんとか乗り越えて会社に戻ると、社長から新たな辞令を受け取った。専務から元の平社員に降格する内容だった。


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