十二課 你不应该放弃小李
十二課 你不应该放弃小李
李の父の会社の秘書、徐文蘭は李の父と李の父の友人二人を殺して逮捕された。
犯行の動機は復讐。李の父達は文蘭の家に強盗に入り、その時に文蘭の両親を殺した。そのことを恨みに思っての犯行だそうだ。
強盗で得た金を元手に会社を興し成功した李の父の話は、父兄を通じて李や山田達が通う学校に伝わった。李は他の生徒達から距離を置かれていた。
“山田,你怎么办?”
吉田は、マリアといちゃついている山田に真剣な顔で言った。
“什么?”
山田はきょとんとした顔をして、聞き返した。
“咱们跟小李隔开距离吗? 像他求爱的女人已经减少了几个了。听是老板的李爸爸死了后,他搬家了”
“他家在我家的旁边。最近小李总来叫我起床”
“不公平。我也想你叫我起床”
マリアに詰め寄られ、山田は嬉しそうな顔で困ってる。
吉田は真剣なのだ。余計な茶々を入れないで欲しい。
“山田!”
思わず声を荒らげてしまう。
山田はビックリしていた。
“我是认真的。我在认真的考虑我和小李的关系”
山田は首を捻って考え込む。そして吉田の目を見て言った。
“吉田喜欢小李的哪儿?”
今度は吉田がビックリした。
“喜欢哪儿?”
山田は問う。 吉田は素直に答えた。李がいかに山田よりも優れているかを。その中には社長の息子とか金持ちの子とかいうワードは一切出なかった。
“那个就是回答。是吧”
山田はマリアに同意を求めた。マリアは頷き、その後を引き受けるように吉田は言った。
“吉田,你不应该放弃小李。如果你放弃的话’就不想去那个岛了吧”
山田に言われるよりもマリアに言われたほうが腑に落ちる。
“是啊。就算小李喜欢徐文兰,我也不放弃”
吉田の宣言に山田は衝撃を受けた。