表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/15

十二課 你不应该放弃小李

十二課 你不应该放弃小李


 李の父の会社の秘書、徐文蘭は李の父と李の父の友人二人を殺して逮捕された。

 犯行の動機は復讐。李の父達は文蘭の家に強盗に入り、その時に文蘭の両親を殺した。そのことを恨みに思っての犯行だそうだ。

 強盗で得た金を元手に会社を興し成功した李の父の話は、父兄を通じて李や山田達が通う学校に伝わった。李は他の生徒達から距離を置かれていた。

“山田,你怎么办?”

 吉田は、マリアといちゃついている山田に真剣な顔で言った。

“什么?”

 山田はきょとんとした顔をして、聞き返した。

“咱们跟小李隔开距离吗? 像他求爱的女人已经减少了几个了。听是老板的李爸爸死了后,他搬家了”

“他家在我家的旁边。最近小李总来叫我起床”

“不公平。我也想你叫我起床”

 マリアに詰め寄られ、山田は嬉しそうな顔で困ってる。

 吉田は真剣なのだ。余計な茶々を入れないで欲しい。

“山田!”

 思わず声を荒らげてしまう。

 山田はビックリしていた。

“我是认真的。我在认真的考虑我和小李的关系”

 山田は首を捻って考え込む。そして吉田の目を見て言った。

“吉田喜欢小李的哪儿?”

 今度は吉田がビックリした。

“喜欢哪儿?”

 山田は問う。 吉田は素直に答えた。李がいかに山田よりも優れているかを。その中には社長の息子とか金持ちの子とかいうワードは一切出なかった。

“那个就是回答。是吧”

 山田はマリアに同意を求めた。マリアは頷き、その後を引き受けるように吉田は言った。

“吉田,你不应该放弃小李。如果你放弃的话’就不想去那个岛了吧”

 山田に言われるよりもマリアに言われたほうが腑に落ちる。

“是啊。就算小李喜欢徐文兰,我也不放弃”

 吉田の宣言に山田は衝撃を受けた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ