表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/15

十課 我想给山田巧克力

十課 我想给山田巧克力


 吉田とマリアは男子達から距離を取って話し合う。手には包装紙とリボンでラッピングされたチョコレートが一つずつ。今日はバレンタインデーだ。


“我想给山田巧克力”


 マリアが言った。


“为什么?”


 驚きの感情をむき出しにして、、吉田はカウンター気味に言う。山田とはあの山田だ。色気より食い気の太った山田だ。


“山田经常替我吃我不喜欢的食物”


 マリアはマヨネーズが苦手で、給食にマヨネーズが使われたメニューがあると山田にあげていたのだ。山田は喜んで食べて、マリアはその日嫌いなメニューとおさらばできる。まさにwin-winの関係だ。


“为了表示感谢给他巧克力吗?”


 吉田の問いにマリアは首を横に振る。


“我算命的结果是,山田将来会成为大富豪”


“欸!”


 マリアは意外に経済力重視のようだ。


“玛利亚打算只给山田巧克力吧?”


“对”


 吉田は理解できなかった。たとえ将来豊かになると言っても、山田にあげるなんてチョコレートの無駄だ。吉田は李君にあげるのだ。


“请你把山田叫来”


“明白了。我也要给李同学巧克力,所以你帮助我呀”


 二人は相手が被らないことを知って、絆を強化した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ