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私が久しぶりに実家に帰ると? 一人家族が増えていた。

作者: 七瀬




私は、12歳で親元とを離れ海外で叔母のところで生活する

事になったわ!


海外留学しようと思ってね!

語学を学び、世界に通用する仕事がしたいと思っているのよ!


そして、20歳の時には日本の商品を海外に紹介する仕事を

はじめたの。


現在、38歳独身、恋人のブライニーがいるわ!

彼は、イタリア人よ。


仕事も独立して、自分の会社を立ち上げてから初めは大変だったけど?

今は、うまくいっているのよ!




私は、久しぶりに家族に会う為に、日本に向かったわ!

かれこれ、30年以上戻っていなかった実家。


日本には、何度か帰っていたのたけど、、、?

実家に寄るまで時間がなくてね。


また今度、また今度と先延ばししていたから。

やっと、実家に帰れるのよ!


【___みんな元気なのかしらね?】



私はイタリア人の彼、ブライニーを連れてやっと実家に帰ったの!


【あぁ~久しぶりの日本ね! やっぱり、日本もいいわ~!】




ブライニーは、好奇心旺盛でなんでも日本のモノに興味を持って

くれたわ~!


___彼ったら? そういうところが可愛いのよ。




・・・そして、実家に。


『ただいま~帰ったよ~!』

『お帰り~久しぶりね? 舞子、少し太ったんじゃない?』

『・・・まあ、私も38歳だしね! ダイエットしても肉が

落ちないのよ~』

『ヘイ! マイコ! スコシ、ゲヒンな イイカた ダヨ!』

『___この人が! 舞子の旦那様、、、!?』

『それがね、お母さん! まだ、彼とは結婚してないのよ!』

『それは! どういう事だ! 娘をたぶらかしているのか!!!』

『・・・・・・お、お、お父さん!? そう、カッカしないで!』

『相変わらず、気が短いのね、お父さんは?』

『・・・うるさい! 娘の事を想ってだ、』

『___ありがとう、お父さん。』

『・・・あぁ、』

『___それより、あの人? 誰?』

『___えぇ!? あ、あぁ、 お前の“お兄ちゃん”だよ!』

『・・・“お兄ちゃん”って歳じゃないよね? お父さんより年上じゃん!』

『・・・じゃあ、おじいちゃんだ!』

『___そういう事を、言ってんじゃないわよ! “この人は誰なの?”』

『新しい家族だよ! うちの“長男坊”だ!』

『___だから! めちゃめちゃ歳くってるよ! 70代でしょ! この人?

なんで! うちの家族になってんのよ!』

『___身寄りがなくてねぇ~だからうちで!』

『いや? お母さんもおかしいよね? 意味が分かんないんだけど? もういい!

このおじいちゃんに直接聞くから! どこから来たのよ。』

『・・・ワタシ ニホンゴ ワカリマセン。』

『分かってんじゃん! 理解しているから、答えれるでしょ? 意味が分か

んないよ! なんで、変なおじいちゃんがうちの家族になってんのよ!』

『キミダッテ ヘンナ ガイジン ツレテカエッテキテル。』

『彼は、私の大事な人よ! おじいちゃんとは違うでしょ?』

『一緒だろう舞子! おじいちゃん悲しいよ。』

『___呼び捨てに、普通に喋れてるじゃん! なんで、舞子って言ったのよ!』

『まあまあ~そんなに怒らないで舞子! 家族みんなで晩ご飯を食べましょう!

今日は、“すき焼きよ~”』

『___スキヤキ! サイコーーー!!!』

『スキヤキ! サイコーー!』

『・・・もぉ~ブライニーまで、』

『おじいちゃんたら~嬉しいの?』

『ウレシイ~ウレシイ~』

『ボクも ウレシイ~!』

『・・・ブライニーまで、何よ! 私の方がおかしいみたいじゃない?』

『___あぁ! 舞子! お前の方がおかしいぞ!』

『だから! なんで、アンタが言うのよ! お父さん、何か言ってよ!』

『いずれは、お前がこの家を受け継ぐんだぞ! 息子よ!』

『どう見たって! 先に逝くのはこのおじいちゃんよ! お父さんもお母さん

も目を覚ましてよ! このおじいちゃんにたぶらかされているだけなのよ!』

『___ヒトギキガ ワルイナ オジョウチャン。』

『“お嬢ちゃん”って? 私! 38歳よ!』

『ワシより若いよ!』

『そりゃ~そうだけど? ・・・って話せるじゃん!』

『・・・あぁ!?』

『___あぁ、バレた? みたいな顔しないでよ!』

『話せば長い話になる!』

『・・・1年前に、家に迷い込んできたから? ついでに家族になるって

おじいちゃんに聞いたら? “うん”って答えてね! それで家族になったのよ。』

『・・・“意味不明”なんだけど?』

『まあ~いいじゃない~! 家族は多い方がいいわ~』

『___お母さん、壊れてるの?』

『俺は、寂しかったんだよ! 一人娘が急に海外に行くと言って。』

『・・・お父さん、』

『息子よ~!』

『___オトウサン!』

『年齢的に、逆転してるけどね?』

『マア、 イイジャナイ! マイコ!』

『___ブライニーまで。』





何が何だか? 分からないけど、、、?

家族が増えたみたい。


一人じゃなく! 二人だけどね!


『ねえ? ブライニー!』

『アァ ソウダネ! マイコ!』






最後までお読みいただきありがとうございます。

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