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世界最強都市"ヨミ"の魔王  作者: きなもち☆♪
第1章 魔王ユキヨミ編
11/13

第11話 雪斗と雪斗の力

雪斗とこの世界の情報&今後の方針1.2の内容を少し変えています。


・最初の洞窟の風景に空中に浮く大きなマナストーンという表現

・獣人族などの、亜人族の話を追加

・お金の設定変更

・Lv.という設定を追加

・その他


 雪斗達は、地上へとつながる穴の中を進んでいた。

 その為、今は【ツキミ】がいない。しかしちゃんと会話はしている。約10分間進み続け、地上に着いた。【ツキミ】もそのタイミングで立体映像になる。【ツキミ】は(腕時計)この世界用に改造してあるので、この世界の地図や食べ物、魔物の事などは学習済みだ。


「やっと着いたぜ、結構長かったからな…」

『お疲れ様です!』

「【ツキミ】ここはどこだ?見た感じ俺達は、森の中に迷ってしまったようだけど……」

『ここは、[ピルシャ森林]と呼ばれているLv.5程度の魔物がでる森です。後、この近くには商業国「ザ・プルーン」があります。まずはそこに向かいましょう』

「ああそうだな。それと、とりあえずここら辺の魔物を殺しておこう。魔法を使えるとしても、実際に戦ったことがあるわけじゃないからな…ここはLv.5の魔物が出るらしいから丁度いい」

『とりあえずザ・プルーンに向かいましょう。距離的に後10㎞です。今は10時24分19秒なので夕方ごろには着きます』

「分かった。んじゃあ、とりあえず進むか。魔物がどんなやつなのか楽しみだぜ!」


 ザ・プルーンに向けて出発してから15分後…


「ん?あの木の上にいる虎みたいなのは何だ?」


 雪斗が見たのは、全身を花やツタなどで覆った虎だった。


『あれは魔物ですね。名前は「フォレストタイガー」です。主に自然魔法を使うLv.6の魔物です。この森の中では、どっちかというと強い部類です』

「ウォーミングアップでいきなり上級の魔物かよ…楽しみだぜ!!!っと、最初は弱めの魔法でいいか…“ファイア”」

『グゥァァァァアアア』

「へ?……弱くね……」

『いえ、雪斗様が強すぎるんです』

「いやいやいや、流石に弱すぎでしょ、いくらなんでも……」

『それはやはり、空間竜のマナが凄まじかったたのでしょう…なにせ七竜のすべての竜のLv.はMAXですから』

「まじかよ…って事は、この世界での俺って強いんじゃないのか?」

『雪斗様の力はすでにLv.7…新上級魔法師です。恐らく魔法に慣れていないだけで、慣れればLv.8の力はあるでしょう。さらに今後も強くなるのであれば、Lv.MAXだって夢じゃありませんよ!』

「まじか…空間竜に感謝だな」

『とにかくあの虎の魔物のマナストーンをとりましょう。調べた結果「フォレストタイガー」の固有魔法は“植物生成”です。自分が決めた位置に植物を育てることができます』

「バトルには向いていないのか……」

『そんな事はありません。例えば相手の動きをツタを使って封じ込めたりできます。唯、森の中でしか使えません』

「まぁ、4分の1ぐらいは埋め込んでおくか」


 その後も次々に魔物を倒していき、夕方までには30匹を超えていた。その中にこの森の主らしき熊にも出会ったが、秒殺だった。そして商業国「ザ・プルーン」に着いた。街の中は大きな壁に囲まれており、門の近くには門番らしき兵隊が2人いた。


「こんばんわ。この国へは観光が目的ですか?それとも滞在ですか?」

「森で魔物を倒した、金に帰る場所はどこだ?」

「それはお疲れでしょう。とにかくこの国に入るには、身分証となる“ステイタスカアド”が必要です」

「持ってない」

「!では、どこから来たのですか?」

「森」

「君が、住んでいた村の名前は?」

「知らん…………ってゆーか、さっさと入らせてくれないか…俺は話し合いが嫌いでねぇ、そろそろキレちまうから、早く中に入らせてくれないか?」

『フフッ、流石雪斗様です』


 すると、さっきまで穏やかだった兵隊たちの顔が、だんだん敵を見る目になっていった。おまけに口調も変わっている。


「お前さん、ちょっと調子乗りすぎではありませんか?どこから来たかさえ教えれば、中に入れるんですよ」

「だから森から来たっつってんだろ」

「それじゃ中に入れませんねぇ……とにかく、痛い目に会う前にどっか行くか、“ステイタスカアド”を出しな」

「お前は敵か?」

「ん?誰の敵だって? ああ、もしお前が“ステイタスカアド”を出さなかったらそんときゃあ俺はお前のて、『ボゴォオ』!?」

「そうか、そうか、よーくわかった。とりあえずお前らは、俺の敵なんだな」

「ヒィィィィイイ」


 兵隊2人は門の中に消えていった。

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