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13.松坂家の日常 休日編その2(年末年始休暇)

13.松坂家の日常 休日編その2(年末年始休暇)


 さて、もうすぐお正月。ここ、松坂家でも正月を迎える準備が始まったよ。どうやら今日は大掃除みたい。

 大輔さんも年末年始休暇に入っているから、桂子さんに扱き使われるはず…。

「せっかくの休みなんだから、朝はゆっくしたいのに…」

 そう言いながら台所に立つ大輔さん。朝ごはんの支度?でも、桂子さんはまだ寝ているみたい。そこへ菫ちゃんが降りてきた。

「パパ、おはよう!」

 そう言って卵焼きを摘まみ食い。

「美味っ!」

「自分の弁当くらい自分で作ったどうだ?」

「ダメ!パパが作った方がキレイだから」

「そうなのか!」

 菫ちゃんは31日まで仕事なんだって。菫ちゃんのお弁当はいつも大輔さんが作っているんだ。桂子さんはって?うーん…。桂子さんは朝が苦手みたい。

 菫ちゃんを送り出して、大輔さんが朝食を食べ終わった頃にようやく桂子さんが起きてきた。

「パパ、私のご飯は?」

「あるよ」

テーブルの上には卵焼きとソーゼージ、サラダに焼き鮭。桂子さんが席に着いたのと同時に大輔さんがお味噌汁を持って来た。既におじいちゃんは釣堀へ、おばあちゃんは仕事場へ下りているよ。保育園がお休みになった空ちゃんを紗希ちゃんが連れてきた。

「パルは?」

 うわっ!まずい!空ちゃんが嫌いだというわけではないけれど、ちょっと面倒くさい。


 桂子さんがご飯を食べ終えると、お掃除が始まったよ。まず、大輔さんが部屋の片付けをしてから掃除機をかける。桂子さんはその間、空ちゃんとお散歩。

帰って来てから、お昼ごはん。今度は桂子さんが床の拭き掃除。大輔さんは空ちゃんと一緒に玄関のお掃除。

「パパー、たいへん!」

 桂子さんの叫び声に大輔さんが台所に顔を出す。

「なんだこれは!」

 台所がピンクの煙で染まっている。

「消火器ぶちまけちゃった」






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