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Forgotten Story ~ 幻想奇忘譚  作者: 生涯迷い人
平々凡々な魔法使い
5/45

Scene3 模擬戦闘

「えっ・・・」


という数人の間の抜けた声が上がるが、担任は気にしなかったようだ


今回は転入生により、人数が増えたため、全チームが4人編成となる


今回チームに入るのはジモーネ・ハンナ・シュペーアというゲルマン系の少女だ


正直、成績はそこそこと言った感じではあるが、他に人も居ないため、甘いことは言ってられない


やがて各チームが散らばると、何処からともなく火の玉が上がり、小規模な爆発を起こす


開始の合図だ


やがて、あちこちで焔やら雷撃やらが飛び交い始める


油断していると直撃を受けかねないため、此方も応戦準備をする


まずはジャスミンがいつも通り、手元に雷撃槍エレクトリックジャベリンを出現させ、同時に空中には火焔槍(フレイムランス)も複数出現させ、一斉にそれらを放つ


流石は成績優秀者である


ジモーネも手元にやや大きめの火炎球(ファイアボール)を出現させ、此方に向かって不定形の雷撃をそのまま飛ばしてきたチームに向かって投げつける


自分も足下に手を触れ、地砕石流(グラウンドシェイク)を起こすと、此方に注意を向けていなかった数人が被害に遭っていた


エーデンはというと、暫く傍観していたようだが、やがて手元で風を起こしたようだ


そして此方に火焔爆球(フレイムボム)が飛んでくるのを見るなり、急速に風を増幅させ、風圧で押し返した


明後日の方向に飛んでいった火焔爆球が爆発すると同時に大量の水が押し寄せる


おそらく数人がかりで発動されたであろうその濁流が咄嗟に反応出来なかったであろう者達をあっさりリタイアさせた


アリスも慌てて大地防壁(グラウンドウォール)を発動させ、濁流を防ぐ


他のチームのメンバーはというと、すぐ傍にいたジモーネは丁度防壁の中に入っていたが、ジャスミンとエーデンはというと・・・


・・・宙に浮いていた


ジャスミンは咄嗟にジャンプした瞬間に足下で爆発を起こして生身ではあり得ない高さまで飛び上がり、一方のエーデンは風を操作したのか、空中に完全に浮いている


空中歩行(エアウォーク)でも使ったのだろうか


その体勢のまま、前方に向かって腕を上げると、竜巻旋風(エアロストーム)らしき術を放つ・・・が、突き出た岩を綺麗に両断した


ということは恐らく鎌鼬旋風(ストームカッター)だろう


字面が表す通り、鎌鼬旋風は竜巻旋風の上位版とも呼べる術で、圧縮した空気の旋風を起こし、物質を切断する魔法だ


通常の旋風を起こしながら、岩をも容易く切断するほどの空気圧縮術ともなると、容易に習得できるものではない


当初は成績など解らなかったが、なかなか優秀なようだ


しばらく術の応酬が続いていたが、やがて青い火焔球が飛び、緑色の光を放つ爆発を起こす


終了の合図だ


同時に張られていた結界が収縮し、結界の範囲から外れた所から修復されていく


「よし、今日の所はこれまで!

早く用意をして、真っ直ぐ帰るように」


今日は珍しく帰りが早い


そういえば朝から転入生、模擬戦闘と、あまりないことが多いような気もするが、気にするような事でも無いだろう


そう思い、帰路についた

これまで4話投稿しましたが、長文って書きにくいですね(今更)


なんせプロットがないもので(汗


1回きりの登場(予定)である人物について


ジモーネ・ハンナ・シュペーア

超適当、というか欧羅巴人名録というサイトの勝手に命名機能を使用し、勝手に付けた名前

書き込んでる最中にタブレットが不調起こして再起動したために途中で名前が変わった不憫なモブキャラ

言い方は悪いですが、どうせ使い捨てなので細かい設定等はありません


同じような理由で先生方にも名前がありません、哀れ

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