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共依存

    ※2007/7/13


 少し思うところがあって、「共依存」について書きたいと思います。

 

 私が読んだ「依存と虐待(斉藤 学 編集)」によれば、共依存について、大変興味深いことが書かれてあるのです。ただ、この文章を読むと、少なからずショックを受ける人がいるかもしれないし、自分が共依存者だったと認めざるをえず、良いことをしてきたつもりが、実は相手に悪影響を与えていたことを知ることになるでしょう。次に本文を引用します。


 「ギデンスは、共依存者とは『自らの存在論的安定のために、自己の欲求を定義してくれる人を必要とする人』であると述べている。また、『他者の世話をすることを欲しながら、無意識のレベルでは、その献身が裏切られることを期待している』とも言う。自分で自分の欲求をモニターするのではなく、それを定義してくれる他者を見つけて、その相手との閉じた世界の中で、自己のアイデンティティを維持する戦略と言い換えることも出来よう。定義してくれる他者は、配偶者であっても良いし、子供であっても良い。」


 難しい文章です。けれど私はこの文章を読んだとき、すんなり理解できました。なぜなら私が共依存者だったからです。


 「共依存」という言葉は、本来アルコール依存者の妻をさして言っていたそうです。それが今はあらゆる場面で共依存という言葉が使われるようになりました。

 私は夫が10年間仕事と偽りパチンコに行っていたことは知らなかったけれど、夫がパチンコに行く理由をみつけては、家を抜け出すのは知っていました。そしてそのことに怒りながらも夫に小遣いを渡していました。「駄目な夫を支える自分」に満足し、夫のパチンコ通いは自分のコントロールのもとで行われていたから気分が安定していたのです。ところが土曜日仕事と偽りパチンコに行っていたのは、私のコントロールのきかないところで行われていたことです。だから同じパチンコでも、私の精神は、激しく壊れました。


 もっと過去に遡ると、私の母親も「共依存者」でした。私は両親の夫婦喧嘩からストレスで、よく腹痛と嘔吐を繰り返しました。でも私が病気になると、母親はいきいきするのです。母が、私の面倒をみるという役割が生じるからでしょう。そして母の口癖は

「あなたは弱いから、何も出来ない子なのよ。お母さんのそばにいないと駄目なのよ」

でした。だから外出を、極端に制限されました。私に何も知らない、何も出来ない子を望みました。そして私が病気になることを望んでいました。

 父から愛されない母は、私に頼られることが、唯一の存在価値であり、アイデンティティでした。おかげで私は、将来精神が病んでしまう結果になったと思っています。


 自分の配偶者や恋人が、どうしようもないやつでも別れない。自分が何とかしてあげようとする。実は私には今でもその気があります。困ってそうな人に、つい声をかけてしまう。そしてその人から頼られると嬉しい。ココまでで済むなら良いです。問題は「相手が良くなって欲しいことを、心の底では望んでいないこと」です。駄目な相手の面倒を見る自分に酔いしれる。このままだと、お互い不幸な状態を延々続けるだけです。


 つい最近も、私はある人に言われました。

「ときには突き放すのも相手のためだ」

と。本当にその通りなのです。でも私は母親が共依存者だったせいかどうかは知らないけれど、私自身共依存者的なところがあります。


 本を読んでから、私は我が子には努めて干渉しないようにしています。放任は良くないけれど、私の場合、気をつける位がちょうど良いと思っています。ちなみに今私は母親と同居していますが、やっぱり母親は共依存が治っていません。家事は母がやっていますが、

「あなたはうつ病だから、家事は一切しなくて良いのよ」

といいます。母は72歳です。以前、散々バトルしました。もういいです。好きなようにさせます。それが彼女の生き甲斐なのです。私がうつ病なのが、嬉しいのです。


 私が仕事をしたいと焦るのは、母親といる時間を減らしたいのです。でもどうしてだか働き始めると、出社拒否を起こします。何が原因か、本当にわからないから苦しいのです。医者に「今年は休養を」と言われても、母親と一緒では心は本当は休まらないのです。でももう別居はできません。


 かくして私は、朝3時に起き、自分の好きな時間をつくり、日中昼寝します。夜はとっとと2階へ引っ込み、娘とアニメを見たり、音楽を聴いて再び早寝します。

 こんな生活が幸せとは思いません。私は自分の力で生きたい。必ず看護師に復帰してみせる~



 勢いだけは感じられるんですけどね。今も仕事をしたり辞めたりの繰り返しです。また、このブログを書いた当時、私にしつこくネット上でつきまとう人がいたので、この文を書きました。でもその人は自分がそうとは気づかず、最終的に「もうやめて」と言いました。自分では良いことをしているつもりだったんでしょうね。


 そういえば、自分の子供の点滴に、わざと毒というか、腐った何かを入れて、病気を悪化させていた母親が逮捕される~と言う事件がありましたよね。なんだか似ているような気がして怖いです。
















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