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星紋の呪術師~赤ちゃんチートで最強の呪術師に!!~  作者: プラントスクエア


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第1話 転生

──それは突然目を覚ます──


「おぎゃあ!?おぎゃあ!?おぎゃあ!?おぎゃあ!?」

〈んあ?ふぁ~……なんで赤ちゃんの泣き声が?〉


赤ちゃんの泣き声に男の意識は覚醒する。しかし自身は結婚もしていないため赤ちゃんの泣き声が聞こえてくることに疑問がよぎる。しかしその疑問はすぐに混乱へと昇華する。


「は~い。元気な男の子ですよ~」


その声と共に男は身体を持ち上げられ1組の若い男女と出会う。


「この子が……私たちの……恭平と私の子供……」

「……絶対に守らないとな……俺たちの宝を……綾人(あやと)を……」

「そうだね」


赤ちゃんを看護師から手渡され母親・父親になった男女がその赤ちゃんを(いつく)しむような視線にて見つめる。そしてそれをやられている覚醒した男はここで自身がおかれている現状を理解する。


〈俺……転生してね?〉


こうして前世にて死んだ記憶がないままに転生を果たした神護(じんご)綾人は転生者の宿命かのちに世界の命運を握ることになる。

/////

--転生から約1ヶ月後--


〈あ……また漏らしたなこいつ?〉

「おぎゃあ!?おぎゃあ!?」


時刻はお昼。赤ちゃんの泣き声にベビーベッドまで駆けつける父親の恭平。


「はいはい。どうした?綾人? この感じ……ウンチかな?」

〈正解!さすがお父様!ご褒美としておしっこのプレゼント!〉


しゃー


オムツを外したタイミングでおしっこ。そのおしっこは見事オムツを変えようとしていた恭平の顔面にクリーンヒット。


「おっとっと。元気がいいなー!綾人!」


しかしそれにも嫌な顔せずに笑顔で赤ちゃんに接する恭平。


「大丈夫?恭平?私がやろうか?」


心配そうに母親の美鈴が寄ってくる。


「大丈夫だよこれぐらい。さすがに慣れたもんだよ」


そうして慣れた手つきでおしりを拭いてオムツを変える恭平。


「ふう。それじゃあちょっと洗ってくるわ」

「うん。わかった」


というわけで赤ちゃんとして転生した神護綾人だが身体の自由は効かず我慢は効かず。好きな時にご飯が欲しいと泣き喚き・好きな時にお漏らしして泣き喚く。


〈さすがに当初よりも恥ずかしさは薄らいだけど早く精神と身体のリンクが取れてほしいもんだ〉


身体は赤ちゃんとしても精神が大人な男である綾人は赤ちゃんプレイに興奮するような趣味はなくそちらの趣味に目覚めることはなさそう。


〈しっかしまさか転生するとは……"人生は小説より奇なり"って言葉もあるけどまさしくだな……〉


転生して1ヶ月間が経過した綾人。その期間でここが前世での地球の日本とほとんど同じであるということが分かっている。


〈まあ今の俺にわかる範囲での違いがほとんどないってだけだけど……気になるとしたら……〉


転生してから1週間ほどで自身の内側の()()に綾人は気づいていた。綾人が感じている異変とは身体の内側の中心部分に存在する南京錠がかけられた扉。


〈あくまでイメージだけど……なにかを出てこないようにしてる?そんな感じがする……。 開けんの怖ええ~……〉


それを自覚した時に恐る恐る南京錠に手で触れるイメージをすると南京錠が簡単に開きそうだと直感した。それからは扉の先になにが封印されているのかわからない恐怖があったため見て見ぬふりをしてきたが、自覚してからは意識せずとも常にそれがあることがわかる状態だった綾人。


〈たぶん……開けないとずっとここに意識が割かれてる状態なんだろうから……開けないわけにはいかないよな……〉


などと言っているが綾人は怖さよりも興味が勝ったと言うのが本音。


〈転生したんだからこの世界に前世にはなかった力があってもおかしくないよな?〉


前世での漫画の定番のひとつだった赤ちゃんチートを夢見て綾人は意を決して両腕で南京錠に触れる(あくまでイメージ上)。すると少し触れただけでは南京錠は外れることはなかった。


〈あれ?前のイメージと違う?〉


そう感じながらも外れないかと南京錠を両手で引っ張ったりなど乱暴に扱う。すると徐々に外れかける南京錠。


〈お?なんかいけそうな予感?〉


扉が開きそうでワクワクしている綾人。だがそのワクワクは南京錠が外れ扉が開かれた瞬間に焦りへと変わる。


〈もう少し!〉


ガン


南京錠が力業で外れた瞬間だった。


〈よし!外れ!?〉


ドバァーーーー!!!


南京錠が開け放たれた瞬間に部屋の中から膨大な液体が(あふ)れ出す。それの正体などは知らない・なにが起こっているのかもわからない綾人だったがその事態が生命の危機であるということは直感した。


〈まずい!?うおおおおおおお!!??〉


綾人は無我夢中にてその扉から溢れ出てくる液体の制御を試みる。


〈こういうのはあれだろ!?血液の流れに合わせて循環させるとかだろ!?〉


漫画の知識を信じて液体の流れを操作する綾人。当初は暴れ馬を扱うがごとく困難を極めたが手綱を握り続け必死に漫画の知識に従っていた結果、その知識は正解であったらしく液体の流れは落ち着いていく。


〈はあ……はあ……なんとか、なった……。 で?これなに?〉


起きていられたのはそこまで。生死をかけた死闘に力を使い果たしたのかそれ以降は眠ってしまった綾人。赤ちゃんとしての身体は高熱を出して両親を心配させていた。

/////

綾人が体内に流れる液体の正体を知るのは翌日のテレビでの()()()の特集でのこと。


〈はあ~なるほど?つまりこれって呪力ってことか?〉


その特集曰く。この世界には呪妖(じゅよう)と呼ばれる人々を襲う化け物がいるらしい。そんな化け物を討伐するのが体内に呪力を持ち呪術を扱う呪術師たち。その特集では呪術師協会や呪術師の階級なども伝えられていたが綾人が着目したのは基礎呪術と固有呪術について。


〈ええ~と……要約すると基礎呪術は呪力単体を操る呪術でそこに各呪術師が得意とする性質を加えたのが固有呪術っと。こんな感じか?〉


基礎呪術は呪力を持っていれば子供でも可能とする名前通りに呪術師の基礎的な呪術。それは体内を循環させれば身体能力が強化されたり、体外に出し形態を変化させて攻撃や防御なども行う呪力単体での呪術。

そんな基礎呪術に火や水など自身に最も適性のある性質を加えて発動する呪術が固有呪術。その種類は人の数ほど存在し固有呪術が被ることは少なく固有呪術の強さによって呪術師としての格も変わってくる。


〈まあとりあえず……どんな漫画でも力のコントロールが大事ってことだな〉


綾人はそのテレビを見てからより一層呪力の循環を速めコントロール向上を目指す。

読んでくださりありがとうございます!


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