前編 「ある歌手のスキャンダル」
いまさら知ったが、世間では「TikTok」が流行っている。
このTikTokだが、ケシャという歌手に同名の曲がある。調べると2009年後半ごろにリリースされている。
確かにそれくらいのときに、ラジオや店で流れていた。その当時、Lady gagaやケイティ・ペリーなど様々な洋楽女性アーティストがデビューした。
そして、日本でも当時いろいろなアーティストがデビューしたことを思い出した。その中でも私は...Y@MIKAが好きだった。
ボカロのようだが、流行り始めた洋楽の電子音の要素も取り入れつつ、Y@MIKAの力強い歌声が前面に出ていて印象的だった。
残念ながら、1年で活動を休止したが、ファーストアルバムはかなりハマって聞いていた。
そして3年後、あのY@MIKA事件だ。まさか、Y@MIKAにゴーストライターがいるとは、と衝撃的だった。正直、あの事件後のセカンドやサードアルバムは、楽曲の目新しさもなく、事件の印象から全く売れなかった。
加えて、あの佐村河内事件である。まさか、立て続けにゴーストライター事件が起きるなんて、だれも考えてなかっただろう。
だが、佐村河内事件でY@MIKA事件の注目も薄れたので、Y@MIKAの事務所的には良かったのだろう。
調べると、Y@MIKA事務所はもうなくなっていて、Y@MIKA本人も引退して一般人として生活しているらしい。
だが、事件の真相を読者の諸君いや私も知りたい。その為に、かのゴーストライターに会いに行った。
(続く)