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未来の日本 異世界に転移する  作者: 青識or惣菊
3章 未来日本 新たなる大陸と遥か彼方の動乱

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3-35 西部工業星系を破壊せよ!! 前編

次に一日連続投稿する時はもう少し投稿する話増やそうと思う。


それこそ12時に投稿して2時間おきに投稿するのもありかもしれない

日本国の第五主力連合艦隊と双璧部隊がカロン銀河連合の西部工業地帯を破壊

するべく動いていた。


第五主力連合艦隊 旗艦 超神弩級宇宙戦艦「大八洲(おおやしま)」 艦橋


鋼塞(こうさい)黎壊(れいかい)の整備はどうなってる」


「双璧の整備は予定よりも2%早く進んでいます。」


「なら補給艦の室戸による支援は必要ないか?」


「はい」


「分かった室戸に春雨を護衛につけ現宙域を離脱せよと送れ」


「了解、通信を送信します――補給艦「室戸」、駆逐艦「春雨」に離脱命令」


通信士の声と同時に、艦橋の前面スクリーンに艦隊配置図が映し出される。無数の光点が緻密に並び、その中央に鎮座するのは超神弩級宇宙戦艦「大八洲」。


艦長は腕を組み、ゆっくりとその布陣を見渡した。


「双璧が万全なら、RA部隊は安心だな…」


副官が小さく頷く。


「カロン銀河連合西部工業地帯……彼らの軍需の中枢です。ここを潰せば、西部方面は半年大規模作戦を展開できなくなるでしょう」


「半年か……いや、まだ北部、南部の工業地帯が残っている」


艦長の言葉に、艦橋の空気が一段と引き締まる。



その時、双璧を輸送している輸送艦からの回線が開いた。


「こちら特殊輸送艦「昭」、

鋼塞、黎壊ともに最終チェック完了。いつでも出撃可能です」








カロン銀河連合西部工業星系帯


「今日も軍艦製造かぁ…

しかもクロティア級駆逐艦かぁ…

嫌だなぁ」



整備員のルークは、巨大ドックの足場の上でため息をついた。


目の前には、まだ骨組み段階のクロティア級駆逐艦。

幾何学的なフレームに、重力制御ノードが取り付けられ始めている。


この星系帯は、カロン連合の西部最大級の軍需生産拠点だった。


勿論西部とついているから北部にも南部にも東部にも工業星系はいくつも存在してる。


艦船ドックが環状に並び、

その周囲を無数の資源輸送ラインが取り囲む。


惑星そのものも、半分以上が工業都市化されていた。


空は常に、青ではなく白く濁った金属雲。


そして――休むことのない生産ライン。


「おいルーク、手ぇ止めるなよ。今日中に外殻フレーム組み上げだ」


監督官が怒鳴る。


「分かってますよ…でもこれ、今週三隻目ですよ?」


「前線でどれだけ沈んでると思ってるんだ。補充が追いついてないんだよ」


ルークは肩をすくめる。


「前線、ねぇ…」


彼にとって戦争は遠いものだった。


モニターの向こう側の出来事。

数字と損耗率の話。


ここではただ、艦を作るだけ。


ルークは溶接トーチの火を落とし、骨組みに仮固定された重力制御ノードの角度を微調整した。


「……これが、また誰かを殺しに行くのか」


ぽつりと呟いた声は、金属音と機械音に掻き消される。


その時――


ドック全域に、低い警告音が流れた。


「――え?」


最初は誰も気に留めなかった。日常的に鳴る点検アラートの一種だと思ったからだ。


だが、次の瞬間。


警報が一段階跳ね上がる。


〈警告!外縁宙域にて重力波異常観測〉

〈未知艦隊の超空間遷移を確認〉


「は?」


監督官が顔を上げた。


「訓練じゃないのか?」


オペレーター席から怒鳴り返される。


「違う!これは訓練じゃない!!この質量反応――艦隊規模だぞ!!」


ドック内の照明が赤に切り替わる。


輸送ラインが一斉に停止し、無数の搬送コンテナが空中で固定された。


「全員、作業中断!避難準備――」


その声を遮るように、外部モニターが強制的に開いた。


そこに映ったのは――


宇宙の暗黒を裂く、蒼白の閃光。


そして、次元が“めくれる”ようにして現れた、異様な艦影。


中央にそびえる、巨大すぎる主力艦。


それは、惑星の地平線を横切るほどの巨体だった。


誰かが震える声で呟く。


「……なんだ、あれ……」


識別信号が遅れて表示される。


日本国主力艦隊


その名が、工業星系帯の全スクリーンに浮かび上がった瞬間――


ドック内の空気が凍り付いた。


「日本国……主力艦隊……!?」


監督官の顔から血の気が引く。


「な、なんでここに……西部は後方だぞ……!」


だが答えはすぐに現れる。


《大八洲》の周囲に展開する、無数の護衛艦隊。


そして――その前方。


二つの影が、まるで刃のように艦隊から切り離され、こちらへ向かって一直線に突入してきていた。


一つは、鋼の巨体。


一つは、灰色の破壊の影。


「……嘘だろ」


ルークの手から工具が落ちた。


「まだ、警報も出てないのに……」


その時、管制から絶叫が響く。


「防衛衛星網――突破された!迎撃ライン壊滅!!」


「嘘だ!まだ一分も経って――」


その言葉は、爆発で途切れた。


遥か上空、ドック外縁に展開していた防衛リングの一角が、音もなく消滅する。


遅れて、光が到達した。


白い閃光。


そして、衝撃。


ドック全体が揺れ、足場が軋む。


ルークは咄嗟に手すりにしがみついた。


「な、何が起きて――」


視界の先。


宇宙空間を切り裂いて、二つの機体が迫ってくる。


その切り裂かれた雲に映ったのは隣に存在していたもう一つの工業星が爆破し破片が飛び散っている様子だった。



重力の束縛を無視した、直線加速。


片方――鋼の巨体が、腕部を展開する。


その装甲の隙間から、眩い光が漏れ出した。


「……あれ、兵器かよ……」


誰かが絶望した声で呟いた。


そして次の瞬間。


光が、放たれた。


それはビームというより、“壁”だった。


直線上に存在するもの全てを薙ぎ払う、破壊の奔流。


外周ドックの一つが、建造中の戦艦ごと蒸発した。


衝撃波が遅れて到達し、ルークは吹き飛ばされる。


床に叩きつけられ、呼吸が止まる。


耳鳴りの中、彼は必死に顔を上げた。


崩れゆくドック。


逃げ惑う整備員。


燃え上がる輸送ライン。


そして――


悠然と進撃してくる、二つの影。


「……なんでだよ……」


ルークの目から、涙がこぼれた。


「ここ、ただの工場だぞ……」


だが宇宙は、何も答えなかった。


ただ、さらに遠方で。


大八洲の主砲が、静かに充填を開始していた。

地球の過去編とか2300年の歴史の一部分を切り取って物語を作るのもありかもしれへんな

今回は余裕なくて大急ぎで書いたけど凄く書いてて楽しかったし、

書いてくれないかと聞いてくれた人には感謝せんとな

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