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未来の日本 異世界に転移する  作者: 青識or惣菊
3章 未来日本 新たなる大陸と遥か彼方の動乱

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3-24

後はここだけじゃー

「頼もしいな…」


アメリカ将校は、そう言って小さく笑った。


だが、その次の瞬間――

艦橋の背後で誰かが何かを報告し、彼の表情が一段引き締まる。


「本当に助かる

こっちも一応侵攻は出来ているけど何分まだ相手の首都にまで到達出来てないんだ。

物量が凄すぎてこっちはまだ撃沈された艦はないけどだいぶ強い」


「正直、日本が動いてくれれば一気に行動しやすくなる」


日野は椅子から立ち上がる。


「分かった、こちらも動かそう」


「八八艦隊、大和艦隊、剣神艦隊、宇宙圏探索してた全艦に通達や

作戦を伝える

これから日本国はカロン銀河連合とドルマリス宇宙連合を相手に戦争する事になった。

そして最優先事項として最終目的地は地球とする。

各艦の奮闘を期待する!」


管制官が即座に復唱する。


「八八艦隊、全艦に通達準備!」


日野は一拍置き、はっきりと告げた。


「目的地:地球文明圏」


「最優先事項:

外交団および民間協力者の完全撤収」


「次点:

地球・火星・テラ星・バルス星防衛支援」


艦内が、一瞬静まり返る。


次の瞬間――

通信ログが、怒涛の勢いで走り始めた。


「第1機動打撃群、応答!」



「第2宇宙戦隊、進路計算完了!」


「八八艦隊、全艦エンジン起動!」


「大和艦隊発進準備完了!」



「第39護衛艦隊機関始動開始!」


「第1、第2、主力連合艦隊機関推力フルパワーまで上昇中」


「宇宙圏探索第74戦宙艦隊が発信開始!」


「草薙より通信:我、外交団保護完了、絆は大至急日本に戻す」


「第1主力艦隊旗艦「三笠」より通信、我発進する!」


「韋駄天含む、第3打撃群、出発を確認、」


「全戦宙艦隊配備終わり動き出しました!」


日本艦隊のほぼすべての艦隊が地球に帰ろうと動き出した。



日本艦隊のほぼすべての艦隊が、

同じ方向――地球へと舵を切り始めた。


管制室の戦術図が、ゆっくりと更新される。


無数の航跡が、

一点へ、一本の流れとなって収束していく。


「……壮観やな」


誰かが、思わず呟いた。


日野は、黙ったままそれを見ていた。

その背中には、指導者としてではなく、

帰る場所を取り戻そうとする一人の人間の覚悟が滲んでいた。


同時刻・各艦隊通信回線


『こちら第2主力連合艦隊』


『五年ぶりの“帰投命令”だ』


『全艦、遅れるな』


『宇宙圏探索艦隊より報告』


『探索任務を即時中断』


『全データを母星へ転送完了』


『……正直、帰れるとは思っていませんでした』


『第39護衛艦隊』



その一つ一つの通信が、

「日本は帰る」という事実を、刻みつけていく。


地球側・統合司令部


巨大スクリーンに、

あり得ない数の航跡が映し出されていた。


「……来てるな」


アメリカ将校が、腕を組む。


「いや……帰ってきてる、か」


隣に立つロシア将校が、静かに頷く。


「日本らしい表現だ」



オーストリアの士官が、半ば呆然とした声で言った。


「この規模……」


「これ、ほぼ日本の艦隊の全てじゃないか…」


「凄いな…膠着してた戦線がここまで動くか…」


再び、日本側旗艦・総理指揮室。


「総理」


通信士が声を張る。


「外交団、全員無事帰投!」


「負傷者なし!」


「……よし」


日野は、深く息を吐いた。


「これで心置きなく、戦える」


彼は、ゆっくりと前を向く。


「地球に近づくにつれて、

カロンもドルマリスも、必ず迎撃に出てくる」


「やが――」


唇の端が、わずかに上がる。


「あいつらの攻撃じゃ俺らは止まんねえぞ…」


その瞬間。


管制官が、はっきりと告げた。


「先行艦隊、地球文明圏外縁に到達まで――」


「残り、72時間」


室内に、ざわめきが走る。


72時間。


かつてなら、

想像すら出来なかった距離。


だが今は――

帰省の移動時間に過ぎない。


日野は、静かに言った。


「ほな、準備しよか」


「兄弟に会うんや」


「手ぶらって訳には、いかんやろ」


「記者会見やるから色々準備しといて」


艦隊のエンジンが、

さらに出力を上げる。


宇宙が、再び歪む。


そして――

人類史上最大の「帰還作戦」は、本格的に動き出した。

後2月15日にYokohama brick fes.2026 (ブロック作品展示会)でLEGOで作った「鋼塞」を展示することにしたのでもしも来たいなーって人がいたらぜひ来てくださいね!


多分開演中はほぼ確でそこにいると思うのでお願いします。

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