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未来の日本 異世界に転移する  作者: 青識
2章 未来日本 過去の友人そして新たな動乱

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2-20 大首領連邦の末路

メリクリ


後安心してください。

誰がとは言いませんがその人は後で自衛隊に救助されています。

防衛会議の記録映像では、日野が静かに言っていた。


「これ以上は放置できない。宇宙艦隊による強制排除を実施する!」


「了解しました。第3地方艦隊がすでに大首領連邦上空で待機中です」


こうして作戦が始まった。



大首領連邦首都・ガンドラの空が暗くなる。

最初は市民が


「雨か?」


と不思議そうにしていただけだった。


しかし影は、ゆっくり、確実に大きくなる。


その正体を知った瞬間、街は一斉にざわめいた。


「な、なんだあれは……空に島が浮かんでいるぞ……!」


「違う、あれ……軍艦だ! 空の上を航行してる!」


巨大な軍艦、正式名称は宇宙軽巡洋艦「子鷲」が、首都の真上に姿を現した。


すぐに通信が首都全域に流れる。


「こちら日本国自衛隊 第三地方艦隊旗艦 子鷲だ

大首領連邦政府に警告する。

本艦はあなた方の指導部の拘束を目的として行動している。

市民は自宅に留まり、抵抗しないように。」


政府庁舎の中では大混乱が起きていた。


「ば、馬鹿な……日本がここまで来るはずが……!」


「どうする!? 迎撃するか!?」


「駄目です! 上空の艦からのエネルギー反応が高すぎます! 勝てません!」


大首領自身も顔を青ざめさせ、机を叩いた。


「日本め……我が連邦の威信を踏みにじるつもりか……!

 全軍に警戒態勢を――」


その瞬間。


上空の子鷲から、数十個の黒い影が降下した。


ゴォォォォッと轟音が響き、一斉に小型艇とRAが急降下してくる。


「な、何だあれは――」


「人だ! 兵士が降りてくるぞ!」


降下艇から飛び出す黒いスーツの兵士。

日本特殊制圧部隊《黒菱》。

全員が無線で素早く連携しながら、政府中枢へ走る。


「こちら黒菱1。降下完了。標的は首相府と議会棟。これより突入する」


「了解した。市民に被害を出すな」



大統領府で官僚が声を上げる。


「止まれ!! ここは大統領府だ! これ以上近づけば――」


黒菱隊長はスーツの胸元に手を当て、短く名乗った。


「日本宇宙防衛軍・黒菱隊長、相良だ。

これより貴国指導部を拘束する。邪魔をしないでいただきたい」


「ふざけるな!! 撃て!」


親衛隊が一斉に銃を構えるが、黒菱隊は微動だにしない。


相良が静かに言う。


「――感心しないな」


閃光弾が炸裂し、親衛隊が悲鳴をあげる。

その一瞬で黒菱が突入し、全員を安全に制圧していく。


「クリア。大首領の居所へ向かう」


首相府奥、大首領の執務室。


大首領が震えた声で叫ぶ。


「日本……貴様らに従うと思うか……!

 私は連邦の象徴だぞ!!」


相良は銃を向けることなく、一歩前へ出た。


「わかっています。象徴だからこそ、あなたを拘束して終わらせる必要がある」


「なっ……!」


背後から黒菱隊員が素早く入り込み、大首領の腕を確保し、結束具で固定する。


「対象拘束。負傷なし」



同時刻、議会大楼では別の黒菱隊が議員たちを次々と拘束していた。


「ひ、ひぃ……! 撃つな! 降参する!」

「全員手を上げろ! 怪我をさせるつもりはない!」


議員たちは恐怖で足を震わせながらも、逃げ場はなかった。


日本の兵士は淡々と、しかし丁寧に拘束していく。


「こちら議会制圧班。議員29名、全員確保。死傷者なし」


「了解。首都中枢区域、完全掌握」



数時間後。


子鷲の内部――拘束室。


大首領と議員たちが並べられ、相良隊長が前に立つ。


「あなた方は異世界転移後の国際法に基づき、

 虐殺・侵略・人道犯罪の疑いで拘束されます」


大首領は悔しげに歯を食いしばった。


「……日本は我らを滅ぼす気か……」


「違います。終わらせる気です。

この混乱と、あなた方が生み出した苦しみを」


相良はゆっくりとヘルメットを外し、静かに言った。


「――これが、最後の戦いです」


その言葉をもって、大首領連邦は崩壊した。


首都の空には、子鷲の影がゆっくりと離れていった。


市民たちは黙って見上げていた。


ただ、長い時代の終わりだけが、静かに流れていた。

貼ってる伏線は全部回収する予定


こじつけが凄いと思うかもしれないけどこれ元から考えてたねん

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追伸  いずれにせよエルフたちには、認めさせねばなりません。  すへでの種族は、平等なのだということを。原則として、対等なのだということを。  もし彼らが、それを認めなかったなら………自分たちこそがこ…
『何かと理由を付けては、他者を見下したがる』のは、人間の病気とすら言って良いこと。  エルフも、それは同じだったと。 『日本には、絶対にかなわない』ことを思い知らされ、プライドをすべて木っ端微塵にされ…
これが『エルフ大首領連邦の末路』ですか。 政府そのものを潰され、首脳全員を捕らえられ、それまでの大首領連邦は終わったと。無くなったと。 そうなるしか無かったと。 これまでの増長のツケは、日本を過小評価…
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