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未来の日本 異世界に転移する  作者: 惣菊
2章 未来日本 過去の友人そして新たな動乱

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外伝 第27高機動RA大隊vs第7緊急対応防衛RA大隊 01

皆さん一方的な戦いも好きですけど量産機vs量産機の戦いも好きなんでしょ?

午前 12時30分 第6コロニー RA模擬戦闘場


町全体が廃墟となっているかのような模擬戦闘場からエンジン音がうなり声をあげている。


第27高機動RA部隊

彼らが使っているRAは

準主力RA 高機動型Fー22式「雷蝶」


高い機動性能を持っており地上でもブースターによる高い機動性で敵拠点を制圧する目的で開発された。


第27高機動RA部隊隊長の長瀬(ながせ)二佐の号令とともに、

30機の雷蝶が砂塵を巻き上げて一斉に走り出す。



「第2小隊、加速継続!

第3、4小隊は左翼へ回り込め!

第7防衛部隊がレーダー網を張ってくるぞ、死ぬ気で速度を維持しろ!

第1小隊は俺に続け!各員の奮戦を期待する!

これからの行動は各隊の隊長に任せる!」


「「「「了解!」」」」


機体もそれに答える様にエンジン音を唸らせる。


その頃…


同コロニー RA模擬戦闘場 防衛拠点


そこには第7緊急対応防衛RA部隊が鎮座していた。


彼らが使うRAは準主力級RA「炎機(えんき)


第7緊急対応防衛RA部隊・標準準主力機である炎機はビームコーティングが施されておりRAのビームライフルにとる攻撃を数発分なら余裕で耐えられる耐久性を持っている。


「第27が動いた。——全機、第2迎撃陣形へ移行!」


霧島二佐の指示で、皆が動き始める。


「こちら第3!所定の位置まで後30秒!敵を目視で確認!第3部隊全員に通達!撃ち方はじめ!」


「こちら第3!所定の位置まであと30秒!敵を目視で確認!

第3部隊全員に通達——撃ち方はじめ!」


模擬市街地のビル影から、赤い閃光が連続して迸った。


「敵機、射撃開始!散開しろッ!」


長瀬二佐の怒号が響いた瞬間、雷蝶小隊は一斉に姿勢を低くしながら、地面を滑るようにブースターで横へ跳ねた。


直後、先ほどまで彼らがいた道路が爆炎に包まれる。


炎機のビームバルカンは、量産機とは思えぬ密度で空間を染め、

雷蝶たちの高機動を力ずくで削り落とそうとしてくる。


「ちっ、防衛部隊のくせに弾幕がえげつねぇ!」


「油断するな!炎機は真正面からの撃ち合いが得意なんだ、速度で振り切れ!」

期末近いので更新やめます。


ちなみにクリスマスに4話


大晦日に4話

元日に4話投稿する予定

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