2-9 超巨大連合艦隊
このエピソードこの話の構想を考えて居る段階で書くことが決まってた。
後第39地方艦隊の名前が護衛艦隊から変更した理由は宇宙圏探索艦隊の護衛として一時的に名称が変更されていたからですねなので本来なので第39地方艦隊が本名です。
後御三家とか双璧とか四天王とかいろいろ名前が出てて分からないそこの君!
本文に説明文入れといたぜ!
八八艦隊 旗艦 「長門」 第一艦橋
艦橋において、司令長官山本隆が海を睨んでいた。
横には艦長大門良助が立つ。
先ほど自衛隊本部からからというより総理大臣から連絡があった。
我ら八八艦隊と大和艦隊に剣神艦隊そして現地からの援護として第39地方艦隊が合わさり超巨大連合艦隊を編成しそこに御三家を加えた超巨大連合艦隊を編成したと通達が来た。
その数
超神弩級宇宙戦艦 9隻
内訳
大和型3隻
長門型2隻
紀伊型4隻
超神弩級宇宙巡洋戦艦 9隻
内訳
天城型4隻
八重型4隻
未來型一隻
駆逐艦 6隻
宙母 4隻
大和型2隻
加賀型2隻
コルベット2隻
特型輸送艦三隻
という過去に類を見ない編成であった。
そして搭載しているRAの数は4500を超える。
現時点において日本国最強の艦隊が誕生した。
しかもそこに御三家の部隊が加わる
御三家とは100m級RAの特別な三機に与えられる勲章の一つだ。
通常の100m級のRAには与えられなく過去に大きな功績を残したパイロットとRAがいて初めて与えられるのだ。
勲章にも数種類が存在する。
まず一番上に将軍、次に双璧、そして御三家
それに続いて
四天王
五大老
六歌仙
七賢人
八将神
九傑
という名称がある。
これらを編成する時は首相の許可が必要なのだ。
本来なら防衛戦や緊急時以外で動くことのない朧、冥、煉獄の御三家が専用の輸送艦に載せられて運ばれリ・カーン王国に超巨大連合艦隊が到着する直前に超巨大連合艦隊に合流した。
さらに焔暗も合流したのだ合計で太陽系を一度の出撃で破壊しうる機体が4機も編成された。
そしてリ・カーン王国最後の一時間が始まった。
同日 リ・カーン王国 クロト伯爵管轄地 港町ロベール
「おい!あれを見ろ!」
港の見張り台で叫んだ兵士の指差す先、水平線の彼方に黒い影が次々と現れた。
海面が揺れ、波が打ち寄せるたびに巨大な艦影がその姿を露わにしていく。
「ば、化け物か……!?」
「違う……艦だ!全部、艦だ!!」
肉眼では到底収まりきらない巨体。
空を切り裂くように現れた艦隊は、もはや「船」という概念を超えていた。
海上を走るのではなく、まるで空間そのものを押しのけながら進む。
その中央、堂々と進む旗艦――「長門」。
艦橋上で山本隆は双眼鏡を下ろし、静かに呟いた。
「――これが、連合艦隊の総力だ。」
隣で大門艦長が頷く。
「総理からの命令、確認済みです。作戦名はD-1。目的は、リ・カーン王国指揮系統の麻痺に都市機能全て無くす事実上の国の抹消です」
「了解した。全艦、主砲装填――!」
艦内に響く警報、そして艦橋に集う士官たちが一斉に動き出す。
巨大な砲門が海面を向き、重力制御装置が作動するたびに船体が微かに震えた。
その時、空を切り裂くような轟音が響く。
上空を見上げれば、黒い影が一機、軌跡を描いて降下してくる。
「焔暗、発艦確認!」
通信士が叫ぶ。
漆黒のRA――焔暗
その姿はまるで闇を纏った炎。全身のエネルギーラインが赤く脈動し、翼のような推進装置から黒炎が噴き出す。
「焔暗より長門へ。これより降下作戦に入る。」
無機質な通信が艦橋に届く。
「頼んだぞ、焔暗。お前が道を開け。」
「了解。」
一瞬の静寂ののち、焔暗は姿勢を変え、光の矢のように地上へと突入していった。
その後ろにも前にもそこには何も残っていなかった。
その軌跡の後ろで、連合艦隊の全砲門がリ・カーン王国を狙う。
「全艦、発射用意――」
山本の声が艦橋に響く。
「撃て!」
轟音
閃光
そして――空と海が白く染まった。
同時刻
「御三家、降下開始を確認!」
通信士が声を上げる。
山本隆は海図の上に視線を落とし、短く指示を出した。
「全艦、火線統制を御三家の軌道に合わせろ。彼らが抜けた後、主砲斉射を行う。」
「了解!全艦、照準同期完了!」
大門艦長が声を張り上げる。
「各艦、臨戦態勢! ――これより作戦を開始する!」
――上空:御三家通信チャンネル
『こちら朧。高度5万を突破。降下ルートに乱流あり、修正する。』
『冥、了解。敵対空網を感知。四十秒後に迎撃を受ける。』
『……煉獄より全機へ。構うな、そのまま突き抜ける。』
紅蓮の光が爆ぜた。
煉獄の機体から放たれたエネルギーシールドが展開し、敵のあらゆる攻撃を次々と焼き払う。
閃光が空を裂き、雷鳴のような爆音が地上に轟く。
『冥、射線確保――敵指揮所を視認。座標送る。』
『朧、同期完了。』
三機が一瞬、整列した。
そして――
『御三家、同時攻撃――開始。』
光が、世界を覆った。
朧の光刃が空間を切り裂き、冥の重粒子砲が地表を貫き、煉獄の炎が全てを焼き尽くす。
港町ロベールの防衛隊は、1秒と持たなかった。
――旗艦「長門」
「目標、完全消失を確認。御三家の攻撃によって敵主戦力壊滅。」
山本隆は静かに息を吐いた。
「……始まったな…もうリ・カーン王国は国民もろとも塵とかすな…」
大門艦長が頷く。
「地上への降下部隊、展開を開始します。」
「行け。御三家に続け。」
通信が交錯し、八八艦隊の甲板から次々とRAが射出されていく。
その数およそ2400機…
空を舞う光の集団――それはまるで、神々の軍勢だった。
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