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未来の日本 異世界に転移する  作者: 惣菊
1章 未来日本 異世界に転移する

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1-27 我が敵よ震えて眠れ 後編

通常のRAには様々な分類がされております。

精鋭機として分類されるカタストロフ級これが一機あるだけで他国の圧力になりえます。


主力機は基本的に量産がしやすく配備などが簡単に出来るRAのことを指す。ここで量産機は弱いと思うかもしれないが、日本国に登場している龍石や、烈風などもここに当たります。

そして精鋭機と主力機の中でもカタストロフ級や、カテドラル級などの様々な級があります。


後今回は敵側視点で書かせていただきました。

遡ること20分前


トループ王国軍事都市 アーロ


同都市 軍事学園ミーズ


「俺大人になったら軍に入ってドラゴンを操って色々な国を攻め落として王様から直々に勲章をもらうのが夢なんだ~」


そう言っているのは今年で13歳となる少年ガストンで彼は幼いころから軍人になる事を夢見ていた。


その為にかれは一生懸命勉強していてクラスメイトからは尊敬の目で見られている。


この国では軍人とはだれもが憧れる、特にドラゴンに乗って戦う龍騎士(ドラゴンナイト)に憧れを持っていた。


そんな彼をみんなこころよく思っており、みんながそんな彼と自分の将来を話す。


「俺らはあと少しで戦場に出られるらしいぜ!今日の軍事発表で海軍が海戦で大勝利して制海権を確保、日本本土に向かっているらしいよ」


「陸軍も帝国本土に攻撃を仕掛けてほぼ国境沿いの都市は壊滅してるらしいよ!」


そんな感じでいつもの様に自分たちの軍隊がいかに素晴らしいか話している時…


「おーいお前ら~もうすぐ実践演習だから校庭に集まっとけ~」


そう担任の声を聞いた生徒たちはおのおの鎧と槍やローブに杖を持ち校庭に向かった。


「今日はチームに分かれて団体戦を行う!まず…」


次の瞬間、爆発音が鳴り響いた


「なんだ!何が起きたんだ!」


クラスのみんなが爆発したほうを見つめる。


その瞳には真っ赤な炎と黒煙が見えていた。


「おい…あそこの方向って…アーロ軍事基地の指令所のほうこうじゃないか!?」


だがガストンだけは別の方向を見ていた…


「おい!あれを見ろ!魔道騎士だ!」


彼が指をさした方向には全身が赤くじっとこちらを見つめていた。


まるで嫌悪しているものを見ているかの様に…


そして…


一人の生徒がそれに向けて魔法を撃つ


「くそ野郎!これでも食らいやがれ!ファイアーアロー!」


だがそれは見えない壁により阻まれた。


「なっ!!」


そしてそれは地上に降りる…


次の瞬間光る何かが目の前を通り過ぎた瞬間…後ろにあったミーズ学園が爆発と共に爆発した。


そして爆発と共に破片が飛び散る。

その中には人の腕や顔の一部が焼け焦げた姿で校庭に落ちた…


それを見たみんなは息をのみ絶叫した…


「おい!今何が起きた!」


「あそこの方向って…いまローズがいるクラスが授業やってるはずだよな…

あれ…これは夢だよな…

あそこにはローズがいるんだ!

なんで…なにが起きた!」


そして立て続けに赤い魔道騎士は学園と周りの建物を焼き尽くす…そして大きい爆発音がしたかと思うと赤いのとは違う魔道騎士が立っていた…

そしてそいつの後ろには本来あるはずの基地や町が荒野となり果てていた。


「なんなんだよ…これ…」


あるものは嘔吐し目の前の現実を拒否した。


だが…


「みんな武器を持て!俺らであの怪物を倒すんだ!」


ガストンがそうみんなを鼓舞する。


「ガストン…そうだよなお前の言う通りだ!俺らであの化け物を倒すぞ!」


彼の友人であるロイドもその意見に乗っかる。


「魔法を打てる奴は撃ち続けろ!近接武器を持ってる奴はあいつの懐に入ってこうげきするぞ!」


彼の的確な指示により皆が勇気を持ち魔道騎士に攻撃を仕掛ける…


そいつがこちらを見た瞬間、それから声が聞こえた。


「こちらは日本国自衛隊所属の村雨歩です。直ちに行動を止め退避してください」


だが…


「みんな!立ち向かえ!足を止めるな!」


ガストンたちはその言葉に耳を貸さずにそのまま突き進んでしまった…


その事に


「こちらは日本国所属RA村雨歩です!

これ以上近づかないでください

安全のため、ただちに後退してください。」


「敵に一矢報いるんだ!あの怪物を倒せ!」


「繰り返します。接近を中止し、ただちにその場を離れてください。

このまま接近を続けた場合、威嚇射撃を行う可能性があります。」


「これは最終警告です。

接近を継続した場合、威嚇射撃を含む制圧行動を取ります。

安全のため、直ちにその場から退避してください。」


「これは警告です!

直ちに行動をやめ、退避してください!」


烈風が対人機銃をかれらの100m前方で撃つ。


だが…


彼らはそれを聞いても止まることはなかった。


「これ以上の接近は重大な脅威と見なされます。

繰り返します、これは最終通告です。

現在、威嚇射撃が実施されましたが、それでも行動を中止しない場合、

安全確保のための制圧措置を実施します。」


「直ちにその場を離れ、後退してください。

これが最後の警告です。」


そういうとそれは手に持っていた銃をこちらに向ける。


そして…


銃口が光ったと思うとその光が前にいた人達を包み、熱を帯びながら俺たちを吹きとばした。






こうして俺は意識を失った…


目をさますとそこにはすべてが荒野と化し学園は呻き声だけが響き、人であったなにかが横たわっているだけだった…


ふと横を見てみると…


右足がなくなったロイドを見つけた…



「ロイド…おい!ロイドしっかりしろ!」


だがすでに彼の体は既に生きるのをあきらめてしまった…


自分の…


号令で…


何人死んだんだ…


なあ神様…


俺は…


何人仲間を殺した?

期末テストまで後2週間ぐらいなのでしばし活動を休止させて頂きます。


次はトループ王国の首都に攻撃していよいよ戦争を終わらせようかなと考えております。なのでようやく一章が終わりますね。


2章目からはムーとアトランティスとの交流を深めたりしようかなと考えております。

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― 新着の感想 ―
ガストン少年のように、『軍隊に入って他国を打ち破ることを夢見ていた』子供たちや、日本を恨む子供たちに対しては、こう言ってやらねばなりませんね。 「君たちの祖国は、他国に対して、我が国がしたよりはるか…
トループ王国の中枢部が、自分たちの愚かさに気付くのはいつなのでしょう。 ガストン少年が気付いたように。 そして、ガストンの未来はどうなるのでしょう。 日本への復讐の鬼なのか。それとも、熱烈な反戦主義者…
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