1ー24 医療大隊
本編ようやく再開
本編更新せずに5か月間なにをしていたかって?遊んでた
最初の半分ぐらいは車両の説明だよん
医療大隊は数多くの部隊が存在する。
1番から100番まで存在する。
そんな医療大隊の編成は一律この様になっている。
○ 89式救助車100両
○ 96式炊事車20両
○ 89式護衛装甲車 20両
○ 99式救援車 10両
計100両隊員の人数は5000人を超える
まさに戦場を駆け回る衛生兵の様なポジションである。
89式救助車は車両を白を基調としたデザインで車両の上部にはしご兼クレーンを装備しておりクレーンは最大で200mまで展開が可能である。
又キャタピラにより走行しているため安定性を保ったままどの様な現場でも活躍が出来る様に設計されている。
内側には最大で40人の病人を乗せることが出来るきさらにAI搭載の医療用ロボが20機配備されている。
大きさは全長15mを超えそこにいる限り死ぬことはないと自衛隊の中では評判である。
なぜならミサイルの直撃を受けてもダメージがさほど通らない様にシールド発生器がついている。
更に高度な医療技術により内蔵を全て失っても再生が可能という素晴らしい性能があるからである。
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96式炊事車はその言葉通りご飯を提供するための車両だ。
専用の巨釜が2つついておりこれにより一度に100人のご飯が提供が出来る。
さらに開発者の中には熱狂的な旧日本軍の海軍ファンがいたのか補給艦「間宮」と同じくお菓子なども作れる様に開発されている。
一つの車両につき3日分の食料が備えられている為その巨大さが分かるだろう。
全長は7m、そのうちの2mは食材などの置き場に使用されている。
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89式護衛装甲車
大隊の守備はこの車によってなりたっている。
シールド発生器に加えCIWS5連装それに加え陣地制圧型のロボを10機搭載している。
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99式救援車
この車両には主に食料や、医療機器、簡易住居などの生活に必要な機材が数多く備わっている。
搭載できる簡易住居は最大で30個搭載が可能である。
この車両は直接的な救助にはあまり向いてないが長期的に考えると最も重宝される一つである。
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そんな医療大隊が日本本土から輸送艦「おおすみ」に乗り遠路はるばるここまでやってきたのだ。
第一医療大隊 総合指揮官 水沢紫苑
「現場まで後10分で着きます」
「現場の様子は?」
「すでに未來率いる第39護衛艦隊が救助に当たっていますが、医療機器が足らないそうです」
「グランツにいる住人の数はおよそ10万人ですが、搭載されている医療機器では3000人程しか救助できないそうです」
「分かった」
「護衛装甲車にも医療機器をつんでいますが…数が足りませんよ」
「何を言ってるんだ?我々がいる以上死人は一人も出せんぞ。気合いいれろ!
やる前から諦めるな!」
「まもなく現場に到着します!」
隊員達に一気に緊張が走る。
「おいあれを見ろ!」
グランツでは所々まだ黒煙が昇っていた。
「まだ消火がすんでいないのか…
まあ消火機能なんて通常の軍艦にはついてないしな」
「消火班を編成し、到着次第に向かわせろ」
「了解」
医療大隊 消火班隊長 日下部竜馬
「放水用ロープ準備完了現在火災が起きてるのは30か所、そのうち16か所に要救助者アリだそうだ」
「総員耐火スーツ着とけ!絶対火災現場に入るから!」
作戦を伝えながら隊長そして隊員は耐火スーツに身を包む。
「残り3分で現場だ!気を引き締めろ!」
「そんな緊張するな!俺らがいる以上都市にいる奴らはだれも死なんよ」
隊長である竜馬は隊員たちを励ました。
そんな彼のおかげか隊員たちは過度な緊張を解き顔にはうっすらとだがはっきりと決意が固まった目をしていた。
「現場到着一分前!全員いつでもいけるな!」
「「「「はい!!」」」」
その瞬間車両に到着を合図するブザーが鳴り響いた
「全員火災現場Aに急行するぞ!救助隊との連携を密にして行動しろ!
住民の安全を最優先に考え行動しろ!後…必ず生きて帰るからな!」
そして停車と共に開かれた扉からいきなり3000人以上そしてクレーンが伸び始め付近一帯の救助作業が行われ始めた。
第一消火班 隊長 三野安
「こちら第一消火隊、火ーA地点火災により家は炎に包まれている。
サーモグラフィイにより要救助者2名確認これより救助を試みる」
「了解。直ちに要救助者を救助せよ」
「了解!入るぞ!」
「「「はい!!」」」
彼らは恐れることなく激しい炎が立っている家に入っていった。
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「お兄ちゃん…熱いよ…助けて…」
アルは今にも消え入りそうな声で兄に助けを求める。
「大丈夫!必ず助けは来るから!」
兄であるロンは弟を安心させるため力を振り絞って声をだす。
ああ…
意識が…
弟は…
息をしてるか…
弟だけでも…
助けてくれませんか?
神様…
「要救助者二名発見!大丈夫だ!両方息をしてる!」
「両方酸欠だ!いったん外に出すぞ!」
「高木!お前はそっち持て!」
なんだ…
誰かに抱きかかえられている…
助けてくれたのかな…
良かった…
こうして彼はそのまま意識を失った。
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医療大隊 救助部隊
「申し訳ありませんこちらは対応出来ません」
「そんな…娘が今どんな状況なのかわかってるんですか!?」
ひとりの自衛官が娘を抱いている男性をなだめていた。
彼の目には涙が溢れその涙は娘にもかかっていた。
娘は顔が血だらけで、右足がなくなっていた。
「お願いします!入れてください!」
男性が自衛官に泣き叫びながら言う。
そんな彼の後ろから肩に手を乗せた。
「大丈夫です。その子は私たちが必ず治します」
彼の声は力強くそして優しい声で男性をなだめた。
「こちら医療班A推定年齢8歳右足欠損頭部に損傷ありメデンを使う」
彼は腰から何かを取り出しその女の子にうった。
次の瞬間頭からの出血が止まり徐々に足が治り始めていた。
「奇跡だ…」
だれもが見て思うはずだ。
これこそが神の御業だと。
高校一年生最初のクラス分け友達多くて助かるが隣に高校から来た奴が悪口しか言わん奴がいてむせび泣く…




