表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
未来の日本 異世界に転移する  作者: 惣菊
1章 未来日本 異世界に転移する
14/47

1−7 日本よ汝何処へ

これが来週の分だと思って我慢してください

中央暦1647年 5月2日午前6時19分 クラウジス大陸


ついに、トループ王国が、100隻以上の大艦隊を帝国の領海に侵入されたという情報が王国にいるスパイから伝えられ、クワル伯爵領に基地を置く帝国海軍第6艦隊は蜂の巣をついた様に忙しく動いていた


第6艦隊は戦艦1隻、軽巡2隻、駆逐艦3隻という小規模な艦隊であった。


隊員たちは慌ただしく動き回り出港の準備がほぼ終わり始めていた


艦船の数はおよそ6隻


その後に第1艦隊そして第2艦隊を含めた計30隻の艦隊で迎え撃つ予定であった


「我が艦隊は強い勝つはずだ…」


戦艦ウェラの艦長アンドリューは、海を眺めながら、ささやく。


「しかし…敵は100隻を超える大艦隊、我々は何人生き残る事ができるだろうか」


部下に本音を漏らす。圧倒的な物量の前にどうしようもない気持ちがこみ上げる。


『艦長!日本国から連絡が届いています』


もう一人部下の一人が報告する。


「読め」


『はっ!本日夕刻、日本国の艦隊3隻、宙母2隻と宇宙戦艦1隻が援軍として、ノスの沖合いに到着する。我らは、我が軍より先にトループ艦隊に攻撃を行うため、観戦武官1名を彼らの旗艦に搭乗させるように指令する』


「何!?3隻だと間違いではないのか?」


「間違いではありません」


「やる気はあるのか、彼らは………敵は100隻だぞ…しかも観戦武官だと?3隻しか来ないなら、観戦武官に死ねと言っているようなものではないか!!部下を送るようなまねは出来ないぞ!」


「………私が行きます」


部下の一人であるエマーソンが発言する。


「しかし………」


「あの圧倒的な技術力を誇る日本の事です。もしかしたらでもあるのかもしれません」


「すまない………たのんだ」


その日の夕刻


エマーソンは、目の前に現れた艦を見て目を疑っていた。


その艦は、彼女の常識からすれば、とてつもなく大きかった。



日本との接触の際に、クロン侯爵が400m級の艦を臨検したという話を聞いていた…


しかし、今彼が見ている艦たちは、遠くの沖合いに停泊しているにも関わらず、とてつもなく大きく、そして煙突がついていない


やがて、その大きな艦から、ヘリと言う物が飛んできた。

 

事前に連絡は受けていたが、どうやら乗り物らしい。それが近づくにつれ、大きな風を受ける。



原理などは理解出来るものの我が国の技術では到底作れない乗り物に乗り、艦へと移動した。



フワフワのシートに座り、ほとんど揺れずに「それ」は進んだ


帝国の主力航空戦力であるワイバーンよりも遅いが、遥かに快適で、人が大量に運べる。


やがて、母船が見えてくる。


その大きさに驚愕する。


彼女は、自分の理解の範疇で、RA母艦を理解しようとしていた。


RA母艦 天鳳型「鳳凰」


30機のRAが同時発着出来る、海上自衛隊の主力戦力の一つである。


カタストロフ級RAミスト、クラック、メルーシェ、オーブ、ポプラネグラ など合計300機が搭載されている。


そして 草薙型宇宙戦艦「草薙」


98式レールガンが8問搭載されており100m級のRAを2機搭載ができる


さらに画期的なレーダーシステム96式や95式空間遮断バリアなどの最新システムなども導入されている


世界の中でもトップクラスに性能が高いのである


最後に 稲妻型宙母 「雷」


鳳凰よりも同時発着の数は少なく20機のRAが同時に発着可能で、鳳凰よりも収容機の数は多く315機程搭載されている


彼は甲板に上がり司令部へと向かいやがて艦長と出会う。


「艦長の高野です」


「プロン帝国から来ました観戦部官のエマーソンです。このたびは、援軍感謝いたします」


「さっそくですが、我々は、王国の船の位置をすでに把握しており、ここより西側200kmの位置に彼らはおります。船足は、27ノットでこちらに向かってきております。我々は2時間後に出航し、王国に引き返すように警告を発し、従わなければすべて排除する予定ですので、明日までは、ゆっくりとされてください。」


エマーソンは驚く。彼らは、自分たちだけで、帝国の協力を得ずに、100隻の大艦隊に挑むつもりなのだ。

 確かに艦は大きく、RAで何隻かは簡単に轟沈できるだろう。しかし、たったの3隻で、100隻に挑んでいくのは、やはり自殺行為を思われた。


また砲が一隻のみに搭載されているだけなので彼女は不安でいた


二時間後


鳳凰を旗艦とした3隻は出航した。


エマーソンは驚愕する。


なんと言うことだ空に浮いているだとあり得ないそして速い!


我が軍の最大速力を誇るスラー型艦を遥かに凌駕している。そして・・・他の艦との距離が遠すぎる。

 艦隊は約50ノットで西へ向かう。やがて、水平線の向こう側に、トループ王国軍が、姿を現した。


トループ王国第1艦隊 海将 オクトー


「いい景色だ。美しい」


 大海原を美しい艦が風を切り裂きながら進む。その数100隻、陸軍と海軍の合同作戦として城塞都市ワダートに揚陸するために向かっていた。


それと同時にトループ王国の陸軍は経済都市ミノを占領するために向かっていた


見渡す限り船ばかりである。


これだけあれば世界の全ての利権を取る事さえできるのかもしれない…


そんな事を彼は考えていると空に1つの黒い点が近づいている事に気づいた


何かがこちらに飛んでくる。


 まさか、帝国のワイバーンか?………いや、違う。何だ!あれは!?


人のような形をした物体が、こちらに飛んでくる。


見たことの無い"それ"が、飛んでくる様は、異様な光景であった。


「こちらは日本国海上自衛隊です。あなた方は、プロン帝国の領海に侵入しています直ちに引き返しなさい。これ以上の領土侵犯を認めるわけにはいきません。直ちに引き返しなさい。繰り返すーーー」


「ふざけた真似をしよってぶっ殺してやる!総員対空対空戦闘ヨーイ」


「総員対空対空戦闘ヨーイ」


「主砲一番から三番まで装填完了!」


「第3艦隊から全艦戦闘準備が完了したとの報告」


「第2、及び第4艦隊からも同様の報告を受け取りました」


こうして戦闘の火蓋は切って落とされるのであった

僕が書いている"プレイヤーに国を滅ぼされたので仲間と共に倒そうと思います"あるじゃないですかあれいよいよ本編が始まりますでも累計で三十五人しか読んでないんですよね…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ