3-40 精鋭vs最恐
新約聖書を小説にしてみたものを書いてる今日この頃
雷帝――
雷帝・神城雷牙
氷帝と並び称される、九傑の一角。
ヴァルグが笑う。
「ほう……もう一体の“帝”か」
「いい……まとめて来い」
雷帝が一歩前に出る。
「その態度、気に入った」
次の瞬間。
迅雷が消える。
雷速。
ゼル=ヴァルガの側面に出現。
拳が叩き込まれる。
電磁衝撃。
装甲が焼け、弾かれる。
「速い……!」
初めてヴァルグが驚愕する。
共闘
紀晴が通信を開く。
「雷牙……来るのが遅い」
「道草食ってた」
「嘘だな」
「バレたか」
短い会話。
だが、それで十分だった。
「連携するぞ」
「ああ」
氷と雷
氷帝領域、再展開。
雷帝加速、重ね掛け。
戦場の温度が下がり、
同時に電磁場が暴走する。
その中心で――
二体の帝が動く。
連携攻撃
衛騎が重力場でゼル=ヴァルガの動きを一瞬止める。
その隙に迅雷が背後へ回り込む。
「雷帝式――貫穿」
超高密度電磁槍が生成される。
同時に紀晴が言う。
「重力拘束、最大」
ゼル=ヴァルガが一瞬だけ固定される。
そこへ――
雷が突き刺さる。
胸部装甲貫通。
内部回路が焼き切れる。
決着
ヴァルグが最後に笑う。
「……なるほど……これが日本か……」
機体の出力が落ちていく。
ゼル=ヴァルガ、停止。
戦後
宇宙に静寂が戻る。
衛騎は膝をつきながらも立ち続ける。
迅雷がその隣に降り立つ。
「無事か、紀晴」
「……なんとかな」
二体の帝が並び立つ。
それはまさに――
地球圏の象徴。
千歳 艦橋
副官が震えた声で言う。
「敵RA……撃破」
紀晴はゆっくりと言う。
「これで、突破口は完全に開いた」
雷牙が笑う。
「じゃあ行くか」
「――反攻の時間だ」
「九傑を集結させろ!
徹底的に倒しに行く!」
未來を出すときいつもあまり出せていなかった時期の事を思い出してる。




